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服部希美
心理カウンセラー/講師
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視点を変えて、ピンチやトラブルを乗り越える!

日常はもちろんのこと、お仕事の場では思わぬピンチやトラブルに遭遇することがありますよね。

お客様や取引先を怒らせてしまった。
急に欠員が出たり、注文が集中してしまい、業務に支障がでてしまいそう。
仕事先で致命的なミスをしてしまった。
急に大きな仕事を任され、始まる前からプレッシャーで潰れそう。

個人的な問題から企業・社会全体の問題まで、いくら事前に準備を整えていたとしても、想定外のピンチやトラブルはつきもの。

そんなとき必要以上にパニックになってしまう方もいれば、冷静に効果的な解決策を見出す方もいます。
この違いは、いったいどこからきているのでしょうか。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日はですね〜、先日公開になりました
カウンセリングサービス公式読み物サイト、
ビジネス心理学に寄稿した記事をですね
すこし追記しまして、こちらでもご紹介させていただきますね。

今回はビジネスの場を想定して書いておりますが、
お仕事の場でも、恋愛の場でも、
わたしたちはみんな「心を持った人間」ですね。

お仕事も、私生活と同じでね

自分の心の状態に気づいたり、
すこし視点を変えてみるとことで、
心に余裕ができて、ピンチを上手に切り抜けることができたり、チャンスに変えていくことができるんですよ^^

具体的な方法も書いていますのでね
よかったらみなさまの立場を想像しながら読んでみていただけたらと思います。

では、いってみましょう!

目次

視点を変えて、ピンチやトラブルを乗り越える!

心理学では「視点」を変えることで
「ものの見方や捉え方や意味づけが変わり、ひとつの視点では気づけなかった問題解決法を見出せたり、心持ちを変えることができる」と言われています。
現に、誰しも慌てるピンチの時に、冷静に考えられる人はこの「視点の変え方」が上手だったりするのですよね。

今日は3つ「視点の変え方」をご紹介します。

あなたがいま直面している問題をいろいろな視点で見直してみてくださいね。
きっと、いままで気づかなかった解決方法が見つかるはずですよ。

1) 立場を変えて見る

私たちはつい自分の立場の目線だけでものごとをみてしまいがちですが、立場を変えて見ることでさまざまな気づきを得ることができます。

たとえば、あなたが飲食店の店員でオーダーミスをしてしまいお客様を怒らせてしまったとしましょう。
あなたからしてみれば事情があり、怒られるのは理不尽だ!と感じたとしても、お客様の立場からみてみると「まずは店員に謝って欲しい」と感じるのも無理はないなと気づくことができたりします。
また「接客の上手なAさんであれば、こういうときにどんな対応をするだろう?」とAさんの目線になってみると「まずはひたすらお客様のお話を聞いた方がいいだろう」と気づくことができたりします。

こうやって自分以外の立場になってみてみることで、相手の気持ちを理解したり、あらたな解決方法を思いつきやすくなりますよ。

2) 俯瞰的に見る

「俯瞰して見る」とはいろいろな意味合いで使われますが、ビジネスや心理の分野では「広い視野で、物事をとらえること」という意味合いで使われることが多いです。

たとえば「急に欠員が出て、確実に通常通りの業務は行えない!」そんなピンチに見舞われたとします。
そんなとき無理やり通常業務を行い後手に回るより、一度冷静になって全体を見渡すことができれば「かならず大切にしなければいけないこと」と「今日は手が回らなくてもいい」ことを分けて被害を最小限に抑えたり、全体のバランスを見てフォロー体制を整えたりと、その時にできる最善の方法を思いつくかもしれません。

これまでとは違う解決方法を見出そうとする時には、目先のことだけにこだわらず「全体像を見る」ことが役立ちますよ。

3) 意味づけを変えてものごとを見る

私たちは「事実」に自由に意味づけをすることができます。
この意味づけの仕方を変えることでも、冷静になれたり、解決策を見出しやすくなります。

たとえば、半分水が入ったペットボトルがあるとしましょう。
ある人は「もう半分しかない」と焦りを感じるかもしれませんが、同じペットボトルを見て「まだ半分ある」と安心する人もいます。
また、失敗をしてしまった時「もうだめだ」と自分を責めてしまう人もいれば「ひとつ経験を積めて良かった」「このぐらいの失敗で良かった」と前向きに捉える人もいます。
プロジェクトリーダーを任された時、失敗はできないとプレッシャーに感じてしまう人もいれば、チャレンジする機会を与えてもらえて嬉しい!と喜ぶ人もいます。

このように「事実」をどう意味づけするか?は私たちの心持ちやモチベーションにも深く関わってきます。
できれば自分に優しく、モチベーションが上がるような意味づけができるといいですね。

おまけ:視点は人それぞれ「癖」のようなものがある。

と、ここまではね
心の仕組みの説明だったりもするのですが。

・・みなさま、いかがでしょう?

「ああ私、知らないうちに
いつもこの視点で物事をみているわー」というもの、ありませんでしたか?

ちなみに私は、心理学を学び始めたころ
「うわぁ、なるほど」と衝撃を受けたのが
3番目の「意味づけ」だったんですよね。

自分やまわりに対して厳しい目を向け
100点じゃない部分をみつけては、自分を追い込んでいた当時の私は

失敗すること、うまくいかないことを
ものすごく恥ずかしいことだと思っていたんです。

仕事でも「完璧であること」が大事、そんなふうに
周りの人にも要求しちゃってたんじゃないかなと思うのですね。

でもですね。
過去の情けない失敗話を打ち明けた時
共に学んだ仲間から、

「失敗をしたってことは、頑張ったってことだよね」
「がんばったね!次はきっとうまくいくね」

そんなふうに声をかけてもらって、
ものすっごくびっくりしたんですよねー。

・・・え?そんな視点もあるんだ!って。

でね、同じ失敗を経験しても、人それぞれ捉え方は違うということを知ったとき。

もし自分と同じような失敗をしちゃった人が目の前にいたとしたら
なんて言ってあげたいだろう、どんな気持ちでいてあげたいだろう?と思った時にね

・・・自分の失敗やチャレンジに対しても、もっと違う見方をしても良いかもね。

そんなことも、思えたりもして。

さっそく、付箋に書いてPCの前に貼ったんですよ(笑)

「間違いは、修正すればいいだけ」
「失敗は、よくチャレンジした証拠!」
「私には、失敗から学ぶ力がある」

いまは、そうは思えないけれど・・
そう思えたらいいなってねー。

そしてうまくいかずに落ち込むたびに付箋を眺め、
ああそうだったと思い直して、視点を切り替える。

そんなこんなやっているうちに
だんだんとプレッシャーが減り、周りの人にも頼れるようになっていきました。

職場の対人トラブルも、ぐんと減りましたし
それまでも、未熟な自分を応援し続けてくれた人がいたことにも、気づけたりもしたのですね。

そんな経験もあってか
私は行き詰まるとよく「視点を変える」ということをやったりします。

「もしあの先輩だったら、こういうときにどうするだろう?」
「あの人が近くにいたら、なんて声をかけてくれるだろう?」
「あの人の立場から見たら、私はどう見えるのかな?」

ときおり、視点を変えて見えたことで
自分の未熟さに胸が痛むこともありますが^^;

それまで見えなかった打開策が見えてくることも多いですよ。

仕事で行き詰まってしまったり、失敗してしまったり
ぐるぐる悩んでしまったりするあなたを責める必要はまったくありません^^

ここまできた、あなた自身を誇りに思ってあげてくださいね。

行き詰まりは「これまで十分よくやってきた」
「あなたに次のステージにいけるだけの準備ができた」サインです。

だからこそ、新しい視点を取り入れてみる。
いろんな視点からものごとをみてみる。

すこし練習は必要かもしれませんが、「見方を変える」方法は、一度身につくとどんな場面にでも活用できます。
ぜひ日頃からゲーム感覚で練習してみてくださいね。

毎日を頑張るあなたの参考になれば幸いです。

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