いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
6月に入り、10日ほど経ちましたね〜。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
服部は、今週はお休みをいただきまして
両親と一泊旅行に出掛けてきました^^
親子3人で旅行だなんて、どのぐらいぶりでしょう(というか、はじめてかも!)
とにかく、ゆっくり過ごしたいとのことだったので
父の運転で北陸へ!
父には、長距離の運転をお願いしたので、道中、すこしでも楽しんでもらえたらと思い
両親の気に入りそうな昭和歌謡を山ほどかけまくった結果、
最終的には「イントロクイズ」になり、車内で盛り上がりましたよ。
「この曲は、中学生の頃に流行ってたなー」
「この曲が流行ったときには、一緒にいたかも」
「この人のコンサートは、二人で行ったなぁ」
ふたりが楽しそうにしていたのが
私にとっては、旅行中の一番の思い出かもしれません(笑)
よかったよかった。
いや〜〜〜、こんな日が来るだなんてね。
人生、何が起きるかわかりませんね。
*
さてさて、長い前置きは置いておきまして。
今日は、周りの人の感情や空気を読み過ぎちゃって
心がクタクタになりやすい、繊細なあなたに向けての記事を書いてみたいと思います。
周りで言い争いが絶えなくて、心がクタクタになってしまいます・・というお悩みは多い
パートナーであったり、親子であったり
職場の対人関係であったりで、いつもトラブル続きなのです、
といったご相談をお伺いすることがあります。
それは、もちろん辛いことですから
悩まれるのも無理はないことだと思うのですが
自分が攻撃されているわけではないのだけれど
周りで言い争いが絶えなくて、心がクタクタになってしまっている。
そんなご相談も、実はカウンセリングでは多かったりします。
たとえば、同じ部署内の上司が、ある部下をいつも叱ってばかりいる。
たしか、よくミスをしたり、空気を読めない発言をしちゃったりして
叱られる要素は満載ではあるのだけれど・・・どうしてそこまでガミガミいうわけ?
ふたりをみていると、まるで自分のことのように辛くなってくる。
みたいな。
*
言動などから人の感情を感じ取ったり、共鳴しやすかったり、
敏感に反応をするということ自体は、素晴らしい才能なんですよね。
日常の忙しさに埋もれて見逃してしまいがちな
美しいものや喜びをキャッチすることにも長けていますし
まわりに「穏やかさ」を与えてあげられたりもします。
繊細な方って「え?これぐらいは、みんな感じるでしょ?察するでしょ?」って誤解しちゃいがちですが
あなたがもっている素晴らしさであるわけですよ〜。
カウンセラーもね、いえば、自分の中にある繊細さをフル稼働して
カウンセリングをご提供させていただいていたりします。
実は、いくら心理学の理論を学んでもね、感じ取る心がないと
カウンセリングってご提供できないのです^^;
クライアントさまおひとりおひとり、心や状況って違いますし
カウンセリングは二人三脚で作っていくものですからね
心と心がつながっていないと、心を癒すアプローチはご提供できないのですよねー^^;
繊細さって、そんな豊かで素晴らしい才能でもあるのですが
繊細であるがゆえに
怒っている人を見ていると、気分が悪くなってくるとか、自分まで腹が立ってくるとか
まるで人の痛みを自分のことのように感じるとか
相手の感情に飲み込まれてしまって、自分の心のコントロールができなくなってしまう、
そんなお悩みを抱えていらっしゃる方も少なくないよう。
人付き合いが億劫になっちゃったり
怒りに共鳴して、自分まで怒ってしまったり・・^^;
「いやいや、繊細だから仕方がないよね〜だけじゃ、どーにもならないんだけど><」
繊細すぎる私を救う方法を教えてほしい!そんなふうにお困りの方も多いかも。
うんうん。そりゃそうですよね。
今日は、心理の視点から
繊細になりすぎてしまっているとき
自分の心の中でどんなことが起きている可能性があるのか?
そして、繊細な自分と手を取り合って生きていくために大切な視点をご紹介したいと思います。
「怒り」に繊細になり過ぎている時に、見つめてみるといいこと
1.私は役立たずだという心理からくる罪悪感
たとえば「何もできない自分に対して、罪悪感を感じている」というケース。
本当は、優しい言葉をかけてあげたいと思っているのだけれど
遠くで見ているだけの自分、なにもしていない自分を無意識に責めていることで、気持ちが辛くなっている。
私たちは、なにかをしてしまった罪悪感も感じますが
なにもしていない罪悪感というのも感じると言われています。
ちなみに「怒られている側を助けたい、怒っている側に対して怒りを感じている」だけでなく
「あれほど怒っているということは、あの人にも、なにか辛いことがあるのだろうか」なんて
怒っている側に対して、共鳴していることも多いよう。
怒りの下には「助けてほしい」「わかってほしい」「愛してほしい」といった
悲しみや寂しさがいっぱいいっぱい詰まっていますし
その奥には・・・その人なりの愛があったりします。
参考記事:パートナーの怒りが怖くて、顔色を伺ってしまうとき〜怒りの下の本当の気持ちに耳を傾けてみる〜
敏感な方ほど、どっちも感じ取れるからこそ、
板挟みみたいになってしまって苦しいのだと思うのですね。
ですからね、こういうときには、
あなたのなかに「助けてあげたい」という気持ちがあるのだということ
どちらも私にとって大切な人なのだ、笑顔でいてほしいという願いがあるのだということ
そんな自分の愛の大きさに、まずは、気づいてあげるといいかもしれませんね。
2.過去の再体験をしている
たとえば、子供の頃、両親が顔を合わせるたびに言い争っていた。
一方的に罵る父の言葉に「どうしてそんな強い言い方をするんだろう」と腹が立つ。
「だったらどうして結婚したの」「お母さん、かわいそう」と辛くなってきて見ていられなかった。
過去、大切な人が仲違いをしてしまった。
それを見ているしかなかった、どうしようもなかった、
こういう経験をしていると、
本当は助けてあげたい。
でも、ちっぽけな私には、二人の争いを止める術もないし力もない。
今、目の前で同じような状況をみたときに、
あの時感じた辛さを感じてしまう、ということがあるのですね。
また、自分が叱られた経験が傷になっていて
叱られている側に感情移入し過ぎてしまうというケースもあったりします。
昔、怒りん坊だった自分を重ねてみていることもあるかもしれませんし
あなたがあなた自身を、ひどく責めていて、それを外に映し出しているのかもしれません。
こういう場合は「ここに心の傷があるよ」と教えてくれるサインであり
「被害者・加害者」といった争いのステージから卒業して、
お互いに理解し合う「無害者」へのステージの入り口にいらっしゃるということでもありますからね^^
自分の心の整理をして、心の中の争いを終わらせてあげることで、感じ方が変わることも多いみたいですよ。
カウンセリングも良かったらご活用くださいね。
あなたの繊細さを、”愛のために”使うという視点
繊細であればあるだけ
周りの人の心の機微に敏感になるだけでなく
自分自身の感情にもとても敏感になりますから
自分の敏感なセンサーがどこを向いているのか?を、日頃からチェックしてみるといいかもしれません。
世の中の争いばかりに、目を向けていませんか?
自分の弱さや、できないことばかりに、目を向けていませんか?^^
人一倍、感じやすいということは
人一倍、愛や優しさを感じ取れる感性をお持ちだということでもあり
みんなは気づかないような、人の素晴らしさや優しさに気づいてあげることもできるでしょうし、
まわりに繊細な愛を与えてあげられる才能をお持ちだということでもあります。
あなたなりの”愛”を持って、人と接していることに誇りをもったり、
表面的な「怒り」だけに捉われるのではなく、その奥にある”愛”に目を向けてみたり
日常にたくさんの”愛”を見つけていくことを大切にするといいかもしれませんね。
今日は一つ、平和を愛するあなたにぴったりなエクササイズをご紹介します。
あなたの近くにいる「仲違いしている」と感じる存在を思い浮かべて
ふたりの幸せを心の中で祈ってみてくださいね。
「OOさんが、幸せでありますように」
「OOさんの理解者が、たくさん現れますように」
「OOさんに、たくさんの笑いが降り注ぎますように」
ポイントは、両方それぞれの幸せを祈ること。
よかったらお試しくださいね。
参考になれば幸いです。
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