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服部希美
心理カウンセラー/講師
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パートナーの怒りが怖くて、顔色を伺ってしまうとき〜怒りの下の本当の気持ちに耳を傾けてみる〜

感情の中でも、もっとも扱いが難しく
多くの人が困っているのが「怒り」ではないでしょうか?

怒り、は誰しも感じるものであり
たとえ、関係がうまくいっているカップルであっても、怒りを感じる瞬間があったり、
怒りをぶつけ合い、ケンカになってしまうことはあると思うのですが・・

あまりにあなたが「怒り」という感情に、恐れを感じたり嫌いすぎていると・・
ビクビクしすぎてしまったり、笑顔がなくなってしまったり、いい人を演じすぎて苦しくなってしまったりと
あなたらしく過ごせなくなってしまうと思うのですよね・・。

また、コミュニケーション不足になってしまい、すれ違いからの破局も起きやすかったりします。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日はですねー
私もずっと悩んできた^^;「怒り」について書いてみたいと思います。

目次

怒りを嫌いすぎていませんか?

たとえば。

べつに自分のせいじゃないのに
デート中に、ふとパートナーの機嫌が悪くなった。顔色が曇った。
それだけで「ご機嫌を取らなきゃ」と、すごく気を遣ってしまったり。

「なにか悪いことをしちゃったかな」と不安になってしまったり。

パートナーの怒りが怖くて
怒らせないように気を使ったり、安心感を感じられなかったり、遠慮や我慢ばかりしている。

パートナーが、ちょっと愚痴や不満を口にしただけで
「怒られた」「否定された」「私はダメな人だって言われた」と感じてしまったり

「どうしてそんなことぐらいで不機嫌になるわけ!?」なんて、
怒りっぽいパートナーを非難してしまうことって、ありませんか?(え?私だけ?)

または、自分の怒りでパートナーを傷つけてしまうのではないか、と過剰に心配になり
怒らないように気を使いすぎたり、パートナーと距離をとってしまう。
こういう人もいらっしゃるかもしれませんねー・・。

パートナーに疑問や不満を感じても、
自分の言葉で相手を傷つけてしまうかもしれないと思うがあまり、何も言えなくなったり。
その場から立ち去りたくなったり、音信不通になる。

たとえば夫婦ケンカの時に、ダンマリしちゃったり、
すぐに自分の部屋に引きこもってしまう夫、みたいな感じ・・^^;

もし、こういうことが起きているとすれば
必要以上に「怒り」という感情を恐れていたり、嫌いすぎていたり
自分の怒りをどう扱っていいのか分からない状態、かもしれませんねー。

とはいえ、怒りへの怖さを感じるレベルというのは人それぞれ違うと思うのです。

そして、感じすぎてしまう、なんらかの要因があるケースも多いので
カウンセリングなどでは、その方の背景をお聞きしたり、感情をケアさせていただくことが多いのですが

(たとえば、過去、怒りをぶつけられて怖い思いをしてしまった、だったり
自分の中にある強さを攻撃性だと誤解していたり
かつて、誰かを激しく怒ってしまったことを後悔していたり
自分に対して、自己攻撃をしすぎていたり・・などなど。

ケースバイケースですのでね、
自覚があるなと感じられた方はカウンセリングなどを使っていただけたらなと思うのですが。)

まず、最初の一歩としては「怒り」という感情を「知る」ことから始めるといいと思うのですねー。

知るだけでも、随分と違ったりしますし
とくに人の怒りに触れた時、こんなことを感じたりしません??

「・・・・どうして怒っているの?」ってね。

相手が大切な人ほど・・
怒っている理由を知りたい、って感じる方。
多いんじゃないかなと思うから。

自覚しているようで、案外自覚できていない「怒り」の下の感情。

さて、この怒りという感情。
怒りは二次感情といわれていまして、その下に本当に感じている感情があると言われています。

怒りの下に感じている感情は大概「不快な感情」です。

悲しみ、寂しさ、恥ずかしさ、みじめさ、不安、困惑、恐れ、身体的な辛さ、心の余裕のなさ・・

不快を感じていることを素直に表現できない、どう表現したらいいか分からない、認めたくない、
自分でも自覚できていない時などに、まず「怒り」としてブワッと湧いてくる。こういうことが多いようです。

ようするに、人が怒っている時。自分がイラッとした時。
表面的な「怒り」ではなく、「本当は何を感じているのか」を知ることが大切なんですね。

たとえば、あなたが子育て中で
子供のちょっとした言動に対して腹が立ち、つい、きつく叱っちゃうとしましょう。

そんなとき、怒っちゃった自分に対して、どんなことを感じますか?

お母さんなのに、子供に対して怒りを感じちゃダメよね。
子供だったらうまくできないのは当たり前なのに。なんて意地悪な母親なんだろう。
そんなふうに自分を責めるかもしれないし、

あの子がしっかりとさえしてくれれば、私は怒らずに済んだのよ!
そんなふうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんね・・。

で、ここで大切なことは、もう一歩、深いところ。

怒りに気づいたら。
「私は、本当は何を感じているの・・?」と、自分に優しい目を向けて
不快を感じている自分を、助けてあげることが大事なわけです。

悲しみ、寂しさ、恥ずかしさ、みじめさ、不安、困惑、恐れ、身体的な辛さ、心の余裕のなさ・・

どんな不快を感じながら、頑張っていらっしゃるのでしょう。

もしかすると、
睡眠不足などが続き、お疲れが限界まで溜まっているのかもしれませんし、
ちゃんと子供を育てなきゃというプレッシャーがのしかかっているかもしれませんね。

自分に厳しすぎて、うまく子育てできていない自分を責めてしまい、
みじめさを抱えてしまっているのかもしれないし、

どう子供に接してあげたらいいのか、分からなくなっているのかもしれませんね。

また、近くに頼れる人がいなくて、誰にもSOSが出せない状態にあるのかもしれません。
支援が足りていなかったり、精神的に孤立しちゃっているのかもしれません。

パートナーに「助けて欲しい」が言えていない。
心細い気持ちを伝えられず、1人で抱えている。
気づいてもらえない、わかってもらえない悲しみでいっぱいになっている。
こういうこともあるかもしれません。

「ああそうか、だから私は怒っていたんだな」

そんなふうに、どんなことに不快を感じているのかに気づくことができたら、
どうしたら、その状態から自分を救ってあげられるのか?すこし考えやすくなりますよね。

自分を助けさせてあげるために、
怒りを我慢したり、ぶつけるようなコミュニケーションではなく
本音のコミュニケーションをとれたり、誰かに相談もしやすくなると思うのですよね。

パートナーの怒りを扱う時も同じ

今回の例は「自分の怒り」に対して書きましたが、
「パートナーの怒り」に対しても同じだったりします。

私たちは「人からの怒り」を感じると
「申し訳ない」と罪悪感を感じてしまったり
「攻撃されている」と感じやすいですよね・・。

でもね、多くの場合、怒りの下には
あなたが感じた怒りと同じように・・・
パートナーからのSOSのメッセージであることが多いのです。

いま、なにかしらの不快を抱えていて。

そして・・・あなたに。

「わかって欲しい」
「助けて欲しい」
「愛して欲しい」

と感じているということ。

たとえば、怒りをぶつけられちゃった時
これは「いま、なにか不快な気持ちになっているのかな」
「SOSなのかもしれない」と思うだけでも、怒りに対する怖さが、ちょっぴり緩むと思いますし、

「ああそうか。パートナーはこういうことが本当は伝えたいのかな」と気づくことができると
その部分でコミュニケーションが取りやすくなるため、

だんだんと「怒り」のコミュニケーションではなく
「本音を伝え合える」「心を許しあえる」関係を築くこともできたりするんですね。

とはいえ、誰でも怒りは怖いもの!

怒り、という感情は、誰しも怖さを感じやすいものですし、
びっくりしてしまったり、自分が悪いのではと感じやすいものだったりしますね。

そう感じちゃうこと自体は、悪いということではありませんからね^^
怖いと感じることも無理もないことだよね、って寄り添ってあげて欲しいなと思います。

その上でね。

嫌ったり、切り離したりするのではなくて
その奥の心の声を聞いてあげる。聞こうとしてみる。
その意識があるだけで、すこし取り扱いやすくなったりしますよ〜。

よかったら、意識してみてくださいね^^

ちなみに「怒り」に敏感に反応する方の多くは、とても優しい方が多いです。

相手の気持ちを大事に扱いたい、わかってあげたい、傷つけたくない。
少しの気持ちでも、気づいてあげたい。寄り添ってあげたい。
そんな方ほど、この「怒り」に敏感に反応していたりしますからね。

ぜひ「私の中に、それほど優しさがあるのかもしれないな」と思いながら
小さなことから取り組んでみていただけたらなと思います。

相手の心を大切に思う心優しきあなたが、
大切な人とともに、いい関係が築けますように。
安心できる関係を築くことができますように。

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