いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
今日は「幸せになるための手放し」について、書いてみたいと思います。
「手放し」ってどういう意味?
私が心理学を学び始めたころ、最初に耳にした言葉のひとつが「手放し」でした。
でも正直に言うと、意味がまったく分からなかったんですよね。
「手放すって、相手のために身を引くこと?」
「好きだけど別れること?」
そんなふうに思っていましたっけ^^;
日常生活ではあまり耳にしない表現なので、イメージがつきにくいのも無理はないと思うのですが
心理学でいう「手放し」とは、そういうことではないようす。
そして学びを深め、自分自身の経験を通じて腑に落ちてきた今思うのは
手放しの意味やメリットを知っているだけで、人間関係はずいぶん変わるんじゃないかな?、 ってことなんですよねー。
「不安」を握りしめていると見えなくなるもの
手放しとは、一言でいうなら「心を締めつけている思い込みや不安を少し緩めること」。
たとえば、自分に自信がなくて、つい人の顔色をうかがってしまう方がいるとしましょう。
「周りは私のことをどう思っているんだろう」
「迷惑をかけていないかな」
そんな不安にとらわれていると、相手の本当の気持ちを受け取りにくくなってしまいますよね。
たとえるなら、うつむいて目をつぶり、耳をふさいで、
「誰か私を好きになってくれないかな」と必死に探している状態。

このとき、たとえ相手が「大丈夫だよ」「気にしなくていいよ」と思っていても、
そのサインを受け取ることができないんですね。
こんなときには、ちょっと「ゆるめてみる」んです。
確かに、私を気に入らない人もいるだろう。
でも、そうじゃない人もいるかもしれない。
そんな目で、見てみる。
そうやって「きっと、こう思われるだろう」というものの見方を「手放す」ことができると
自分のことを、あたたかく見てくれている人の目に気づいたり、
コントロールできないことは、仕方がないよねって
すこし落ち着いてきたりするわけですね。
「手放し」のメリット
手放しを実践すると、こんな変化が起こりやすくなると言われています。
- 不安に振り回されにくくなる
- 相手の本当の気持ちを受け取りやすくなる
- 自分の本心に気づけるようになる
- 人との関係が自然で心地よくなる
つまり、恋愛や人間関係が「安心できるもの」に変わっていきやすいんですよね。
服部もね、ついつい「私なんて」という思いをぎゅっと握りしめて^^;
ひとりぼっちで悩んでしまうことが少なくないのですが
練習を積み重ねていくうちに
「あ、また、やってるなぁ」と気づくだけでも、すこしホッとする。
そんなことが増えてきましたよ。
とはいえ、手放しは簡単ではない
とはいえ、です。
ここまで読んで「そうか、やってみよう!」と思っても、
実際に「手放し」を実践するのは簡単ではないことも多かったりするんです。
パッとね、ラクになるものもあるのですが
いやいやいや・・って、心の抵抗が出てきちゃうことも少なくないんですよ。
なぜなら、手放すというのは 本当の自分と向き合う作業 だから。
長い間握りしめてきた価値観や不安を手放すには、葛藤や抵抗が出てきて当たり前なんですよね。
だからこそ、まずは「手放しのメリットを知る」ことから始めれば十分^^
焦らず、自分のペースで取り組んでいきましょうね!
最初の一歩を踏み出したいときは
もし「私もやってみたいけど、一人では難しい」と感じるときには、どうぞ私たちカウンセラーを頼ってみてください。
安心できる場で、あなたの心を支えながら、
無理のない形で「手放し」をサポートしていきますよ。
あなたの心が軽くなり、人との関係がもっと温かくなるように
全力で応援させていただきますね。
今回の記事が、あなたの参考になれば嬉しいです。

