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服部希美
心理カウンセラー/講師
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お互いを思うからこそ大切にしたい「心の距離感」

あなたは、パートナーと
居心地の良い心理的な距離感を保つことが出来ていますか?

あまり気にしすぎて、ぎくしゃくしてしまうのも本末転倒なのですが
すれ違いや衝突が増えてきた時には、ふたりの心の距離感に目を向けてみると
現状改善のヒントが見えてくることが多いですよ。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日はですね。
恋愛だけでなく、さまざまな対人関係において重要になってくる
「心の距離感」ついて、書いてみたいと思います。

もっと仲良くなりたいと思う人がいる。
こじれてしまった関係を修復したい。
寂しさを感じる関係を改善したい、なんてときにご活用いただけるかな?と思いますのでね
よかったら最後までお付き合いくださいませ。

他者が自分に近付いて「不快に感じない限界範囲」のことを
心理学では「パーソナルスペース」といいます。

このパーソナルスペースは
相手との関係、おのおのの状況によっても変わる、
とっても流動的なものだと心理学では考えられているんですね。

たとえば、あなたが女性だとして
同じ「男性」とお話しするとしましょう。

相手が「好きな人」なのか「知らない人なのか」で、
自分のことをどこまで話すのか、とか
どのぐらいの距離に座るのか?って変わってきたりしませんか?

この記事をお読みの方の中には
いきなり、まだ仲良くなっていない男性からプライベートな部分に踏み込まれて
嫌な気持ちになった・・そんな女性もいらっしゃるかもしれませんね・・。

でも、同じプライベートを聞かれても、
相手が大好きな人相手だったり信頼できる人だったりすれば
「私のこと、気にかけてくれたんだな」って嬉しく感じたりします。

このように、パーソナルスペースって
相手との信頼関係があるかないか、好意の有無、立場の違いなどさまざまな関係性の影響があるのです。

また、大好きなパートナー相手だとしても、
うまくいっているときと、壮絶な喧嘩の真っ最中。
周りに他人がいっぱいいる屋外デートと、お家デート。
ちょっと距離感って変わっていたりしますよね。

また、いつでもどこでも一緒にいたいタイプもいらっしゃれば
ひとり時間がなくなると辛いというタイプもいます。

あ、でも・・
いくら好きな人と一緒にいたい人だとしても、
疲れが溜まっている時には「ひとりの時間が欲しい」と感じたりもしますよね。

だいたい無意識にやっているのですが、
そのぐらい、居心地のいい距離感というのは人それぞれ、
そして状況によっても違ってくるものなのですね。

たとえば、こんなカップルがいたとしましょう。

「彼が悩みを抱えているなら、話を聞いて力になりたいと思う」という女性。
気持ちを汲み取ったり寄り添ったりするのがとっても上手で、共感力がある。
好きな人のためだったら即行動!な愛情深いタイプ。

一方、彼の方は「好きな人同士であれ、お互いのプライベートも大切にしたい」と考えるタイプ。
人を大切にするためには、なんでも深入りすればいいわけじゃないよねと考える配慮の人。
好きな人の負担にはなりたくない、巻き込みたくないと頑張る人。

どちらにも良さがありますよね。

悩みを聞いてもらいたい人からすれば
彼女のように「何かあったの?」なんて声をかけてくれる人がいたら嬉しいでしょうし
心強さを感じたりもすると思います。

反面・・
プライベートなことに土足で踏み込まない、という配慮は、とても成熟した考え方でもありますね。
私たちはついつい、あれこれ相手のことに口出しや心配をしてしまいがちですが
アドバイスよりも「きっとあなたなら乗り越えられる」と信頼の力で見守ってもらえる方がパワーが出る人もいます。

どちらも、愛情があるのですが
距離感としては、なんとなく女性側のほうが近い感じがしますよね〜・・。

ちょっと近くで寄り添っている感じ。

で、こんなとき。
「自分の距離感」が当たり前だと感じていると
すれ違いが起きやすくなってしまうのです。

たとえば、彼女の場合。
彼の行動や言動に「距離」や「冷たさ」を感じてしまう。

「どうして、LINEがすぐに返ってこないの?
(私だったら、大好きな人を待たせたりしないのにな)」

「どうして向こうからLINEがこないの?私から送ってばっかりなんだけど・・。」 

「彼が何か悩んでいるみたいなんだけれど、理由を聞いてもはぐらかされちゃった。
なんか、寂しいな・・。」

そして、こんな悲しい誤解をしちゃったりもします。

もしかしたら、
私が彼を思うほどに、彼は私のことを愛していないんじゃない?

私の愛って、相手にとって迷惑なのかな。
私、彼に何もしてあげられていないんじゃないかな・・。

一方、距離感の遠い彼の方は、
彼女がどうして寂しさを感じているのかがわからなかったりします。
なぜなら「これが自分にとっては普通だから」

そしてね。なにより。
彼なりの愛情からの距離感だから、なんですよね。 

ですが、彼女の距離感は「近すぎる」と感じますから
自分の許容範囲を超えた量のLINEや彼女の言動に
だんだんと重たさを感じはじめたりすることも・・。

「さすがに、仕事で一杯一杯の時にはLINEは返せないよ・・」

「たまの休みや友人関係にまで、口出しされたくないなぁ・・。
俺は彼女の交友関係に何も言わないし、大事にしてほしいって思うんだけど。」

そしてこんなことを考えちゃったりするのですね。

いまはまだ対応できてるけれど、
彼女と結婚したら、これをずっとやっていかなきゃいけないのかな。

大好きな彼女の期待に応えられない自分って情けないな。
もしかすると、自分じゃないほうがいいのかな。

彼女としても、彼を困らせたくてやっているわけではなく
好きだからこそ「もっと距離を縮めたい」と感じる。

彼のほうは、彼女や自分を守るための距離感が
相手に寂しさや不安を感じているということに気づかない。

そして、人によっては、
彼女を大切にしていきたいからこそ
彼女の期待に応えなきゃと無理をしてしまったりする。

そして・・・不安になればなるほど、彼女は近づきたくなり
彼女が近づいてくればくるだけ、彼は離れたくなり

結果「音信不通」というお別れが来てしまう、こんなことも起きたりもするみたいです。

つまり「2人の距離感には違いがある」ということを意識しておかないと
お互いに愛があるのに関わらず、すれ違ってしまう可能性があるのですね。

もちろんね、最初から「なんか、歩幅が合うよね」というカップルもいますし
いちいち距離感を気にして探り合いをしていても、恋愛や結婚生活は楽しくないですから・・
心の距離感については「なんかうまくいかないな?」と思った時に「見直してみる」ぐらいでいいのかな?と思います^^

相手はこういうとき、どうしてもらえると嬉しい人?
どんな声をかけて欲しい人?
自分とは違うけれど、相手の行動の中に、どんな愛が隠れているのかな?

相手はこういうとき、どうしてもらえると嬉しい人?

どんな声をかけて欲しい人?

自分とは違うけれど・・・
相手の行動の中に、どんな愛が隠れているのか探してみることができると
自然といい距離感になっていくことが多いですよ。

また、相手のことばかり考えて自分を置いてけぼりにしちゃっている方はね

自分がどれだけ相手を愛そうとしているのか、
そして、どんなふうに愛そうとしてきたのかにも気づいてあげてください。

距離感が近いにも、遠いにも・・
あなたなりの愛や理由があるはずですから。

そして・・大事なこと。

ちゃんと相手に

「こうしたいんだけれど、どう?」
「私はこう考えるんだけど、あなたはどう?」

と、分かりやすく伝えられているでしょうか?

あなたの愛情が、愛情として届くように。
相手の愛情を、ちゃんと受け取れるように。

よかったら「あなたから」コミュニケーション、とってみていただけたらなと思います。

分かっているけれど、気持ちがついていきません・・
正論でつい戦ってしまいます・・
現在、喧嘩勃発中でコミュニケーションどころじゃありません^^;

そんなときには、どうぞカウンセリングもご活用くださいね^^

あなたの中の愛に気づき、
パートナーからの愛も受け取れますように。

応援していますよ。

参考になれば幸いです。

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