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服部希美
心理カウンセラー/講師
カウンセリングサービス予約センター
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【Q&A】どうしていいかわからない ご相談事例にて回答しました!

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。

今日は、カウンセリングサービスのHPにて、
服部が回答しましたご相談事例が公開になりましたので、こちらでもご紹介させていただきますね。

ぜひ、参考にしていただけたらと思います。
ご質問をお寄せいただき、ありがとうございました^^

30才の女です。

初めてカウンセリングをうけたのは18才の時、何千回と受けたが、話してすっきりした事がありません。
自分を責めることをやめ、感情を感じ、それまで抑えていた怒りを感じ18才の時、ましになりまた。

15才の時、リストカットをし友達(それまであまり話していなかったけど、明るい人達からの仲間割れをきっかれに話した)に相談したとき、強いねと言われ、泣き、そ沢山相談しました。
かなりすっきりし楽になり、でもその後、前に仲良くしていた人達の元へ帰っていき、ああやっぱり私よりあの人達(その当時明るい人が私の悪口を言っていると思い込んでいた)の方がいいんだと思いました。
それ以来カウンセラーさん含め、すっきりした事がないように思います。

その後聴覚過敏を発症し、元々の頭痛もあり、話すことさえもしんどくなり生きているのがしんどいです。

去年の12月完璧主義である事に気付き、自分を褒める事へのチャレンジをしていますが、体もしんどいし、褒めても反応(嬉しい)とかが無いので出来ているのか不安です。

自分しか助けられないけどどうしていいかわかりません。

ご相談ありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

聴覚過敏や頭痛などでお話しするのもお辛い状況の中、ご相談をお寄せいただきありがとうございます。

18才の頃から何千回とカウンセリングでお話しされているということですので、もしかしたら私が今からお伝えすることも、かつてsさんとお話ししたカウンセセラーと同じアドバイスになってしまうかもしれませんが、今回の回答がsさんのお力になれたら嬉しいです。

どうぞ、よろしくお願いします。

 *

15才の頃、すでにリストカットを経験されているということは、15才の頃にはもう何かしらの生きづらさを感じていらっしゃったのかなと推測します。

その上、たくさん相談できたお友達がいらっしゃったのは良かったけれど、その後、友達が自分の悪口を言っていると思い込んでいた明るい人たちのグループに戻ってしまったとしたら

>「ああやっぱり私よりあの人達の方がいいんだと思いました。」こういう気持ちになってしまうのも無理はないのかなと思います。

私たちは傷ついてしまうと、同じことで傷つかないように自分を守りたくなりますから、もしかすると、その経験以降、人に対しての信頼感が持てなくなってしまっているのかもしれませんね。

ただ「ああやっぱり」と書いてくださったその言葉から、もしかするとsさんはそれまでも「私は大切にされない人だ」とか「私は嫌われる存在だ」いうセルフイメージを持っていらっしゃったのかもしれないなと思うのです。

私たちは、自分が思っているように人に扱われた時「ああ、やっぱり私はこう扱われるんだ」と感じやすいですから。

 *

そういった視点で見てみても、自分を褒めるチャレンジは自分を見直すことにも通じるため、sさんにとって有効なチャレンジだと思うのです。

ですが、自分のことが大嫌いだったり、心が疲れ切っている時にむりやり自分を褒めようとすると「拒絶反応」を感じて苦しくなってしまうことも多いのですね。

自分と向き合い、自分を褒めるチャレンジをされていることは、素晴らしいことです^^
体もお辛い中、前向きに頑張ろうとしていらっしゃるsさんはとってもとっても頑張り屋さんなのかなと文章を読ませていただいて感じました。

そんなsさんだからこそ、自分を褒めるチャレンジが難しいなと感じた時には、少しハードルを下げてみるのも一つの手かな、と思うのですね。

まずはなるべく拒絶反応が起きにくい形で、ご自身を受け入れていく方法も有効かなと感じました。


今日は2つご提案させていただきますので、sさんがいいなと思うものがあれば取り入れていただけたらなと思います。
 

1. どんなことがあっても、どんな気持ちになっても「そういうときもあるよね」と自分を受け入れてあげる。

心理学で「自己受容」といいます。
今日は1日、なにも出来なかったと思う日があったとしても、寝る前に「そういう日もあるね。」って言ってあげる。
頑張りたい気持ちがから回ってしまった時にも「そういうこともあるよね。」と言ってあげる。
体が辛い時には「辛いよね」って言ってあげる。
人が信じられない自分に気づいたら「それも無理ないよね」と言ってあげる。
これは自分責めのループに落ち込まず、その場でストップするためにも有効ですので、良かったらお試しくださいね。
 

2. なにか、夢中になれるものを探す。

体調に余裕がない時には難しいと思うのですが、すこし余裕がある時には「自分の好きなもの」や「やってみたいこと」「無心になってやれるもの」を探して、日常で取り入れてみるのも効果的です。
夢中になれることや、淡々とこなせる手作業などをすることで、マイナスに考える思考を止めることが出来るので、心のエネルギーが回復しやすくなるのですね。
お料理や散歩、塗り絵などにハマり、徐々に気分が回復してきたという方もいらっしゃいます。
不安が大きすぎる時には心のエネルギーが空っぽになっていることも多いですから、まずは充電から始めてみるのもいいかもしれません。
 

最後に。

自分のことを見直すことや、人生の選択など、たしかに自分でやらなくてはいけない部分も多いですよね。
でも、すべてをひとりきりでやらなくてはいけないというわけではありません。

人と協力し合い、励まし合い、進んでいくことでできることもあったりしますから、どうぞ、あまり背負い込み過ぎないでくださいね^^

応援していますね。

ご相談ありがとうございました

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