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服部希美
心理カウンセラー/講師
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出来てないところばかりが気になるあなたは、頑張り屋さん。

いつもありがとうございます。

カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。
今日は職場の対人関係について、書いてみたいと思います。

後輩にイライラします、先輩にイライラします。
どうしてわかってくれないの!?にハマっちゃっているよ〜という方に
お役立ていただけたらなと思います。

カウンセリングでは、
さまざまな「頑張り屋さん」のお話をお伺いします。

頑張りすぎて、燃え尽きてしまった。
どいつもこいつも、使えないっ!誰もあてにならないわ!
そんな「先輩ポジション」にいる「頑張り屋さん」もいれば

私は、他の人みたいに上手にできない。
なにをやっても、失敗ばかり。怒られてばっかり。
どうして先輩は、ちゃんと教えてくれないの?!
私は出来ない子なのに!そんな「学びはじめポジション」にいる「頑張り屋さん」もいます。


職場だったり、友人関係だったり、恋愛関係だったりで

バチバチっと火花が散るような対立構図が
できてしまうことも多いのですが

実は、この両方のタイプが「お互いに与えあう」ことができると
両方が上手に、今の課題を乗り越えていくことができるのですね。

いわば、目の前に現れた人は
「私がもうひとつ大きな豊かさを受け取るために現れてくれた人」となることも可能なのですよ。

たとえば、ですが。

先輩ポジションにいる自立的な頑張り屋さんは、
部下に対して、こんな不満を感じる方も多いかもしれません。

「私はね、そんな辛い下積みの時期を
誰にも頼れない中で、ひとり頑張って乗り越えてきたのよ」

「私の時代はね
そんなに甘いことを言ってたら、乗り越えられなかったんだからね!」


たしかにね、心も体も、いまよりも不便で窮屈だった時代がありましたよね。
働き方が多様になったのも、女性が社会で気兼ねなく活躍できるようになってきたのも、
そんなに昔のことではなかったりします。

そういう時代に、くやし涙を飲み込みながら頑張って来られた方の中には
今の時代の人はいいよね、恵まれていて・・と感じちゃうことも多いみたい^^;


でも実はこれ、心理的な見方で見るとね
「昔の私が傷ついたまま」になっているということでもあるのです。

誰にも助けてもらえない中、頑張ってきた過去の私がね
「こんな働き方でいいのなら、いままで私が頑張ってきたのはなんだったの?」
「私はまだ報われていないのに〜><」って感じちゃっているわけです。

こういう心境になるときにはねー
もっともっと、自分がやってきたことに対して、自負を持ってもいいということだと私は思うのです。
あなたのいままでの積み重ねが、今の時代を作っているのですから^^


そして一方、教えてもらうポジションはね
周りの人はみんな自分よりできる人だって、誤解してしまう部分が大きかったりしますよね。

私だけが出来ていない。情けないって自分で追い込んでしまう。
結果「ちゃんと教えてよ!」って先輩に矛先が向いてしまう。

でもね、「自分だけが特別出来ない」という罠に引っかからずに

そして先輩に怒りの矛先を向けてしまうのではなくてね
自分が今積み重ねているところに目を向けることが大切なのですよ。

かつての先輩のように、あなたもまた
あなたなりの歩幅で、未来に積み重ねている最中なのだから^^

ではでは、今日はそんな頑張り屋さんに向けてエクササイズをご紹介します。

[cat_fusen02 title="今日のエクササイズ"]あなたの先輩と後輩、ひとりづつ選んで
その人の頑張りや努力を3つ書き出してみましょう![/cat_fusen02]

ポイントは、才能や運ということではなくて、その人の努力や行動に目を向けることです。

たとえば

「OO先輩は、誰よりも早く職場に来て仕事の準備をしている。」
「後輩のOOちゃんは、いつだって笑顔で元気に挨拶をしていて、周りに元気を与えている!」
「バイトのOOさんは、趣味が多くて話題が豊富。みんなを楽しませるのが上手。」
「上司のOO部長は、いざというときにパパッと指示を出して周りをまとめてくれる。」

ひとり、3つ挙げてみてくださいね。

実はこのエクササイズは
「人の努力を認めることで、自分の努力を認める」という
心理学の「投影」というしくみを活用したもの。


たとえば、後輩の頑張りを見つけられたとしたら
あなたが後輩だった頃の自分を労っていることと同じ心理的効果があります。

ああ、私もこんなふうに頑張っていたのかな。
私はあの子みたいには出来なかったな。凄いな。

そういうふうに思えるようになってくると、
あなた自身が、あなたのいままでの頑張りを正当に評価できるようになってくるのですね。


また、自分よりも上司の努力を見つけることができると
さまざまなことは「出来て当たり前」なのではなくて、
その人なりの工夫や努力の上で成り立っていることがわかると思うのです。

ついつい自分のいたらないところばかり見てしまうのも、あなたの頑張りたい気持ちから^^
素晴らしいことなのですよ〜。

そんなあなたが潰れそうになっているということは「自分のせいだと思いすぎ」です!

できる人、すごい人でなければいけない。わからないことがあるのはダメなこと。
そんなプレッシャーを抱えてしまうのではなくてね

「あの素晴らしい上司も、みんな、そんなものなんだ」
「その上で、自分ができることを積み重ねたらいいんだな」

と思えると、ふっと肩の力が抜けるかもしれませんよーー。


チームで何かを取り組む、ということは
自分と違った立場の人と協力し合いながら共に幸せになる方法を模索するということですね。

これは対お客様でも同じだと思うのですが・・

違いを、競走や対立、自分を追い込む材料に使うよりも、
お互いに補い合い、そして、リスペクトし合える要素にしていくことができたなら
もっと毎日が楽しく充実できそうですよね^^


お仕事も頑張りたい!
職場の対人関係も充実させたい!
そんな方の参考になれば幸いです。

応援しています♪

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