いつもお読みいただきありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。
＊
いきなりですが
みなさんは、自分に優しくできていますか？
自分に厳しいという自覚、お持ちでしょうか？
カウンセリングでお話をおうかがいしていると
自分に厳しすぎることで、恋愛や対人関係、仕事がうまくいっていない
空回りしているということが起きていることも多かったりします。
私たちは、
自分に日頃かけている言葉を身近な人にかけてしまう、という心理を持っていますから
自分に厳しい時には、人にも厳しい目を向けがちですし
自分に優しくしている人を見たら「もっと頑張れよ！」って感じてしまいがち、なんですよね。
ちゃんとしなさいよ！とか
普通、こうでしょ？とか
みんなも我慢しているのよ！とかね。
ですからカウンセリングでは、もちろん
カウンセラーと共に、いままで頑張ってきた自分さんとか。
健気な自分に気づいていき、受け入れていくということを取り組んでいったりするのですけども
自分でも、自分に寄り添えるようになってくるといいかなぁって思うのですよね！
一番あなたの近くにいる人、一番長く一緒にいる人は、あなた自身ですからね＾＾
でも。
「自分でも、自分にもっと優しくしてあげましょうね」とか
「自分に寄り添ってあげてくださいね」とカウンセリングでお伝えすると
「いったい、どうやってですか？」
「やったことがないので、やり方がわかりません」
と高確率で聞かれたりするんですよね。
・・・大丈夫です、服部もでした（苦笑）
ということで！
今日はそんなあなたに、2つほど
自分に寄り添うコツを伝授したいと思います。
よかったらお試しくださいね。
泣きたいときに泣けなくなっちゃったあなたへ
たとえば・・心優しき頑張り屋さんの中には
「つらいときに、つらいといえない」
「泣きたいときにほど、泣けない」といった状況に陥っている方も多かったりします。
その心理の裏側には
自分と人のつらさやがんばりを比べて
「このぐらいでつらいだなんて感じちゃいけない」
「きっと、あの人の方がつらいはず」
「私は、あの人ほどできていないのに、つらいだなんていう資格がない」
そんなふうに、なかったことにしちゃっていることがあるのですね。
実際にね、自分の身近に
大切な人のために犠牲や我慢をしてきた人がいたり
助けてあげたいと思う人がいたりする、ということもありますし
「もっと私ががんばれたら、みんなが楽になるんじゃないか」
「私があのとき、ああしていれば、こんなことにはならなかったんじゃないか」
そんな罪悪感から感じていることもありますが・・
こんなときに、なかったことにするのではなくて
他の人と比べたら、ちっぽけなことかもしれない。
過ぎたこと、いつまでもクヨクヨしていても仕方がないと思う。
強くありたい、こんなことで立ち止まっているわけにはいかない、それもあなたの愛だけれど。
「そうか。私はつらいって感じているんだね」
「そうか。いま、私には余裕がないんだね」
周りの事情とか、横に置いておいて。
今の自分を、そのまま認めてあげる。
これも、十分に「寄り添ってあげる」ことになると思うのですね。
つらさは人それぞれです。比べる必要はありませんし、
つらいと認めることと、誰かを責めることはイコールではありませんから
あなたの心が「つらい」って言っているのならば、その声を大切にしてあげて欲しいんです。
そうやって寄り添ってあげると、心の奥にしまいこんでいた
つらさにようやくアプローチができるようになる、
つまり、癒しを進めることができます。
誰かを助ける心の余裕ができたり、
わだかまりが解けて、その先に進んでいくことができるようになったりしますからね。
やりたいことが分からない、彷徨っているあなたへ
ちなみに、寄り添うことは
ネガティブな気持ちだけでなく
好き、とか、楽しい、とか、やりたい、とか、欲しいとか
ポジティブな欲求にも、とても効果的なんです。
案外ですね。
つらいことをつらいと認めるより
やってみたいこと、欲しいものを認めることの方が抵抗あったりするんですよね！
大人の私たちってね。
たとえば・・
「今年のクリスマスはラブラブなパートナーと、素敵な時間を過ごしたい！」
「やったことはないけれど、あの仕事をやってみたい！」
「こういうことを大切にできる、自分でありたい！」
「もっともっと、評価されたい！」
「異性から、ちやほやされたい！」
「もっともっとお金持ちになりたい！」
「仕事なんてせずに、楽して生きていきたい！」
・・・想像するだけで、嫌な汗をかく方もいらっしゃるかも。
「いやいやいや、そんなこと思っちゃダメでしょ〜！」
「大人としてどうよ」「もうすこし、地に足をつけたらどう？！」
「現実を見なさい」「身の丈を知りなさい」
みたいな＾＾；厳しい自分が出てくるかもしれませんけども！
実は、自分がもっている欲求を自由気ままに寄り添い、認めてあげると
表面的な欲求（思考、ともいえるかも）から、どんどんと深い部分に気づけるようになってきて
心の奥の奥にしまい込んでいた情熱にアクセスできるようになってくるんですね。
すると。
やらなきゃ、やらなきゃと恐れで動いたり
義務感や、やらされ感で動くのではなくて
自分の中から溢れる気持ちで、動けるようになる。
心と行動が一致することで、楽に前に進むことができるようになってきたりするんですね。
まるで、お芋さんを掘るときのように
いもづるしきに、大切な大切な思いを、掘り出せたりするのです。
寄り添うことは、前に進むための第一歩。
今日は「寄り添う」ということの効果をお伝えしました。
いま、つらい気持ちを抱えているよーという方はね、
人と比べずに、その自分さんにただ寄り添ってあげる。
どんなに情けない自分も、理不尽な自分も
そうかー、そう感じているんだね、って思ってあげる。
形からでいいですからね。よかったら、やってみてくださいね。
また、行き詰まっていたり、やりたいことが分からない。
そんな方は、よかったら、ちょっと時間をとって
あなたの欲しいもの、やりたいこと、好きなこと。
ガーっと書き出してみるといいかもしれません。
うわー、こんなこと思っちゃってるんだ！恥ずかしい！
そういうことが出てきたら、うまくいっている証拠ですよ。
そうそう、時期的にも、そろそろ12月ですから！
今年のクリスマスに、自分にあげたいプレゼントを見つける気持ちで書き出してみるといいかもしれません。
大切な人へのプレゼントも大事ですが
大切な自分へのプレゼントも、大事ですからね。
＊
・寄り添う感覚が分からない・・。
・なかなか、自分一人では寄り添えない。
・ひとりだと、抵抗感があって、悩み混んでしまう。
・たのしく、楽に掘り下げてみたい。
そんな方はカウンセリングもどうぞ。
自分一人でやらなくても、大丈夫。
二人三脚でいきましょうね。
この記事が、心優しき頑張り屋さんの参考になれば幸いです。
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