いつも、暗い顔をしている友人がいます。
いっしょにいるときの会話も、誰かへの愚痴だったり、悩み事だったり。
せっかく楽しい場所に遊びにいっても、話すことは暗い内容。
私に連絡が来る時は大体、困ったとき。
一方的に、悩みを聞いているような関係です。
それでも、私はその友人のことが放っておけなくて
いつも付き合ってしまうので、自分まで暗い気持ちになってしまいます。
よくよく考えると、私の友人ってみんなそんな感じかもしれません。
都合のいい人になってしまっているのでしょうか。
なぜか、悩んでいる人や報われない人、
不遇な男性に惹かれてしまう自分がいます。
この人は生きづらいだろうな、と思うような
影のある人ばかり、気になるんです。
とはいえ、たとえお付き合いが始まったとしても
そういう人は、自分のことばかりを見ているので、私が頑張ってばかり。
そして、相手から振られるという繰り返し。
どうして私は、こんな人ばかり気になるのでしょうか？
こんなときには
「どうして私は、かわいそうな人ばかり気になるんだろう？」
パターンが出来上がった背景に目を向けて
過去を完了してあげるといいかもしれませんよ？
楽しさを分かち合える人より、気になる「影のある存在」
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。
人生を楽しむ上で、どんな人と関わっていくのか？というのは
とても重要な要素だったりしますよね。
いっしょにいて、楽しい！であったり
いっしょにいると、心強い！であったり
いっしょにいることで、勇気や元気が湧いてきたり
なんか、落ち着く〜であったり。
基本的に、私たちは「いっしょにいると、いい気分になる人」を選ぶと言われているわけですが・・。
「どうも、影がある人が気になっちゃう」
そんな方っていらっしゃったりします。
でね！べつにそれで幸せを感じられるならいいと思うのですよ！
大切なのは、自分の気持ち。
周りの人がどれだけ反対したとしても
当人同士が幸せだったらいいですし
暗い気持ちになっている人に、人一倍早く気づき
気にかけてあげることができること。
根気よく、お話を聞いてあげたり
寄り添ってあげられることは、素晴らしいことなのですから＾＾
誰でも、悩むことはありますし、辛いときに人に頼ることは大切なことですからね。
・・・・なんですけども。
たとえば、いつも影があったり、不遇だなと感じたり
生きること、不器用そうだなぁと思う人が気になって
自分まで巻き込まれて苦しくなっちゃう。
であったり
相手が幸せそうになると、とたんに興味が失せちゃう。とか。
影のある人に近寄って行って、
うざったがられちゃう＞＜
毎日、楽しい時間よりも、人のことで悩む時間の方が多い。
周りにも軽やかに生きている人があまりいない・・。
悩んでいないと、なんだかソワソワしちゃう。
そんなときには、
こういった視点で、過去を振り返ってみるといいかもしれませんね。
「かつて、あなたが、あまり幸せそうじゃないなと感じた人。
あなたが、笑顔にしてあげたかったけれど、できなかった人は誰ですか？」
助けてあげられなかった過去の、やり直しをしていませんか？
たとえば・・
子供の頃、お母さんがとても苦労していた。
いつもイライラしていて、笑顔が少なかった。
そんなお母さんを、私はいつも「かわいそうだな」と感じていた。
そんな私は、お母さんに笑って欲しくて、ラクになって欲しくて
お勉強やお手伝いを頑張ったけれど、お母さんはあまり反応してくれなかった。
子供の頃、親友だと思っていたお友達がいた。
どんなときでも、味方でいようと思っていたのに
お友達がイジメに遭っていたとき、助けることができなかった。
見て見ぬ振りをしてしまい、そのまま疎遠になってしまった。
もう、いまさら
どうしようもないのだけれど
当時も、どうしようもなかったのだけれど
「笑顔にしてあげたかったのに、できなかった」と後悔している自分がいる。
「本当は、あの人を助けたかった」
「私は、あの人を見捨ててしまった」
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
こういう思いが、心に未完了として残っていると
この、心残り・・といいますか
かつて失敗に終わったミッションのリベンジ（やりなおし）として
「かわいそうな人をみつけては、笑顔にする」というミッションを自分に課してしまうことがあるのですね。
助けても助けても、また、かわいそうな人が気になる心理的理由
でも、ここでのポイントは
いくら、目の前の友人やパートナーを助けても
本当に助けたかった人とは違うので、心がラクになっていかないという点。
ゆえに、何度も何度も
人を変え、状況を変え、繰り返しちゃうことが少なくないんです。
そして、自分の優しさや愛情を「嘘っぽいな」って感じちゃう。
偽善だなって感じちゃったりして・・
「私は、最低最悪な人だ」という、自己概念ができてしまっていることもあったりします。
すると、楽しそうにしている人、本当に大好きな人には近づけない。なんてことも起きることも。
「私がそばにいると、みんなを苦しめちゃう」って。
本当は・・・
あなたが優しいがゆえに、申し訳なさを感じているのにね。
過去を完了させて、いまある喜びを分かち合える私になることが、周りを救う力にもなる！
こういうときには「過去を完了させてあげて」
あなたの罪悪感を、愛に戻してあげるといいと思いますよ。
「いまでも、あなたのことを愛しているよ」
「幸せを、願っているよ」
愛する人に対して、罪悪感で愛を止めてしまうと・・・ものすごく自分を責めてしまいますし
あなたの世界に「かわいそうな人」「救わなければならない人」が
出てきやすくなってしまいますからね。
心理セラピーなどで、感情・感覚レベルで
癒していくことも有効ですから、カウンセリングもご活用いただけたらと思いますが
まず、気づいてあげることから始めてみるといいかもしれませんね。
「かつて、あなたが、あまり幸せそうじゃないなと感じた人。
あなたが、笑顔にしてあげたかったけれど、できなかった人は誰ですか？」
つまり
「あなたが愛してやまなかった人。大好きだった人。
幸せになってほしいと願った人は誰ですか？」
あなたがどれだけ、その人を大切に思っていたか。
いまでも、大切に思っているのか。
あなたの大きな大きな愛に気づいていますか？
＊
このパターンをお持ちの方はね、愛する力が半端ない人。
深く深く、人を愛することができる人だと思うのです。
人の隠れた気持ちに気づくことができる人。
どんな人にも、いいところを見つけたり
分け隔てなく付き合える、包容力があったり
本人も気づいていない「がんばり」をみつけて、拾い上げてあげられる人だと思います。
そんなあなたに救われた人は、きっといます。
許されてきた人も、たくさんいらっしゃると思いますよ。
今度はあなたが、自分を許し、救ってあげる番。
あなたも人生を楽しんで、笑顔になる番かもしれませんね＾＾
きっと、ここで悩んでいる方の本当の望みは、、みんなで楽しみを分かち合うことだと思うのです。
思わず、笑っちゃう！誰も悪くない世界。
あなたが楽しそうに生きている姿を見て
救われる人も必ずいますよ。
とはいえ、この部分は
心の深い深いところにある思いだったりしますから
よかったら、服部にもお話聞かせてくださいね。
参考になれば幸いです。
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