いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
さてさて。
こういうお仕事をやらせていただいていると結構な割合で、
「カウンセリングで人のお悩みを聞いてると、シンドくならないですか?」
って聞かれることが多いです。
実はカウンセリングって、
物事の本質、といいますか、根っこの部分を見つめながらお話をお聞きしているので、
どんなに深刻なお話であったとしても、
お悩みや葛藤を通して、その方の愛の大きさや優しさ、健気さをひしひしと感じているのですね。
ですから、うんざりどころか、
すっごく暖かい気持ちになれるお仕事なんです。
人って、これほどまでに深く人を愛しているんだなって
教えていただくことも、本当に多いですし、
いっしょに喜びを分かち合ったりできることも、本当~~~~に嬉しくてですね。
私はカウンセリングのお仕事が大好き!なんですが、
そういえば、私も昔、
「心理カウンセラーというお仕事って、すっごく大変そうだな~」
って思ってたんですよね(汗)
たぶん、当時の私も含め
そう感じる方って、おそらく
「人の相談を聞く」というイメージに、
ちょっぴり「自己犠牲的」なニュアンスが混じっているのかな~?って思うんです。
たとえば、
「お母さんのグチを延々聞かされているとき」湧き上がってくるような
あの「うんざり感」を想像されてるのかな?って。
*
実はこのうんざり感の正体は、
悩み事を聞いているからでも、
お母さんのことが嫌いだから出てくるのではなく、
(ここ、重要ですよ!)
「大切なお母さんのために、聞いてあげたほうがいいんだろうな」
「お母さんを私の力で、なんとかしてあげなきゃ」
そんな、あなたの優しさゆえに
背負いすぎてることで感じる、犠牲や我慢に対する「しんどさ」なんです。
「犠牲やガマン」というのは、いずれ限界が来ます。
いくら「愛情」からやっていても、しんどくなっちゃうものなんですね。
相手のことも嫌いになっちゃうし、
そんな自分も嫌いになっちゃうし、
もう、どうしたらいいのか分からない!って
人のお悩みで、自分がそれ以上に悩むという悪循環にも、はまりやすいです。
私も本当~~~~に長い間、このパターンばっかり繰り返してました。
まぁ、そんな経験があるから余計でしょうか。
カウンセラーというお仕事について
カウンセリングの経験を重ねるたびに、
自分の心を整えておくことの大切さを身しみて実感するんですよ。
大切な人に寄り添うためにも。
大好きでい続けることができるためにも。
ですからね、もしあなたが
「心理カウンセラーって大変じゃないのかな?」って感じる人だったり
相談を聞いてあげたいなって思う人がいたり、
大切なパートナーが悩んでいるときには、
その愛は大切にしながらも
無理や犠牲を減らして自分のことも大切にするように、
ちょっと心がけてみていただけたらなって思いますよ。
まぁ、近しい存在で
大切な相手であればあるほど、
「無理や犠牲をしない」
というのも難しかったりするものだと思うのですが、
そういうときには、ちゃんと
自分のメンテナンスを取り入れてあげてくださいませ。
心優しきがんばりやさんが
自分も相手も大切に出来る関係性を築くための
参考になれば幸いです!