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服部希美
心理カウンセラー/講師
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「話し合いをしたい私VS向き合ってくれない彼」"論破"ではないコミュニケーションで心つながる関係を築く

パートナー間で、友人間で
意見が食い違うことってありますよね。

たとえば、今後の生活のこと。
私は節約をして貯金をしっかりとしたいタイプ。すこしでも老後や子育てに回したいと考えている。
でもパートナーは、趣味を大事にしたり、ときどき豪華な旅行をしたりして、楽しさも大切にしたいと思っている。

こんなとき、みなさんだったら、どうしますか?

「なるほど。ここはひとつ、話し合おうじゃないか」と感じると思うのですよね。

話し合うって大切なことです。
私たちはエスパーではありませんからね〜^^;
言葉にして、自分の考えを伝え合うのはとても大切なことだと思います。

ですが、パートナーに話し合いを持ち掛けても、あんまりいい顔をしない。

自分の意見を言わず、だんまりしてしまう。

なんなら「今じゃなくていいじゃん」と怒り出す、みたいな。

「私はコミュニケーションを取りたいのだけれど、パートナーが拒絶します」という場合はね、
もしかすると、あなたがパートナーを「論破」してしまっているかもしれませんよ。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
カウンセリングサービス服部希美です。

今日はコミュニケーションについて。

論破という言葉を辞書で調べてみると
こんなことが書いてありました。

議論して相手の説を破ること。
相手の説を議論によって打ち破ること。

あなたとパートナーの話し合い

「私のプランの方が、いかに優れているのか」そして
「相手のプランに、いかに”スキ”があるのか」を突く、みたいな
「論破」みたいなかたちに、なっていませんでしょうか?

基本的に、論破ができる方というのは、頭が切れる方で
論理的に考えたり、伝えることが得意なんだと思うのですね。

損得をちゃんと考えられたり、リスクまで先読みできたり
頭の回転も早いので、ぱぱぱぱっと要点をまとめて、お話しできちゃう。

多角的にみることができるので

「こういうことをすると、きっと、こうなるよね」
「ということは、こっちほうがいいんじゃない?」

なんて、人一倍早く、世にいう「正解」を叩き出すことができる人だと思うのです。

そして、たとえ論破という形になっていても
相手を攻撃をしようとして、やっているわけでもないとおもいます。

良かれと思って、相手のためを思って、
やっていることがほとんどなのではないでしょうか。

あなたがパートナーの幸せを思うからこそ、
自分が、考えて考え抜いたプランが一番いいのよ、
って、伝えたくなっちゃうのだと思うのですね。

でもね・・・
こういうコミュニケーションの仕方になっていると
相手は「正論で論破された」と感じやすいのです。

そして、論破という形になってしまうと・・
相手が自分の気持ちや意見を言うチャンスを奪ってしまうことがあるのです。

そしてなにより・・・
論破ってね、「勝ち負け」が発生しちゃうのです。

論破された側は、負けた側。
勝ち負けが発生すると・・負けた側は傷ついちゃうのですね。

これを繰り返していくと、
だんだんと、相手が話し合いをすることを避けるようになってくることも。

「話し合いをするって言ったって、どうせ君は、自分の意見を押し付けてくるだけでしょ。」
「また否定されるんでしょ、もう、好きなようにしたらいいじゃん」って。

実は私もね、昔はよくやっちゃってました。

「だって、こっちの方が正しいでしょ」
「私の案の方が、いいと思うんだけどなぁ」

元彼は元彼なりの考えがあって
思いがあるのに関わらず

あれこれあれこれ説明して、
私の意見の方がお互いにいいよ、と押し付けちゃったり
元彼の意見に従うにしても、内心、不満たらたら・・^^;

もちろん、私としては
元彼のことは大好きでしたから
良かれと思ってのアドバイスでしたし、
ふたりが幸せになれそうな方を提案していたと思います。

きっと周りから見ても「私の方が正しかった」と思うのです。

でもね・・・元彼から言われたことがあるのですね。

「のぞみは、けっきょく、自分のことしか考えてない!」

そしてね。
こんなことを言われたこともありました。

「たしかに、のぞみのいうことが正しいと思う。
こんな自分のことが情けないと思うけれど、
みんながみんな、そんなふうに強くは生きれないんだよ」

当時の私は幼すぎて
パートナーの気持ちを汲んであげることができず
「どうせわかってくれないだろう」と、
パートナーがどんどんとダメンズさん化していってしまいました・・^^;

心理学では「コントロール」というのですけどね
相手を自分の思うように動かそう、という力が働いている状態だと
素直な気持ちをコミュニケーションできるような関係を築くことが難しく
どちらかが「我慢する」という形から、抜け出せないのですね。

さてさて、ここからが本題ですね!!!

では・・どうして論破をしてしまうのでしょうか。
良かれと思ったコミュニケーションが、論破という形になってしまうのでしょうか。

そこには、こんな悲しみが眠っていることも多かったりするんですよ。

「論破でもしなきゃ、私のいうことなんて聞いてくれないでしょ?」
「勝たなければ、私のことなんて尊重してくれないでしょ!!」

あなたは、そんなことを感じていませんか?

それは、今のパートナーとの関係で感じたのかもしれませんし
どれだけ抵抗してもいうことを聞いてくれなかった、
過干渉気味のお母さんとの経験からの影響だったり、ケースバイケースではあると思うのですけども・・

言い負かしてしまう、論破してしまう背景には
なにかしらの「私の話を聞いてもらえなかった」という痛みから、来ていることも多いのです。

たとえば、大声で怒鳴って
「俺のいうことを聞け!俺が正しいんだ!」と暴れる人っていますよね。

なにをそこまで自己主張する必要があるのだ・・と外野は思ったりもしますが
そこには「そのぐらい自己主張しなきゃ、こんな俺のことなんて大切にしてくれないだろう」という心の傷があり
そうならざるを得ない過去や背景があったりもするものなんです。

まぁ〜、そうやって暴れれば暴れるほど
聞く耳を持ってもらえなくなっちゃったりもするんですけどね^^;

論破しちゃうにも、理由があったりするのですね。

で、ですね。
ここがテストに出る大切なこと!

論破をしてしまう私
どうせ話を聞いてもらえないんでしょ、と話し合いを避けたいパートナー。

・・・あれれ〜、なんだかおかしいですね。

どうも、どっちも
「どうせ自分のことなんて、わかってくれないでしょう」という痛みがありませんか?

パートナーシップは鏡、なんていいます。
あなたの抱えている痛みは、パートナーも抱えていることが多いのですね。

「彼が話し合いに応じないのが悪い!」ではなく
「私とパートナー、お互いに同じ痛みがあるのかも」そういう視点で見てみると
自分を責めるだけでなく、自分が取れる行動っていろいろ出てくると思うのです。

そしてそして・・関係の改善の鉄則は「まず、自分から変わること!」

こういうときにはね、すこし気持ちを切り替えて
相手も自分も「感情のやり取り」を大事にする話し合いを、提案していくといいかもしれませんね。

できれば、小さなことから

「私はこう思うのだけれど、あなたはどうかな?」

「私はあなたの気持ちも大事にしたいと思っているの。
よかったら、あなたの気持ちも聞かせてね」

自分から歩み寄っていくこと。
そして、すこし待つこと。

頭の回転が早い方ほど、待つのって辛かったりします。

とくに、怖れがあると「すぐに結果が欲しくなります」
「ほら、やっっぱりダメだった!無駄だった!」と、引っ込めたくなるもの。

でもね、

「そうか。相手は、私ほど、ぱぱぱっと考えられないかもしれないな」
「心の準備だって必要だよね」なんて、思ってみるといいかもしれません。

とくに、話し合いになった時
相手が話をまとめている最中に、畳み掛けてしまうこともあるかもしれませんから
「自分が話したら、同じぐらい相手が話すまで聞き役に回る」というのも大事なことかもしれませんね。

また、関係がすでに拗れている場合
「あなたの気持ちを話してねって言ったって、聞く耳持たないじゃん」と言われちゃうこともあるかもしれません。

だいたい、90%ぐらいは言われます。
まー、めげちゃいますよね。「なによ、この私が折れてやってんのに!」って。

でもね、その「不満を感じる気持ち」を話してくれたことは、最初の一歩クリアなんです!

「そうね。いままであなたの気持ちに気付けなくてごめんね。
これからは、いい関係を築いていきたいなって思うから、よかったらあなたの気持ちを教えてね」

LINEでも、メールでもいいからね。
そんなふうに「私はあなたの気持ちを受け止めますよ」と
言葉で伝え続けてあげてくださいね。

最後に・・。

「論破してしまう私、我慢してしまうパートナー」という関係は、
お互いに「心からつながること」を、誰よりも望んでいる、ということでもあります。

ただ、あまりにあなたの心の傷が深すぎると
「どうして私ばっかりが歩み寄らなきゃいけないの?」と葛藤が出てきたり
犠牲や我慢という形でやってしまいがちですからね。

よかったらカウンセリングもご活用くださいね。

あなたが大切な人と、愛でつながる関係を
築くためのヒントになれば幸いです。

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