私、最近、気になっている場所があるんですね。
それは香川県の小さな島にあるという「漂流郵便局」。
郵便局、といっても
実際の郵便局ではなく、アート作品らしいのですが、
過去・現在・未来
もの・こと・ひと
誰宛のお手紙でも、
あて先不明の存在に届くまで
お手紙を預かってもらえる、という
「届け先の分からない手紙を受け付ける郵便局」
というコンセプトの郵便局なんですが。
たまたま目にした、このコンセプトに
なんか、グッと胸が熱くなってしまい、、
思わず、いろいろ調べてしまったんですよね。
建物自体が、昔実際に使われていた郵便局、というのも
私の萌えポイントだったりもするんですけどね。
(建物好きなんですよ・・)
実際に届いたお手紙が掲載された書籍が出ているので
ご興味のある方は検索してみていただけたらと思うのですが、
この「お手紙」って 、正直なところ
自分の心の内にだけに想いを秘めておくのと、、、
そう変わらないわけですよね。
(なんて元も子もない・・)
だって、、、
あて先が分からないわけですから。
相手に届かないわけですから。
でもね、実際に投函したら、
感覚はぜんぜん違うんだろうな~、とも思うんです。
そのお手紙が、実際にその人に届かないとしても。
お返事が来ない、と分かっていても・・。
お手紙を出すことで気持ちが救われる方って、
多いんだろうなって思ったんです。
こういう「届けたい想い」のお話を耳にするたび、
つくづく私たちって、本当に「愛したい」生き物なんだなぁって感じるのですが、
それと同時に
私たちは、どこかで
この気持ちは自分だけが秘めておけばいい、と思いながらも、
誰か一人でいいから
自分の気持ちを分かち合って欲しい、
知って欲しいという気持ちも、持っているんじゃないかな?と思うんですよね。
今回でいうと
お手紙を預かってくれる 「郵便局」という存在も「重要」な気がするんです。
私がどれだけ、あの人のことが大切だったか。
私がどれだけ、一生懸命人を愛したのか。
私がどれだけの想いを、抱いてきたのか。
そんな自分の愛を 受け止め、受け入れてくれる
そんな、第三者の存在が
自分を救い、許しを与えてくれ、止まったときを動かし、
前に進む力をくれること、って多いんですよ。
***
失恋だったり、
大切な人とのお別れだったり、
人から見たら「たいしたことない」と思うような
些細なことだとしても。
あの時ああしておけばよかった、という後悔の気持ち、って
「もう、終わったことなんだから」
「今更どうこう言ったって、変わらないでしょ」
って押さえ込んでしまうことってありますよね。
自分の心に触れることであればあるほど、
もう、感じないようにしよう。
この気持ちは、なかったことにしよう
としてしまいがちなんですが。
(そしてその気持ちも、痛いほど分かるような気がするのですが。)
この「自分の中にしまい込んでいる想い」が、
今を縛り、自分の時を止めてしまうことがあるんですね。
無意識に自分を罰し続け
幸せを受け取ることを拒否してしまっている方もいらっしゃいます。
もちろん、そうやって
頑張るしかない状況の時も、あると思います。
自分を罰し続けること、
それすらも、あなたの愛の形、なんだと思いますが
ちゃんと自分の愛を認めてあげて。
ちゃんと自分を許してあげて。
もう一度、スタートを切ったり、
あの人のためにも、ちゃんと私が幸せになる。
という「愛し方の選択」もあるということも、
私はご提案したいな・・・って思うんですよね。
*
カウンセリングでは、このように
「未完了」になっている想いを扱わせていただくことがあります。
当時のお話をじっくりとお聞きしたり
イメージの力を使って
今はもう会えないあの人に、来てもらって
ずっと伝えたかったけれど、伝えられなかったこと
今日は、伝えてみましょうね。
というアプローチをご提案することもあります。
そうやって、心の奥にしまい込んでいた気持ちを
言葉や涙で癒していきながら、
わたしたちカウンセラーといっしょに、気持ちを整理整頓していき。
本当に欲しい未来のために、方向付けをしていくことで
心の中にずっとあった「つかえ」のようなものが取れ、
毎日の感じ方が変わってきました、とか。
いつも頭の片隅にひっかかっていた「罪の意識」が減り、
楽しいことを自分に許すことが出来るようになった。
周りの人から「笑顔が増えたね」って言われるようになった。
見える世界の色が鮮やかになった、
気持ちが前向きになって、行動的になってきた。
そんなご感想をいただくことも多いんですよ^^
あなたには「伝えたかったけれど、伝えられなかった想い」がありますか?
誰にも言えないな、
でも、誰かに知ってもらいたい。
そんな「あなたの愛」、閉じ込めていませんか?
良かったら私にも、聞かせてやってくださいね。
あなたと、あなたの大切な人の幸せの
参考になれば幸いです。