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服部希美
心理カウンセラー/講師
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好きなことをして生きていく②~どうして自分の好きにこだわるといいの?~

(前回の続きです。)

たとえば、カウンセリングの現場では
「一緒に趣味を楽しめるお友達」や、「趣味を理解してくれるパートナーが欲しい!」
そんなご相談をお受けしたりします。

自分が好きだなぁと感じる人と、一緒に過ごす。
気の合う人と、居心地の良い時間を過ごす。

お友達にしても、恋人にしても
自分が自分らしくいられて、居心地の良い関係を築く、というのも
「好きなことをして生きる」ことに繋がりますよね。

そんなとき、私たちカウンセラーは、
「すこし、自己開示をしてみませんか?」とご提案することがあります。

自己開示というのは
「私はこういう人ですよ」というのを、
まわりの人たちに見せてあげることを言います。

私たちって、
まず相手が心を開いてくれたら、自分も開いていいよって
思ってしまいがちなんですが、相手も同じようなことを思っていると、
お互いが探り合いになって、なかなか距離が縮まらなかったりするんですよね。

そんなときには、
まずは「自分から自分の情報を開示」することで
相手はあなたのことを理解しやすくなり、安心感を感じやすくなります。

そして、安心感を感じた分、あなたに対して
相手が心を開きやすかったりするんです♪

また、心理学では「返報性(へんぽうせい)」という
心の作用があると言われています。

自分が情報を開示した分、
相手からも同じぐらいの情報を得やすい、と言われているんですね。

ですから「私は、これが好き♪」という情報などを
先に自分が開示して周りに知ってもらうといいのですが
「自分の好き」にたいして遠慮がちな方が、とっても多かったりするんですよね。

自分の好き、を伝えることってワガママなんじゃないかな~?とか。

「この年になって」とか。「男なのに(女なのに)」とか。

「こんなことを好きだって感じているなんて、私っておかしいでしょ?」とか。

「私がこんな事が好きだってあの人にバレたらきっと、嫌われるだろうな~・・・」なんて思って
自分の好きを隠そうとしたり、なかったことにしちゃったり。

「これならまわりに受け入れてもらえるだろう」と、
本当に好きなことではなく、認めてもらえそうな「好き」を用意してしまったり。

これって、良くある事だと思うんです。

例えば婚活パーティの席で。
実はアニメやゲームが大好きなのに
趣味は「お茶とお華です♪」とか言っちゃったとしましょう

本当に、お茶やお華にも興味があればいいと思うんです。
優先順位が低くても、好きであれば問題ないと思うのですが、

でも「お茶やお華っていっておけば、
こんな私でも気に入ってくれる人がいるかも?」なんて思って、
ついつい、興味もないのに言っちゃったとすると。

たとえこの状態で、彼があなたを気に入ってくれてお付き合いが始まったとしても。
 彼の前で「自分らしく」いることって、・・・ちょっと難しいのかもしれませんね。

お付き合いが始まってから、お茶とお華を猛勉強して!
それなりにお作法が出来るようになったとしても。

私は彼をだましている、という気持ちになりやすいですし

「本当の私の趣味を知られたら、嫌われてしまうだろう><」と感じて隠している分、

たとえ彼が「別にどんな事が好きでも、あなたの価値は変わらないよ
って思ってくれていたとしても。

相手の愛情を疑ってしまい、
受け取れなくなってしまったりするんですね。

また、本当にゲームが好きで、
自分にピッタリ合う男性が貴方の前に現れたとしても、
あなたが「女性がゲームが好きだとか絶対受けいれてもらえないだろう」と思い、
「私、お茶とお華が趣味です」って言っちゃったとしたら

 彼は「そっか~。僕とは趣味が合わないな~残念。」
ってチャンスを逃しちゃったりすることもあると思うんです。

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(因みに私は、サクラ草が大好きです!)

婚活パーティでご説明しましたが
これって日常でも起きやすいことなんですよね。

お友達や職場の対人関係でも
自分のことを隠せば隠しただけ、
周りの人の愛情を受け取れなくもなっていきますし、

周りの人も、あなたのことが分かりにくくなっていき、
愛しにくくなっちゃうんです。

また、私たちは、自己重要性と言って
誰かのお役に立ちたいという心理を持っています。

あなたを大切に思う人は、
あなたを喜ばせてあげたい!と思っているんですよ

あなたも、
「あなたの大切な人の心からの笑顔がみたい」と思いませんか?

ですから「私はこれが好き」ということを、
ちゃんとまわりに伝えてあげるといいんですね。


もしあなたが
「気が合うお友達が欲しいなぁ」と思っていたり、
「心許せるパートナーが欲しいな~」と思っていたら。

「すごく恥ずかしいんですけど
実は私、OOが好きなんですよね~。」

こんな伝え方でもOKです。

「誰かに認めてもらえるように作った」好きではなく。
「自分の感じる」好きを、伝えてみてくださいね

『どうして自分の好きにこだわるといいの?』
『自分に合った人が引き寄せられやすいから』

(続きます~

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