いつもお読みいただき、本当にありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。
今日は、母校・神戸メンタルサービスのオンライン無料説明会にて、短い時間でしたが「『これで良かったんだ』と自分に言い聞かせる人生をやめられた理由」を話させていただきました。
その余韻のまま、お風呂につかりながら(笑)
ふっと浮かんだ気づきを、ここに置いておこうと思いました。
今日は、とりとめのないコラムをひとつ。
よかったら、のんびりとお読みいただけたらうれしいです。
夢を封印していた頃のわたし
二十代の私は「声優になる」という夢を抱え、反対を押し切って上京しました。
現実は厳しく、夢を手放したあと、
アニメもラジオも舞台も——あれほど大好きだった世界を、しばらくまっすぐ見られなくなりました。
傷ついた心を守るために、夢そのものを“黒歴史”にして遠ざけるしかなかったんですよね。
人によっては「私はやれるだけやったし!」って切り替えて
「今度は応援する側に回ろう!」なんて思える方もいらっしゃると思うのですが
傷だらけの私にとっては、なかなか、そうは思えなかったんですよ。
その後、長いお付き合いの終わりや職場のトラブルが重なり、心がぽきんと折れてしまった。
そこで出会ったのがカウンセリングであり、神戸メンタルサービス。
そこで、自分が夢をあきらめてしまった本当の理由を見つめることができたのです
そして、行き詰まっていた対人関係や恋愛観、生きづらさが
だんだんと良くなっていった、というお話を、ぎゅぎゅぎゅっと15分で、させていただいたのですね。
大好きなものほど、嫌いにならないと諦めきれなかった
でね、癒しを進めていくなかで、
いろんなことが改善していったわけですが・・
私にとって、再び声優さんや作品を素直に楽しめるようになったことも
大きなものとなっているよね、って、ふと思ったんですよね。
夢を描いた世界を、嫌いなままで終わらせなくてよかったなって。
あれだけ遠ざけていたのに
いまでは、好んでYouTubeで声優さんのお話を聴いて笑ったり、ラジオを聴いたりしてますからね!
ありがたいことに、声優さんの番組に「心理テスト監修」という形で関わるご縁までいただいたりして。
(2年以上やってたのに、すっかり忘れてた・・・。その話をしたらよかったなぁ)
今から思うとね。
あのとき、無理やり憎むことでしか距離を取れなかったほど、それは私にとって“大切なもの”だった。
あの夢があったから、生きてこれた。
そんな時代も確かにあったのです。
だからこそ今、嫌いなままで終わらずにいられることが、うれしいなぁってね。
私が、その世界を夢見た理由
というのもね。
実は、子どもの頃の私は、大人になることにけっこう絶望していたんですよ^^;
それは、私自身が、子供時代いろいろあって・・
親からの期待が大きすぎたり、
毎日を「楽しいな」と感じられていなかったから、というのもあったのかもしれませんが・・
とにかく、内心、すごーーーく「冷めーた」子供時代を過ごしていたんですね。
そんなふうに不安を抱えて過ごしていた私に、はじめて、
一生懸命、でも楽しそうに生きている「大人のモデル」を見せてくれたのが
アニメであったり、声優さんやラジオパーソナリティさんだったのですよ。
いい作品を世に届けたい。
作品を通して、誰かを笑顔にしたい。
勇気づけたい。
そのために、いま、自分に何ができるだろう。
表に出せない事情がたくさんある世界だとわかっていても、
垣間見える、まっすぐ取り組む背中が、当時の私にとって、とてもまぶしくて。
なんていうのでしょうか。
大人が本気で、直向きに生きている姿に
感動しちゃったのですよね。
「私も、こんなふうに生きていきたいな」って。
***
私は、声優さんになる、という夢は諦めてしまったけれど。
実は、心理カウンセラーになりたいと思った時に抱いた感情は
声優さんになりたいと思ったきっかけに、似ていたような気もするんです。
私にとっては、かっこよくみえたのですね。
心理カウンセラーさんたちがね。
ときには共に涙し、ときには共に悩みながら
クライアントさんを信じて、仲間を信じて、
「いま、自分に何ができるかな」って一生懸命関わってくださるその姿に
うっかり、心を打たれてしまったのですよ^^;
私も、あんな大人になりたい。
私も、いっしょに頑張りたい、その世界をつくりたい、一員になりたい、って
うっかり、思っちゃったのですよねー。
それはいまでも、継続中で。
まぁ「こんなはずじゃなかった」なーんて思うことがない、とは言いませんけども!笑
尊敬できる大先輩はもちろんのこと
直向きに頑張るクライアントさんや仲間、後輩さんの姿を拝見するたびに
なんかね、胸が熱くなっちゃって。
やっぱり好きだなぁ、この世界が。
そんなふうに思う毎日なのですよね。
そして気づけば、応援してもらう側だった私が、
いまでは背中を見せている側でもあるわけで。
あのとき、私にステキな背中を見せてくれた先輩たちのように
私も、勇気や希望を見せてあげられてたらいいな、と思う今日この頃だったりするんですね。
いつか、すべてがあなたの力になる
そんな服部。
最近、本棚の手前に置いている一冊があるんです。
それは、声優・梶裕貴さんの『いつかすべてが君の力になる』という御本。
傷ついたままの私だったら、ぜっっったい手に取れなかったであろう、声優さんのご本なんです。
この本自体は、声優さんを目指している14才向けに書かれた本で、
半分以上は梶裕貴さんの声優論であったり、夢を叶えるために歩んでこられた道のりだったりするのですが
この本を書かれた梶さんはもちろんのこと
若かりし梶さんと共にお仕事を重ねてこられた、音響監督さんの文章を含めて、、
憧れの背中を追いかけてきた自分が、
たくさん先輩から助けられ、勇気づけられてきた自分が
今度は先輩側として、そして、大人として
自分は、何を後輩さんたちに見せてあげられるだろうか?
自分は、何を教えてあげられるだろうか?伝えられるだろうか?
そんな、、、読者さんへの愛が詰まっているような気がして
なんか泣けちゃうんですよね。
私もその世界に、片足つっこんできた人だから、なおのこと感じるのだと思うのですけどね。
私にとっても、自分自身を振り返れるような。
大切なことを思い出させてくれるような。
そんな大切なご本になっているのですよね。
大好きなものを、嫌いにならざるを得なかったあなたへ
実は、カウンセリングの中でもね
ずっと心の拠り所にしてきたことを挫折してしまったり
一度、望んだ道と違う道を、歩まざるをえなかった。
そんなお話をお聞きすることって多かったりします。
そして、その過程で
大好きだったものを、大嫌いにならなくてはいけなかった。
憎むしかなかった、そんなお話をお伺いすることも。
どれほど、大事なものだったのだろう。
そしてその状態は、どれほど苦しいものだろう。
お話をおうかがいしていると、そんなことも思うのです。
でね、服部がお伝えすることができることがあるならば。
違う道を選んだ、その先には、また違う道がある。
あなたにしか、歩めない道が必ずある。
これまでの道を嫌いになってしまった自分を責めなくていいんだよ。
きっと、そのうち、見えてくるから。
そして、迷ってきたその道のりもまた
「いつか、すべてがあなたの力になる」よ。
ってことかな、って思います。
それは、夢であったり
好きな人であったり、いろいろですけどね^^
こういう機会がなければ、なかなか書くことがない話題でもあったので、
コラムとして残しておくことにしましたよ。
な〜んて、ニッチな話題だろう!
と、書いていて思いますが、まぁ、今日はいいでしょう(笑)
必要な人に、届くといいな。
不器用に生きてきた大人代表の服部ですが
だからこそ、お伝えできることもあると思いますからね。
不器用仲間のみなさま。
応援してますよ。いっしょに楽しんで行こうね。
参考になれば幸いです。

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