ハードモードの人生は「分かりません」「知りませんでした」「教えてください」が言えない状態  

努力もしてるし、人柄もとても素晴らしいのに
ひとりでたくさんの仕事を抱え込んでしまったり。

失敗や挫折、無気力、
私、なんのためにがんばっているんだろう、、
そんな無意味感に苛まれるような

人生が「ハードモード」になってしまう理由として

「分からないこと」「知りたいこと」を「人に聞くことができない」

ことが大きな原因のひとつに挙げられるのではないかな？と
人生ハードモード経験者の私は思うのですね。

とはいえ、
それが簡単に出来たら悩んでないよ！
というのが、正直なところだと思います。

こういうとき、カウンセリングでは、
なぜ私は、それが簡単に出来ない心持ちになっているんだろう？という所を紐解き
根本的な部分からアプローチしていきますよ。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。

あなたが新しいお仕事を任されたとしましょう。

右も左も分からない、分からないことすら分からない・・
でもしっかりとやり遂げなければならないという責任感ものしかかる。

こんなとき、その状況を見かねて
手を差し伸べてくれる先輩がいるのなら、それはとても幸運なこと。

正直、そんな状況にあることって少ないのかな～と思うのですね。

困っているんだけど、人に聞くに聞けなくて・・

そうして、だんだん
いっぱいいっぱいになって

ひとりで目一杯、抱え込んでしまう。
そんな状況に追い込まれていくと

「先輩なんだから、気づいてちゃんと教えてよ！」
「私にも分かるように、教えてよ！」
「私が辛いのは、先輩が悪いのよ」

って、感じてしまったりもしますよね。

もちろん私も、散々やってきましたねー・・・。

でもですね。

さんざん心で先輩の悪態をつき
お友達に愚痴を聞いてもらったりしても
正直「気が晴れなかったり」もしませんか？

余計にしんどい、くらい。

それはなぜかといいますと・・

結局のところ「自分が出来てないことを先輩のせいにしちゃっているな」って、
自分が一番、分かっているから、なんですよね。

ダメ出ししているところは、あなたの意欲のあるところ

こういうときって、ついつい、
人のせいにしてしまう自分を、
なんてダメな奴だと責めてしまいがちですけどね

ちょっと待って！
それは誤解ですっ！

もっとちゃんと先輩が教えてくれたら、
私だって、ちゃんと出来るようになるのに

そんな風に思うときって、とても依存的な感じもしますが、
とても意欲がある状態なのですよ。

そしてちゃんと「責任感」もあるのです。

がんばってもいます。

ぜんぜんダメじゃないのです！

ただ、、、

「ここが分かりません」
「知りませんでした」
「教えてください」

というのが言えないだけ、だったりするのです。

分かりません、知りません、助けてください・・言えますか？ 

この三点セットを人に伝えるのが苦手な方って
けっこう多いんじゃないかな？って思います。

頑張り屋さんで、忍耐強く、
そしてとっても頭がキレる方のカウンセリングでは、
本当によくお聞きしたりします。

普通に考えたら、ですよ？

知らないことは知らないです、と素直に言えて
分からないところを人に伝えて、
教えてくださいと頼むことが出来たら、毎日はとても楽ですよね。

知識もどんどん増えていきますし、
自分ひとりでやる以上に成果が出たりもします。

でもなんだか・・・

知らないことがあることは「恥ずかしい」ことで
分からないことがあることは「情けないこと」で
人から教えてもらいたいと思うことは、甘えである
みたいな気持ちが湧いてくることって、ありませんか？

できて当たり前の世界

実は私たちは過ごしてきた過程の中で、
いろいろな出来事に「主観」という色付けをしていきます。
たとえば、テストの点数一つでも

テストは100点を取れて当たり前、
ひとつでもミスがあれば意味がない、という色付けをする人もいれば

テストなんて平均点を取れていたらそれでいい。
勉強がすべてではない、という色付けをする人もいるでしょう。

テストなんて意味がない、
やるだけ無駄、という色付けをする人もいれば

テストは知識や忍耐力を育てるのに必要なこと、って色付けする人もいます。

同じテストなのに、ずいぶんと意味合いが変わってきますよね。

色付けした理由はさまざま、なのですが・・ 
人それぞれ感じ方が違うのは「つけた色が違うから」なのです。

 ではでは、あなたが

「自分で考えないと意味がない」
「知らないことがあることは、恥なこと」
「失敗することは情けないこと」 

そんな風に色づけた世界で
お仕事をしているとしたら、どうなるでしょう？

いくら困った状況だったとしても

「教えてください」
「ここが分かりません」
「知りませんでした」

って人に言うことは
ものすごくハードルが高くなってしまいますよね。

プライドがボキボキに折れちゃう、そのぐらい
「やりたくないこと」になってしまう可能性もあるわけです。

そんなことをするぐらいだったら、ひとりで考えたほうがまし。

いくら時間を費やしてもいい、人に弱みは見せたくない。

だってきっと、がっかりされちゃうから。

そんな風に「ハードモード」に突入しやすくなってしまうわけです。

それでもね、当人が幸せならべつに問題にはならないのです。
価値観は人それぞれですから。

でも、「人生ハードモード」はもう辛い。

こういうときには「色付け」を変えて
「行動」を起こしやすくしてあげるといいと思うのですよね。

あなたの世界を変えてみよう

たとえば・・・

「教えてください」
「私には分かりません」
「知りませんでした」

と人に頭を下げられる人って、
あなたは、どんな風に感じますか？？

ついつい、知ったかぶりをしちゃいたくなる私としては
そういう潔さを、すごくカッコいいなぁって思ったりします。

謙虚でもありますよね。

そしてちゃんと「できない自分」と向き合う強さもお持ちだと思います。

自分が先輩ならば
分からないことがあったときにちゃんと聞いてくれる後輩は
とてもありがたいし、信頼できるなって感じます。

そして頼られるのも、まんざらでもなかったりもします（笑）

たとえば、先輩のそんな姿をみたら、
後輩の私はホッとするかもしれません。

そうか、分からないって言っていいんだ。
人に教えてもらってもいいんだ、って肩の荷が下りて
仕事を覚えるハードルも下がるかもしれませんね。

いまのあなただったら、
どんな色付けをしたいですか？？

どんな色付けをしたら
毎日を楽しく過ごせそうでしょうか？

「こんなこと聞いたら、
自分で考えなさいよって言われないかな？」

って思うものこそ、実は聞いたほうがいいことだったりしますし

ここは自分で考えたほうがいいよ、って教えてもらったら
「分かりました！」でいいわけです。

よく、頑張ってこられましたね。

ぜひぜひ、いまのあなたにぴったりあった「色付け」をしてみてください。

私たちは「自分の心の中と、外の状態を一致させたい」という仕組みがありますからね

あなたがその色付けを信頼し、行動に移すことが出来れば
あなたの色付けに合った人たちから、助けの手が伸びてきますよ！

「実生活じゃとても無理！」そんな方は
安全な場所、カウンセリングで練習していきましょう。

疑問に思うことがあれば
なんでも聞いてくださいね＾＾