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服部希美
心理カウンセラー/講師
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大切な人とのコミュニケーションで、減らすといい言葉。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。

今日は、良好な関係を築くためのコミュニケーションのコツについて
心理カウンセラー的視点と、私のイタタな経験から、解説してみたいと思います。

パートナーとの関係はもちろん、
職場の上司や部下との関係、家族関係などでもご活用くださいませ!

たとえば、こんな会話。
しちゃいがちじゃないでしょうか。

「あなたは、いつもそう!」
「ぜんぜん、頼んだことをやってくれないじゃない!!」

この「いつも」「ぜんぜん」という言葉。

一見、事実を提示しているように見えますよねー。

彼はいつも、同じことを繰り返している。
彼は、ぜんぜんなにもしてくれない。

でもね、実はこれ。
事実を伝えているようで「感情」を伝えるコミュニケーションなんですよね。

たとえば、みなさんも想像していただくといいかなと思うのですが
「いつも」とか「ぜんぜんOOしてくれない」って相手に伝えたいときって、どんなときでしょう?

ちょっと・・・怒っているときじゃないですか?^^;

「もう、いい加減にしてよ!」という感情が溢れて
「いつもいつも」「ぜんぜんOOしてくれない!」って言葉が出てきてたりすると思うのです。

だって、大概の場合「いつも」って表現するときって
あくまで「多くの場合」であって、100%毎回ではなかったりしますよね。

「ぜんぜん」という表現もね、本当に「ゼロ」であることって、少ないと思うのです。

「あのとき」そうだった。
「ほとんどの場合が」そうだった、ということだと思うのですが

感情が乗っかっている分、ちょっと、誇張しちゃってるわけですね。

でね、これをコミュニケーションに使ってしまうと、相手はどう感じるでしょう?
あなただったら、どう感じますか?

そりゃ、できていないことだってあるし
同じことを繰り返していることもあるけれど・・
自分なりに、やったこともあるのに、そんなふうに言われちゃうんだ。

なによー、その言い方。なんか、全否定されちゃった気分。

ちょっと、悲しくなってしまいませんか?

その結果・・
「いやいや、いつもじゃないでしょ!」とか
「この前、やったじゃん!」とか、反論したくなっちゃうと思うのですねー。

たとえば、あなたが学生時代。

「あんたはいつもいつも、部屋を片付けないんだから!」
「あなたはぜんぜんお手伝いしないわね」

お母さんにこんなことを言われたら

「そんなことないもん!いつもじゃないし!」
「ぜんぜんお手伝いしていなかったわけじゃないのにな・・もう、いいや。」って言いたくなったのと同じようにね。

(はい!例は服部の経験です^^;)

本当は、あの人といい関係を育みたいだけなのに
こんがらがってしまうのも、本意じゃないですものね。

ですからね。

とくにネガティブなことをコミュニケーションするときには
「いつも」「ぜんぜん」という言葉はできるだけ減らすといいと思うのですね。

「”あのとき”は、こうだったよね」
「”これ”が出来ていなかったから、直して欲しいな」

特定をして伝えるほうが、お互いに受け取りやすくなりますよ。

そしてね。
ここもめちゃくちゃ大事なこと。

自分との会話でも、知らぬうちに使っていたりするんです。

「いつも」「ぜんぜん」

「私は、いつも失敗ばかり」
「私は、いつも人を怒らせちゃう」
「私、ぜんぜん成長できてない」
「私、ぜんぜん可愛くない」

ね。言っちゃってません?

自分を過剰に、追い込んでいませんか?
自分に大きなバツ、つけすぎちゃってません?
自分に怒っちゃっていませんか?

自分で自分の可能性、閉じちゃっていませんか?

それって、ちょっともったいないかも。

たしかに、あなたが人一倍、失敗しちゃう人だったとしても
それでもめげずにチャレンジしたことの中に、うまくいったことだってあるはず。

大丈夫、大丈夫。
過去を悔やむことができるということは、成長もしています。

よく探してみたら
あなたのこと、怒る人ばかりじゃないはず^^
健気にがんばるあなたの応援をしたい人も、きっといるはずですよ。

誰かに勝たなくても、あなたは可愛い。
あなたのことを可愛いと思う人も、必ずいます。

いつも、ぜんぜん、という言葉で
あなたのこれまでの努力や魅力を「ゼロ」にしちゃダメですよー。

あなたのことが大好きな、
大切な人のためにも、ね。

さて、今日のエクササイズは「例外探し」をしてみる。です。

「いつも、そうじゃん」「ぜんぜんOOしてくれない」といった不満がでてきたとき。

そうじゃなかったこと、
やってくれたこと、もらえたもの、思いを探してみてください。

「そういえば、あれは、やってくれたな」
「あのとき一回だけだけど、してくれたことってあったよね」

自分自身にやる場合も、同じように
見逃している「自分なりにやれたこと」「自分を認めてくれた存在」を拾い上げていくといいと思います。

そんなふうに「あるもの」に目を向けてみると
前提が変わるので、コミュニケーションが変化してくることも多いですよ。

よかったらお試しくださいね。

**

最後に・・。

こんなことを書いてはいますが

自分の感情が荒ぶっているとき
いままでの恨みつらみが積もり積もっているとき
わかってもらえない悲しみがいっぱいのとき

ちょっと客観的な視点が必要なコミュニケーションって、めっちゃくちゃ難しいんですよ。

つい、感情をぶつけたくなる。
人間ですから、当たり前だと思います。

こういう場合は、まず、自分の心と深くつながって
安全な場所で感情の処理をしたり、
自分の心のケアを取り組んでいかれるといいと思いますよ。

誰だって、心に余裕がない状態で
相手を思いやるって難しいですし
もしかすると、本題はパートナーではなく
自分自身の劣等感や、親子関係のわだかまりからきていた、なんてこともありますから。

よかったら、服部にもお話お聞かせくださいね〜。

あなたがあなたの大切な人と
幸せな関係を築けますように!

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