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服部希美
心理カウンセラー/講師
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大切な人を助けられなかった罪悪感からくる、ハードワークを手放す方法

がんばっても、がんばっても
どこか満たされない。

そんな、「ハードワーク」の問題を取り扱うとき、

実はその方が持っている「罪悪感」が、
キーになってくる場合が多かったりします。

あなたは、がんばることで
誰に、なにを許されたいのでしょう。

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

今日は過去記事ピックアップ。
「ハードワーク」を取り上げてみたいと思います。

私自身、ハードワークで悩んだことがあるためか、
カウンセリングの現場でも、よくご相談いただく「ハードワーク問題」
ご相談も多いジャンルのひとつですね。

この、ハードワークを抱えてしまう心のパターンは、
いろいろな方向からみることができるのですが、
今回は「罪悪感」の視点から紐解いてみたいと思います。

長ーい記事になってますので
ゆっくり読んでみてくださいませ^^

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自分のキャパを超えるような仕事量を引き受け続けたり、

同僚も沢山いる中で、
自分だけがヘビーな仕事や役職を任せられたり、

人手不足など、明らかに過酷な状況でも、
抜け出すことが出来なかったり、

自分を犠牲にし続け、
クタクタになって燃え尽きてしまう・・・

そんな状況になってしまっている時、
私たちカウンセラーは、

人一倍、仕事を引き受け続けることで、
自分を罰し続けている(自己攻撃)のではないか?
という視点で

「どうして、そこまで罪の意識を感じていらっしゃるのか?」
大元になっている「罪悪感」を、探してみることが多かったりするんですね。

というのも、実は

罪悪感からくる「ハードワーク」というのは、
無価値観(私には、価値がない)からくる「ハードワーク」とは違い、

「がんばりすぎなくても、あなたには価値があるんだよ」とか、
「まわりを信頼して、助けてもらいましょうね」

と、ただお伝えしても、
なかなか手放しにくいんです。

なぜなら
「ハードワーク」=「罪深い自分を罰する」
という目的があるから、なんです。

この「罪」の部分を癒す(許す)ことが出来ないと

いくらハードワークを手放しても、
なんらかの形で、自己攻撃をしちゃったりするんですよ。

でも、この罪悪感って、
心の奥深い部分に原因があることが多かったりするので、
自覚していらっしゃらないことが殆ど。

ですから、カウンセリングでは
昔のお話をあえて、お聞きすることが多いんですが

幼いころに感じてしまった罪悪感を
持ち続けていることは、やっぱり多かったりします。

たとえば、実際のカウンセリングでも
こんなケースがありました。

(ご本人様より了承を得てご紹介しています)

クライアントさまは、長女さんで
下に年のすこし離れた弟さんがいました。

その弟さんは、生まれつき体が弱くて
赤ちゃんのころ、入退院を繰り返していたそうです。

当時のお母さんは、赤ちゃんに付きっ切り。

幼い彼女の目には、
お母さんは憔悴しきり、とても大変そうに見えたそうです。

そしてあるとき、
彼女は見てしまったんですね。

赤ちゃんの弟さんを前に
「丈夫に産んであげられなくて、ごめんね」って泣いている、お母さんを。

彼女はお母さんに近寄ることが出来ませんでした。

そして泣いているお母さんを見てしまったこと。
誰にも言わないことにしました。

それからの彼女は
お家の手伝いをがんばるようになりました。

勉強もしっかり頑張ったし、
弟さんの面倒もよくみる、優しいお姉ちゃんになりました。

その後、弟さんは成長するにつれ元気になり
いまでは普通の生活が出来ています。

お母さんも笑顔が増え、家族仲も良好。

ですが、彼女の胸の中にはずーーーっと
「お母さんを泣かせてしまった」という罪悪感が眠っていて

家族の中だけでなく
社会においても

「聞き分けのいい子」をやったり
「優等生」でい続けることで、

頑張り続ける人生を送り
苦しくなっていたのですね。

「あの時の無力な自分」が、自分で許せず、
自分を罰するために、いろいろな手を使って、
苦しい状態に身を置き続けていたんです。

でも、彼女に罪って…ないですよね。
むしろよく、お母さんを助けてきたと思うのです。

小さい子が自分の欲求をぐっとガマンして、
人に与えるというのは…
なかなか出来ることではないのです。

カウンセリングでは、
この「罪の意識」を解きほぐし、癒していきました。

自分に罪の意識があることに気づくこと。
本当は、お母さんを助けていたこと。
そしてもう、償わなくていいんだよ、と腑に落ちること。

そうこうしているうちに、
自分に厳しくハードワークに追い込む癖は徐々に減り…
周りに助けてくれる人が増え、彼女の顔に笑顔が戻ってくるようになりました。

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彼女の場合は、まだ分かりやすい理由なんですよね。

もっともっと
「え?それは、あなたのせいじゃないよ><」ということで
「私が悪かったんだろうな」って、
自分を責めていらっしゃる方って多いのです。

ですから、まずは

「もしかしたら、こういうことが原因で
自分はハードワークにハマっているのかもしれないな」と、

罪悪感を持っている自分に
気づいてあげてくださいね。

そして、その準備が出来たときでいいので
「罪深いと感じちゃった自分」を「自分」で許してあげましょうね。

さいごに。

罪の意識、というのは
自分ひとりでは、なかなか手放せなかったりするんです。

こんなときには、
人に助けてもらう方が、
楽に手放していくことができます。

その方法とは・・
「私の幸せを、心から願っている人はいないだろうか?」と自分に聞いてみて
その人のために「自分を許して」「この生き方から、卒業しよう」と意欲を持ってみることです。

このブログでは、何度も何度も書いていますが
実は私たちは、自分にとってどうでもいい人には
罪悪感を持ったりしないんですよね。

罪の意識を持ってしまった、ということは
そこに確かに、あなたの愛があったことの証明になるんです。

そんなにも、愛情深くて、優しいあなたって
自分の人生を犠牲にしてまで、償い続けなければいけないほど罪深いのでしょうか・・?

そして、あなたが愛した相手は、
そこまで、自分を愛してくれた存在に、
罪を償ってほしいと感じているでしょうか???

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ちなみにカウンセリングでは、

カウンセラーといっしょに、今の自分で当時を振り返ったり、
セラピーなどを取り入れたりしながら、

自分に「もう、罪を背負わなくて良いよ」教えてあげたり、

そうまでして、
「一生懸命、誰かを愛してきた自分の愛を認める」ことに
チャレンジし、自分を許していくアプローチを取ること多かったりします。

こういった部分は、
カウンセリングの得意分野でもありますからね。
宜しければ、お気軽にお使いくださいね。

あなたと、あなたの大切な人が
より幸せを感じられる毎日を過ごせますように。

参考になれば幸いです。  

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