ちゃんとしている私。
感じのいい私。
重くならない私。
本当は、緊張しているのに。
本当は、うまく話せるか不安なのに。
「大丈夫です」と、にこやかに笑う私。
かと思えば、
素敵だなと思う相手の前では、
「私なんて選ばれるわけないですよね」と
心の中で、先に自分を引っ込めてしまうこともあったり。
劣等感を勝手に感じて、惨めな気持ちなったり。
こういうことって、ありませんか?
大きく見せる日もあれば、
小さく自分を消してしまう日もある。
自然体でいたいのに、
どこかでいつも少しだけ力が入っている。
そもそも、自然体な自分ってどんな自分だっけ・・・?
そんなふうに迷いながら、毎日を過ごしている。
そんな方も少なくないのではないでしょうか。
今日は、そんな「心のサイズ調整」が起きる理由を、心理学の視点から一緒に考えてみたいと思います。
心はなぜ「サイズを変える」のか
心理学では「人間には安全な関係の中につながっていたい」という
根本的な欲求があると考えられています。
乳幼児期に親や養育者との関係の中で育まれる、
この「つながりへの欲求」を愛着(アタッチメント)なんて呼んだりもしますが、
まー、難しいことは横に置いといて!
小さな子供だけでなく、私たちはみんな、
人との間で安心して、いっしょにいたいな〜と思っているわけですね^^
大切な人に受け入れてもらいたい。
関係を壊したくない。
愛されていたい。
それはごく自然なことなんです。
ところが、成長する過程でさまざまな経験を積む中で、心は学んでいきます。
「このまま、ありのままの自分でいると、大切なつながりが揺らぐかもしれないぞ!?」 って。
そのとき心は、「このままでは、いけない!」と対策を練るわけです。
それが、「大きく見せる」か「小さくなる」か、という行動パターンだったりするのですよね。
「大きな自分」を出してしまうとき——過剰適応というクセ
弱いところは見せない。
期待には必ず応える。
「大丈夫です」と即答してしまう。
たとえば、自分の能力やキャパ以上のことを引き受けてしまう。
これはある意味「大きな自分」を出してしまう、と言えると思うのですが
これを心理学では「過剰適応」と呼ぶことがあります。
周囲の期待や要求に過度に応えようとし、自分の本音やニーズを後回しにしてしまうパターンですね。
その奥にあるのは、こんな信念かもしれません。
・役に立てなかったら、価値が下がるかもしれない。
・無力な私を見られたら、がっかりされるかもしれない。
・だから能力を前に出す。成果で自分を支える。
傲慢でも虚勢でもなく、
そのぐらいやらないと、大切な人とつながれないだろう。
そういった恐れから、無理をしすぎていたりするわけですね。

「小さな自分」に隠れてしまうときー回避したい心のクセ
一方で、褒められても素直に受け取れない。
前に出る場面で、すっと引いてしまう。
私なんて、といつも自信が持てない。
こちらには、回避という心の動きが関係していることがあります。
・目立つと叩かれる。
・出すぎると嫌われる。
・望みを言うと空気が変わる。
そんな経験を重ねてきた心は、
「存在を小さくしていれば、傷つかずにすむ」 ということを、いつの間にか覚えてしまうのですね。

どちらのパターンも、根っこにあるものは同じです。
共通する怖さは・・「このままの私では、つながりを失う」というところ。
どちらにも、共通する怖さがある
大きくなってしまう人も、小さくなってしまう人も。
本当に怖いのは「失敗すること」でも「認められないこと」でもなく、
このままの私では、大切なつながりを失ってしまうかもしれない。
その感覚が、すべての奥にあるのだと思うのですね。
・役に立てる私でいれば、関係は壊れない。
・目立たない私でいれば、傷つかずにすむ。
どちらも、あなたが大切な人との関係を、ずっと守ってきた証です。
そうやって、あなたは誰を守ってきたのでしょうね。
誰との関係を、必死に、つなぎとめてきたのでしょうね。
・・・・・・大切な人たちの顔が浮かぶ方も、多いんじゃないかなぁ。

あなたがとても優しく、思いやりのある人だということは、間違いないこと。
ただ——その調整をずっと続けていると、こんなことが起きてきちゃうんです。
好きと言いたいのに、言えない。
不安だと言いたいのに、笑ってしまう。
さみしいと言いたいのに、強がってしまう。
大切な本音が、だんだん出せなくなっていく。
これは、自分が何を感じているのか、何を望んでいるのか、だんだんわからなくなっていく状態とも言えますね。
そして、周りの人も「この人って、本当は何を感じているんだろうな?」って
ある意味「謎な人」になってしまうこともあったりします。
この人の本音って、どこにあるんだろう。
本当は自分のこと、好きじゃないのかもしれないな。
我慢させているんじゃないかな、そばにいないほうがいいのかなって。
周りのことを大切に思う優しい方だからこそ、この関わり方から変えられない。
そんな方も少なくないと思うのですが
その誰かを思う優しい気持ちを「本当のつながり」に変えていきましょうね。
あなたもいっしょに、笑えるように。

等身大に戻るための、3つの練習
頭ではわかっていても、「じゃあどうすれば?」と思いますよね〜。
等身大に戻るために、といっても、いきなり大きなことをしなくていいんです。
よかったら、日常の中の、小さな練習から始めてみてくださいね。
① 自分の「今の状態」に名前をつける
「なんか疲れてる」
「ちょっとさみしい」
「うれしかった」
そんな小さな感覚を、誰かに伝える前に、まず自分自身が気づいてあげることから始まります。
自分の気持ちに気づく練習が、等身大への第一歩です。
ポイントは「うれしいって思ってもいいよ」「怒ったっていいよ」って、自分に言ってあげること!
小さく見せる癖がある人は、いいことがあっても「よろこんじゃだめだ」
大きく見せる癖がある人は、腹が立っていても「こんなことでイライラしちゃいけない」って、無意識に抑圧しやすいですからね。
気づいたら「そうだよね」って自分が認めてあげてくださいね。
② 「大丈夫」以外の言葉を、一つ持っておく
「大丈夫です」と即答してしまう癖がある方は、ほんの少しだけ立ち止まってみてくださいね。
「大丈夫……なんですけど、少し疲れてます」
「ありがとうございます、正直ちょっと不安で」
完全にさらけ出さなくていいんです。
ただ、本音を少しだけ混ぜてみましょう。
それだけで、心はずいぶんと楽になっていきますよ^^
③ 安心できる人と、小さな本音を練習する
等身大でいられるかどうかは、「相手との関係性」にも大きく影響します。
すべての人に本音を言わなくていいんです。
まず一人、「この人の前なら少し正直になれるかな」という相手を思い浮かべてみてください。
そこから少しずつ、安心してつながる体験を積み重ねていくことが、等身大の自分を取り戻す道になっていきますよ。
今の日常にそういう人がひとりもいない、そんなときには私たち心理カウンセラーの出番!^^
どうぞ、お話にいらしてくださいね。

等身大に戻るとは、どういうこと?
等身大で生きるとは、「すべてをさらけ出すこと」でも
「我慢をやめること」でもない、と私は思うんです。
いろんなことがありますもの。人生。
無理しちゃうこと、ひっこんじゃうこと。
正直なところ、時と場合によっては、そうしておいた方がいい時だって、あったりしますもの!
でもね、今の自分の状態を、
まずは自分が、正直に扱えるようになること。
そして、そんな自分を受け取ってくれる関係性を、少しずつ育てていくこと
ここがね、すごく大切じゃないかなって思うんです。
「この人の前では、弱くても大丈夫」
「本音を言っても、この関係は壊れない」
そういう体験が積み重なっていくと、心はだんだんと、鎧を脱いでいくことができますからね。
等身大で生きることは、今の自分を、出発点にすること。
周りに合わせて、大きくなったり、小さくなったり。
それはあなたが、大切な人とのつながりを守ろうとしてきた証です。
そんな自分を丸ごと肯定しながら
等身大で過ごせる時間や、人を増やしていけるといいですね^^
あなたも心から笑えるようにね!
今回の記事が、あなたの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


3月8日の1DAYワークショップのテーマは
「等身大の自分で、等身大の自分で、安心してつながる」
安全な場所で、いっしょに「自分らしくつながる」練習をしてみませんか?

一対一のほうが話しやすいよー
という方は、個人カウンセリングがオススメです
直近の面談カウンセリングスケジュール
服部のカウンセリングは、全ての日程で、スマホやPCでご利用いただけます「オンラインカウンセリング」をご利用いただけます。
はじめましてさんも、お気軽にご活用くださいね。
オンラインのみ(ZOOM)
3月6日(金)13時、16時、19時
3月7日(土)満席
3月14日(土)13時、16時、19時
3月15日(日)10時、13時、16時、19時
*WEB予約もご利用いただけます
名古屋(金山)Orオンライン
2026年3月29日(土)10時、13時、16時
写真付き会場アクセス
予約センターにてご予約くださいね。
東京(代官山)出張
2026年3月22日(日)10時、13時、16時、19時
2026年3月23日(月)10時、13時、16時、19時
予約センターにてご予約くださいね。
写真付き会場アクセス
名古屋(金山)ワークショップ(5人限定)
3月29日(日)19時〜20時30分
詳しくはこちら
オンライン1DAYワークショップ
3月8日(日)10時〜
詳しくはこちら
ご予約は・・
予約センター06-6190-5131
営業時間:12時〜20時30分
休日:月曜、他
詳しいスケジュールと、ご予約方法


