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服部希美
心理カウンセラー/講師
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「ごめんなさい」が口ぐせになっているあなたへ 〜それは優しさのサインかもしれません〜

たとえば、
道ですれ違ったときに、相手と少しぶつかりそうになっただけで「ごめんなさい」。
エレベーターで降りるタイミングを譲ってもらって「すみません…」と小さく頭を下げる。

何気ないやりとりのなかで、「あ、今ちょっと言いすぎたかな」と思った瞬間、反射的に「ごめんね」と口にしている。

そんな自分に、ふと気づくことってありませんか?

迷惑をかけたわけではないのに。
相手が怒っているわけでもないのに。
それでも、つい「ごめんなさい」と言ってしまう自分がいる。

もし今、あなたがそんな風に感じていたら、
その背景にはきっと、あなたの“やさしさ”や“繊細さ”があるのだと思います。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。

目次

なぜ、つい謝ってしまうの?

「申し訳ないです」「ごめんなさい」「すみません」

日常で「ごめんなさい」が口癖になっている方、カウンセリングでも結構いらっしゃいます。

「いやいや!なんにも謝ること、ないですよ〜」
「気にしないでくださいね^^」

ってお声をかけたお返事が、また「ごめんなさい><」

なんだか漫才のような会話を繰り広げる・・
そんなひと時って、あったりします。

よくよく振り返ってみると・・
私も長い間「ごめんなさい」「すみません」ばかり使っていて
心理学の先輩から「ほら、また言ってる〜^^」なんて笑われていたものです。

(そして「ああ、また言ってしまった・・気を使わせてしまった・・申し訳ない」って一人反省会しちゃったりね)

**

「ごめんなさい」が口ぐせになっている方は、決して「悪い人」なんかじゃありません。
むしろその逆で、相手の気持ちをとても大切にしようとしている人が多いですね。

・空気を壊したくない
・相手に嫌な思いをさせたくない
・場の雰囲気を守りたい
・誰かの手を煩わせてしまったかもしれない

そんな想いが、ふとした瞬間に「ごめんなさい」という言葉になって、口をついて出てくるんですよね。

でもね、それって本当は
「私のせいにすれば、相手が安心してくれる気がする」
「私が悪いことにしておけば、波風が立たないかもしれない」
という、“心の防衛”でもあるんです。

子どもの頃の環境が影響していることも

「謝ることで安心できるようになった」
その背景には、子どもの頃の体験が関係していることもあります。

たとえば…

・ちょっとしたことで怒られる家庭環境だった
・「ちゃんとしていないと迷惑をかけるよ」と言われて育った
・兄弟姉妹のなかで、自分が一番“しっかり者”だった
・学校や職場で、人間関係に気をつかい続けてきた

そんな日々を過ごしてきた方ほど、
「何かあったら、まず自分が謝ろう」
「自分が悪くなくても、丸く収まるならそれでいい」

という心のクセが、自然と身についていることがあります。

そうしたほうが、周りが平和になった。
そうしたほうが、波風立てずに済んだ。

そうしなきゃ・・怖いことが起きる。

でね、それって本当に、がんばって生きてきた証拠なんですよ。

あなたがとっても「優しかった」証拠なのです。

ごめんなさい」を「ありがとう」に変えてみる

とはいえ、日常的に「ごめんなさい」が続くと、
自分の心が小さく縮こまってしまうこともありますよね。

そして「ごめんなさい」ばかりを言われた側も・・
なんだか悪いことをしちゃったような気がしてしまうかも。

だからこそ、まずは少しずつ
「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えてみることをおすすめしています。

たとえば——

・「遅れてごめんね」→「待ってくれてありがとう」
・「忙しいのにすみません」→「時間をとってくれてありがとう」
・「助けてもらってごめんね」→「手伝ってくれてうれしいな」

言葉を変えるだけで、心のあり方も少しずつ変わっていきます。
そしてなにより、「ありがとう」は、聞いた相手の心もあたたかくする魔法の言葉なんですよ。

自分を責めない「心のスペース」を持ってみて

そしてね。「ごめんなさい」を「ありがとう」に置き換えはじめると、
つい謝ってしまって、自分の中に「また言っちゃった…」というがっかり感が残ることもあるかもしれません^^;

でも、そんなときこそ、
自分を責めるのではなく、ちょっと立ち止まってこんなふうに声をかけてみてほしいんです。

「私は誰かを傷つけたわけじゃないよね」
「ちゃんと、相手のことを思ってたよね」
「それって、すごく優しいことなんだよね」

自分の想いに気づいてあげることは、
心をゆるめる第一歩になりますよ^^

さいごに 〜あなたの優しさを、そのままに〜

「ごめんなさい」と言ってしまうその口ぐせは、
あなたが「まわりの人を大切にしたい」と思ってきた証でもあります。

でもその優しさを、自分にも向けてあげられたら
あなたも、もっとラクに、もっと自分らしく過ごせるようになるかもしれませんね。

もし「どうしてもやめられない」「理由はわかってるけど、どうしたらいいかわからない」と感じていたら、
その気持ちを、誰かと一緒に見つめていくこともひとつの方法です。

カウンセリングでは、そういった日常の小さな“心のクセ”の奥にある気持ちに、
ゆっくり寄り添いながらほどいていくお手伝いをしていますので、お気軽にどうぞ〜。

あなたが、自分のやさしさをそのまま大切にしながら、心を軽くできますように^^

あなたが、ほんの少しでも
あなたのことが好きになれますように。

参考になれば幸いです。

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