いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 服部希美です。
今日は「怒っている」とか、
怖い人なんじゃないかと誤解されやすい理由や
解決法を「我慢や犠牲」の視点から紐解いてみたいと思います。
怒ってると誤解されやすい心理状態の原因は「我慢」かもという視点
自分は怒っていないのに、周りから「怒っている」と誤解されやすい。
自分ではそんなつもりはないのに
「なにがそんなに不満なの！」って責められちゃったことがある。
こういうご経験をされた方って、少なくないのかなって思います。
たとえば職場で。
友人関係で。パートナー間で。親子間で。
「そんなつもりはない」のに、誤解されちゃう。
そして、「べつに、そんなこと思ってないし！なによ！」って
悲しい気持ちになって、相手に攻撃的な気持ちになり大ゲンカ。
カウンセリングでもけっこうお伺いするのですけどね＾＾；
こういうときってね、「我慢グセ」がキーワードになっていることって少なくないんです。
「我慢」しているとき、どんな表情をしているのか？どんな影響を相手に与えているのかという視点
たとえばですが・・
あなたが、頭が痛いのを我慢して仕事をしていたとしましょう。
あー・・・頭が痛いなぁ・・
でも、仕事も頑張らなきゃ。
ぐっと、耐える。我慢する。
それはとても立派なことだと思います。
助かっている人もいると思います。
でもねー。
こんなとき、楽しそうでゆるゆるな表情になることって、あんまりないと思うんです。
眉間に皺が寄ったり、
体に力が入ったり、
口をぎゅっと結んで、呼吸を詰めてたり。
緊張感が体にでたりしますよね。
でね、私たち人間が「耐えている」ときって
基本そんな感じなんです。
我慢するのが「体の痛み」ではなくて「感情」だったとしても、です。
ぎゅっと体に力が入っていて、緊張している状態。
で、ですね。
逆に、安心感を感じてたり
心地よくゆるんでいる状態って、どんな感じでしょうか？
温泉入って、ゆるゆる〜っとしているとき
美味しいケーキを食べて幸せに浸っているとき
寒いところから、あたたかいところに移動してきたとき
あんまり意識はしていませんが
体はほどよく力が抜けているし
口元はちょっとゆるっとしているし
じわじわっとあたたかさを感じる感じだと思うのですね。
詰めていた息を、はーって吐き出している、あの感じです。
では、
緊張感でいっぱいの表情と、ゆるっとしている表情。
どっちのほうが、そばにいて安心を感じるでしょう？
そばにいる自分のことを
好意的に受け入れてくれているなぁって感じますか？
きっとね、ゆるっとしている方だと思うのですね。
大切な人が、自分のために我慢をしていると感じたとき、どんなふうに感じるのか？という視点
そして・・、無意識に
大切なに我慢をさせていると感じたとき
私たちは、どんな気持ちになるでしょう？
自分のために、誰かが犠牲になっている。我慢をさせている。
そう感じて幸せな気持ちになれることって・・少なかったりします。
「申し訳ないな」
「そんなに責めないで」
「べつに、こっちはそんなこと望んでないよ！」
結果、「なんでそんなに不機嫌なの？！」「文句があるなら言ってよ」「怒ってばっかりいないで！」
そんなふうに、喧嘩になっちゃう、ということが起きたりするわけですね。
我慢グセを手放していくといい、本当の理由
ですからね。
我慢グセは、できるだけ
手放して行くほうが良かったりするんですね。
いくら、誰かを思う愛からだったとしても
巡り巡って・・相手に愛として伝わりにくかったりもしますから。
たとえば、あなたのお母さんが我慢をする人で
子供の頃、いつもなんだか苦しそうだった。
いつも自分のことは後回しだった。
「私のことはいいよ」って言っているけれど、明らかに我慢してた。
もちろん、それはお母さんの愛で
自分の欲求よりも、我慢せざるを得ない時期というのはあると思うのです。
それが間違っている、というわけではないのですし
強い愛でもあるなと思うのですが・・
ちょっと辛い気持ちになってしまうことって、多いと思うのです。
「お母さんは、こんな人生で幸せなのかな」
「お母さんが苦しそうなのは、私たち子供のせい？」
「私たちじゃ、お母さんを助けてあげられないよ・・」
この愛し方って、愛が一方通行になってしまうことが多いんです。
我慢している側が、いくら「私はいいよ」って言っていても。
我慢を手放して、愛させてあげる。自分のことも見捨てない。ここには勇気が必要かも。
ここは、ちょっと練習が必要かもしれません。
勇気も必要かもしれません。
周りの人のためにも
自分を犠牲にするのはやめよう。
自分のことも大切にしよう。
人からも愛されよう。
この一歩もね、ひとつの愛かなって服部は思ったりしますよ。
そして、我慢を手放して、人と幸せになるための
最初の一歩は、あなたの歩んできた人生を肯定的に振り返ってみること、かもしれません。
悲しみや嘆きも、いっぱいいっぱい吐き出しながら
我慢や犠牲を選んできた、あなたの愛をちゃんと認めた上で
違う愛し方を選んでいく。
あなたも、あなたが数に入れていく。
あなた自身を救っていく。
そんな時間をとってみていただけたらなと思いますよ。
我慢や犠牲の愛し方は、日本人はやりがちだったりします。
自分の身近にいた大人のやり方を、そのまま引き継いでいる方もいらっしゃるかもしれません。
正直なところ・・私もね、身に覚えがあるんです＾＾；
「犠牲や我慢をすることが愛だと信じ、一方的に与えていた」過去が・・。
それで、ふたりが幸福感を共有できれば、なんら問題はないのですけど
やっぱりうまくいかなかったのですね。
いまとなっては、どうして周りの人が自分に苛立っていたのか・・
私はこんなに一生懸命愛しているのに、どうして伝わらなかったのか・・分かるような気がします＾＾；
怒っていたように見えた理由もね。
でも、このときの私は、純粋でもあったなと思います。
愛し方はズレちゃったかもしれ無いけれど、どうでもいい人に対して、そんなことしませんからね。
本当に自分が望んでいる幸せを手にするために。
ここで行き詰まってしまった方が、本当に本当に欲しかったものは
誰もが我慢をせず、誰もが犠牲にならずに、愛し合える世界だと思います＾＾
そんなあなたは、素晴らしい。
きっと、望む幸せを手にすることもできますよ。
私たちカウンセラーも応援してますからね。
まずは、自分自身を救うところから。
よかったらやってみてくださいね。
＊
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