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服部希美
心理カウンセラー/講師
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息抜きをしようとすると罪悪感が湧いて休めない心理〜過緊張の視点から〜

休日であっても、なぜか、ゆっくり休むことができません。
疲れ切って、1日、ゴロゴロしてしまうと、罪悪感が湧いてきて自分を責めてしまいます。
心も体も疲労しているのは自覚しているのですが、いくら休んでも、すっきりとした気分になれません。
こんなとき、自分に何が起きているのでしょうか?

休息が必要なときですら、休むことや労わること、楽しむことに罪悪感がある。
こんなときには「安心して休んでいい」「ここは安全なのだ」という感覚がわからなくなっているかもしれませんね。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。

休むことや楽しむことに罪悪感を感じる方の中には
いままでの人生経験の中で

「休んでいてはいけない」とか「気を抜くとダメになる」

と感じる経験がたくさんあったり

小さな頃から、自分のことは自分でやるしかなかった。
それどころか、親など大人の分まで、子供の自分が背負ってきた。
こどもの自分の容量以上のことを、自分一人で解決していかなければならなかった。

そんなご経験から、ずっと同じように頑張り続けている。
この生き方がスタンダードになっている、という方が少なくありません。

できるならば・・小さな子どもはね、頼れる存在に守られているといいのですよね。

疲れたとき、困ったとき、感情的につらいときに
全面的に大人に頼って、受け止めてもらう。助けてもらう。

そしてホッと安心し、守られているという感覚の中で、
その時期相応の課題に取り組んでいく。

その中で「心の土台」を育んでいったりするのですが
おうちの事情であったり、ご両親の価値観であったり、で

「私のことを、お父さんお母さんは見ていてくれていないな」
「いっしょに考えてくれないな」「私がしっかりしなきゃ、家族が壊れちゃう」
なんて感じる経験が積み重なっていくと・・

「誰もあてになんてできない」
「誰にも頼らず、ひとりで乗り越えよう」

と、小さな頃に、決めてしまう場合があるのですね。

でも、小さな体で、小さな心のキャパシティで
自分のこと、もっといえば、周りの大人の分まで「ひとりで乗り越えよう」とすることって、
当たり前ですが「常にキャパオーバー」の状態になっちゃうのですね。

こどもの自分では手に余る、できるはずもない課題に、常にひとりで立ち向かっていかなくてはならない。

というのは、とても負担も大きい上
どうしても失敗感も付きまといます。

いくら優しさや責任感からやっていても・・
常に、緊張を強いられちゃうのですね。

すると・・

安心して休む、とか。
心がホッとする、とか。
楽しんだり、やりたいことをやる。

ということが分からなくなったり、
諦めちゃったりすることがあるのです。

そのうえ、大人になっても
自分のキャパシティが「子供の頃のまま」の感覚があるので

「この小さなキャパで、大人の課題をひとりで乗り越えていかないといけない」

というプレッシャーがのしかかってしまい、

いつも緊張していて、
マッサージを受けても、つねに「体がカチカチですね〜」なんて言われちゃったり
寝ている間も歯を食いしばっていたり

外から見たら、しっかりやれているように見えても

私はこのままで大丈夫なのかな?
今の私は、大丈夫なんだろうか?
こんな私は、一人じゃ生きていけない。どうしよう、どうしよう。

まるで、子供みたいに不安がつきまとう→この不安を感じたくなくて、がむしゃらに頑張る。休めない。

ということが、起きてたりするのですね。

こういうときには、まず、気づいてあげることが大切ですね^^

ああ、そうかー。
このよるべのない不安な感じは、かつて、子供の頃感じていた不安なんだな。

そうなんだね、不安だったんだね、って
気づいて、ただ、受け止めてあげる。

そして、できるところから
緊張をゆっくりと解いてあげて(ここ、ポイント)
安心を教えてあげるといいと思うのですよね。

できるかぎり安心できる場所や人と接点をとる。
体から、リラックスさせてあげる。
あたたかい飲み物を飲む。
自分の話をたっぷりと聞いてもらう。

などなど・・できるだけ安心して自分らしくいられる体験を、コツコツ積み重ねていただくといいかなって思うのです。

そうやって「自分は自分でいいんだ」「もう、十分にやってきたんだ」と思えたとき

「いまの自分は十分に大人で、いま直面していることは自分が扱える範囲なのだ」と感じることができ。

休息をしながら、やりたいことを取り組む。
楽しみを自分に許す。
寄り道も楽しめる。

ということができるようになってきますからね。

まぁ、とはいえ・・
子供の頃からの積み重ねが大きいですよ、と書いてしまうとね

「本当は、親にやってもらいたかったのに!」
「どうして私ばかりが!」

って、被害者意識が出てくる方も多いと思うのです。
怒りの矛先が親とか、かつての大人に向いちゃうといいますか。

そのお気持ちは十分にわかるのですよね〜。
ずっと、その気持ちさえも、飲み込んでこられてると思いますしね。

この怒りの正体は、あの時感じた、悲しみと寂しさ。

どうか、そんな自分を責めないであげて欲しいなって思います。

でもね・・最終的には
被害者や加害者にとらわれてしまうと、人生が停滞してしまいますし
こういうパターンをお持ちの方のご両親、であったり、周りの大人の人もね
「世代間連鎖」といって、同じパターンをお持ちの方が多かったりするのです。

お父さん、お母さんも
心の中に「安心」がない中で、頑張ってた。

子供時代に、大人を助ける役割を背負い続けてきた。
自分に鞭を打ち、プレッシャーをかけないと生きていけないと思い込んできた。

そんなことも多かったりしますから

自分に必要なものを、自分に持ってきてあげる。
会いたい人に、会わせてあげる。

私も、私を愛してあげる。

ここは、大切にしていただけると
進みは早くなるかなぁって思いますよ^^

焦らず、ひとつづつね。

最後に・・。

安心・安全の感覚というのは
人が生きていく上でとても大切なものだったりします。

いわば、心の土台。

ここが揺らいでいると

本当は攻撃じゃないのに、周りの刺激を「攻撃されている」と感じやすくなったり
すこしのことで「もうだめだ」と絶望しやすくなったり
いい人を演じないと、人から好きになってもらえない・・そんな不安を感じやすくなったりします。

とはいえ、この部分。
ひとりきりで取り組んでも、これまでの延長ですし、
ぐるぐる頭で考えても、うまくいかないことが多いよう。

(知性化、といって「頭で納得させることで、感情を押し込めてしまう」ということも起きやすくなりますからね)

よかったら、カウンセリングもご活用くださいね。

最後に・・・。

このパターンをお持ちの方、というのは
必要以上に背負わなくてもいい、自分のやりたいことを楽しんでいい、など許可がではじめると
本来持っている「好奇心旺盛」な自分が、ひょっこりとで始めることが多いようです^^

本来の面倒見の良さも相まって

「ほらほら、人生って、こんなに楽しいことがいっぱいだよ!」
「大丈夫!なんとかなるよ!」

そんなリーダーシップを取ることができる人でもあったりしますよー^^

でも、まずは「私から」
大切にしていく練習、休む許可を出していきましょうね。

応援しています!

参考になれば幸いです。

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