あなたは、本当の気持ちを相手に伝えられていますか?
「嫌だと思っても、笑顔で『大丈夫』って言っちゃう」
「本当は寂しいのに、『忙しいなら無理しなくていいよ』って相手を気遣っちゃう」
「怒りや悲しみを感じても、なかったことにしちゃう」
心優しき頑張り屋さんの中には、「自分の感情を抑えて、その場に適した行動や言動をとること」を自然にやっちゃう方、少なくないのかなって思うのですよね。
まぁ・・我慢できなくもないしね。
そんなに、たいしたことじゃないしね。
大人だもん、そんなことで感情的になってちゃダメだよね。
日常生活では「大人の対応」として評価されることもあるかもしれません。
でも、恋愛においては、この「感情を抑える癖」が、思わぬ形で関係性に影響を与えてしまうことがあるみたいです。
この記事では、感情を抑える癖が恋愛にどんな影響を与えるのか、
そしてどうすれば本音で向き合える関係を築けるのかを、一緒に考えていきましょう^^

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です^^
なぜ感情を抑えるようになったんだろう〜子どもの頃の経験を振り返る〜
まず、なぜ私たちは感情を抑えるようになったんでしょうか。
もちろんケースバイケースではあるのですが
子どもの頃の経験が影響していることって、少なくないみたいなんですよね。
ちいさな子供って、とってもとっても素直で、
ある意味「感情のカタマリ」みたいなものなんですよね。
つらい時には、涙が出てきたり、不快な表情に出ちゃったり、
嬉しい時には、嬉しいって全身で表現したり。
私にはいま、1歳の甥っ子ちゃんがいるのですが
何感じているのかなぁっていうのが、動きでわかる(笑)
(まぁ、それに振り回される大人たち、という図式が繰り広げられてるわけですけども)
で、ですね。
そういう時期に「感情的になることは、悪いことで、人に迷惑をかけるものだ」と学んでしまうと
「感情自体」を、感じないように、出さないように押さえ込んでしまうことがあるのですね。
たとえば・・
「泣いたら怒られた」
「『我慢しなさい』と言われ続けた」
「親が忙しそうで、自分の気持ちを言える雰囲気じゃなかった」
「感情を出すと、家族の機嫌が悪くなった」
こうした環境で育つと、自然と
「感情を出さない方がいいんだな」「我慢するのがいいことなんだな」って学習しちゃったりするわけです。
もちろんね、協調性が必要な場では、
自分の感情だけを優先させるわけにはいかないですよね。
やりすごせない不快を、自分の中で受け止める力。
自分の感情のコントロールを身につけることも、子供の成長段階の一つでもあるんです。
ただ・・子供の頃に過剰に学んでしまったものをそのままになっているとね、
大人になっても、その習慣は無意識に続いていくわけです。
*
そして、恋愛の場でも、その癖は強く出てきます。
いや、むしろ・・大切な人との恋愛だからこそ出てくる、なんて人もいらっしゃるかもしれませんね。
なぜなら、感情を我慢することが
「相手にとって、いいことだ」って思ってもいるから。
大切な人を悲しませないように。
大切な人を困らせないように。
私は、ちゃんとしてなきゃ。
だから、愛情深い人ほど
大好きな人相手だからこそ、感情を抑える。
こういうことが起きちゃうわけですね。
感情を抑える癖が恋愛に与える5つの影響
でもですね。
恋愛の場こそ、この「感情を抑える癖」が、2人の距離を作ってしまうことがあるんですよ。
たとえば・・
1. 本当の自分を知ってもらえない
感情を抑える癖がある人は、相手に「本当の自分」を見せることができないんですよね。
「彼とデートの約束をしていたのに、当日の朝『仕事が入ったからキャンセルで』ってLINEが来た。
本当はすごく悲しかったし、ちょっと怒りもあった。でも『大丈夫だよ、お仕事頑張ってね』って返信しちゃった。
そしたら彼は『ありがとう、助かる』って。私が傷ついていることなんて、全然気づいていない」
相手は、あなたが何も感じていないと思っちゃってるんです。
本当は悲しんでいるのに、怒っているのに、寂しいのに。
その気持ちを伝えなければ、相手はあなたの本当の姿を知ることができませんよね。
そして、「知ってもらえていない」という孤独感だけが残ってしまう。
これって、すごく切ないことだと思うんです。
2. 一方的に我慢する関係になっちゃう
感情を抑える人は、自分の気持ちよりも相手を優先しちゃいがちですよね。
たとえば・・
彼がいつも会いたい時だけ連絡してくる。私の予定なんてお構いなし。
でも、『会いたい』って言われると断れないんです。離れていっちゃうんじゃないかって不安になって。
本当は『私の都合も聞いてよ』って言いたいけど、それを言ったら嫌われるんじゃないかって怖い。
結局いつも彼の都合に合わせて、疲れてきちゃいました
感情を抑えている間は、相手にとって「都合のいい人」になっちゃうリスクがあるんです。
そして、気づけば一方的に我慢する関係が出来上がってしまっている。
あなたばかりが我慢する関係って、本当に幸せって言えるのでしょうか。

3. 突然爆発しちゃう
感情を抑え続けていると、どこかで限界が来ちゃうんですよね。
たとえば、こんな感じでしょうか。
ずっとパートナーの言うことを聞いて、我慢して、合わせてきた。
でも、ある日些細なことで突然キレちゃったんです。
「いつもいつも私ばっかり合わせなきゃいけないの!」って。
そしたら、パートナーはびっくりしてました。
「え、今まで何も言わなかったじゃん」「言ってくれなきゃ気づけないよ」って。
抑え続けた感情は、いつか突然爆発しちゃうんです。
それも、本当に伝えたいことではなく、感情的な怒りとして。
相手は「何が起きたのか分からない」と困惑して、関係はぎくしゃくしてしまう。
ずっと我慢してきたあなたの気持ちが、こんな形で伝わってしまうのって、悲しいですよね。

4. 心の距離が縮まらない
恋愛において、感情を共有するって、心の距離を縮める大切な要素なんですよね。
嬉しかった。楽しかった。
悲しいな、寂しいな。
不安だな。イライラするな。
喜びも、悲しみも、不安も、怒りも。
感情を素直に表現し合うことで、お互いを深く理解して、信頼関係が育っていくんです。
でも、感情を抑える人は、その機会が得られなくなっちゃったりするわけです。
たとえば・・
付き合って1年になるけど、パートナーが『君のことがよく分からない』って言うんです。
私は彼のこと大好きだし、一緒にいて楽しいのに。
でも確かに、私は自分の本音をほとんど言ったことがなかった。
嬉しいときも、気持ちを表現するのが恥ずかしくて、そっけなくなってしまったり。
悲しいときや辛い時も、迷惑をかけたくなくて「別に平気」で通してきた。
・・パートナーが私を理解できないのは、当たり前だったのかもしれません。
感情を抑えることで、相手との間に見えない壁ができちゃう。
こんなに近くにいるのに、どこか遠い。
そんな切なさを感じたことはありませんか?

5. 自分の気持ちが分からなくなっちゃう
そして、これが一番辛いことなのかもしれません。
感情を抑え続けていると、やがて自分自身の気持ちが分からなくなることがあるんです。
「彼のこと、本当に好きなのかな」
「私、何がしたいんだろう」
「幸せなのか、不幸なのか、もう分からない」
感情を感じないようにする習慣が身についちゃうと、自分の本当の気持ちにアクセスできなくなってしまうんですよね。
自分の気持ちが分からないって、すごく不安だと思うのですよ。
自分が、どっちにいっていいか分からなくなってしまうでしょうし、
好きな人に思う気持ちが、分からなくなっちゃう、ってことでもありますからね。
感情を抑える癖を手放していくために
では、どうすれば感情を抑える癖を手放して、本音で向き合える関係を築いていけるんでしょうか。
今日は、3つほどご紹介しますね。
まず、自分の感情に気づいてあげる
感情を抑える癖がある人は、まず自分が今、何を感じているのかに気づいてあげることから始めてみましょう。
一日の終わりに、自分にやさしく問いかけてみてください。
「今日、どんな気持ちになったかな?」
「嬉しかったことは?」
「ちょっとモヤモヤしたことは?」
最初は「よく分からない」かもしれませんが、それでも大丈夫!
やさしく問いかけ続けることで、
少しずつ自分の感情に意識が向くようになることも多いですよ。
小さなことから感情を表現してみる
いきなり大きな感情を伝えるのって、難しいこと。
とくに、ネガティブな気持ちを表現するのは、ハードルが高いことだったりします。
まずは、小さなことから練習してみませんか?
「今日のランチ、美味しかったね」
「そのシャツ、似合ってるね」
「ちょっと疲れちゃったから、休憩したいな」
こんなふうに、日常の些細な感情を言葉にする練習をしてみてくださいね。
「感情を表現しても大丈夫なんだ」っていう安心感が、少しずつ育っていきますよ。
相手の反応を、そのまま受け止めてみる
感情を伝えたとき、相手がどう反応するかは分かりませんよね。
優しく受け止めてくれるかもしれないし、驚くかもしれないし、時には戸惑うかもしれない。
それが怖くて伝えられない。
そんな方は、めっちゃくちゃ多いと思うんです。
(はい、私もです)
相手に不快な思いをさせたくない。
嫌われちゃったらどうしよう、そんなふうに思う方ほど、怖くなっちゃいますよね。
でもね、どんな反応が返ってきても、それはそれでいいんです。
相手にも、受け止める時間が必要ですから^^
でも、本当のあなたを知ってもらえた。
その事実は、関係性を深めていくのに、ものすごく意味のあるものになっていくのですね。
相手があなたの感情を知ることで、関係はもっと深いものになっていくんですよね。
たとえば、カウンセリングでこんなご報告をいただいたことがあります。
Lパートナーに「寂しい」と伝えたんです。
そしたら、彼が『そうだったの?気づかなくてごめんね』って抱きしめてくれたんです。
こんなに簡単に伝わるんだって、びっくりしました。
感情を伝えることで、関係はもっと深く、温かいものになっていくんですね。
ただ「あなたが悪いのよ!」こんなふうに「相手のせい」として感情をぶつけると、関係が壊れやすくなってしまいますからね「私は、こんなふうに感じたよ」と伝えられるといいかな、って思います。
× 「なんで連絡くれないの?ひどい!」
○ 「連絡がないと、私は不安になっちゃうんだ」
× 「いつも私のこと後回しにして」
○ 「会えない日が続くと、寂しくなっちゃう」
ただ、ここは、、、ちょっぴり、練習が必要な時もありますね。
言えなかった感情であればあるほど。
カウンセリングでもお手伝いできますので、よかったらご活用くださいね。
まとめ
感情を抑える癖って、長い時間をかけて身についた習慣だったりします。
しかも、周りにとってもいいことだろう、と思っている。
あなたの周りの人を思う大きな愛からきているわけですから、
すぐに変えられないのも当然のことだと私は思うんですよ。
でもね、お互いに笑顔でいられる関係を深めていくためには
愛し方を変える時が、やってきているのかもしれませんね。
焦らなくていいんです。少しずつ、ゆっくりと。
自分の感情に気づいて、小さなことから表現してみる。
そのプロセスを通して、自分自身とも、大切な人とも、本当の意味でつながっていきましょう。
感情を抑えることで自分を守ってきたあなたは、きっとすごく頑張ってきたんだと思います。
でも、もう大丈夫。
感情を感じること、伝えることは、弱さじゃないんです^^
それは、本当の意味で「自分らしく生きる」ってことでもあり、
本音で向き合える、温かな関係を築いていくための、大切な一歩でもありますからね。
**
ただ、感情を抑える癖をゆるめていくプロセスは、一人きりで取り組むと戸惑うことも多いものです。
(抑え込んでいた辛い感情が、ドバッと出てくる場合もありますしね)
そんなときは、カウンセラーなど、感情を出しても安全な関係の中で、自分のペースをみてもらいながら進めていくと、とっかかりを得やすいかもしれません。
よかったら、カウンセリングもご活用くださいね。
優しくて愛情深いあなたの心が、少しでも軽くなって
心からの笑顔が溢れる日がやってきますように!
参考になれば幸いです。

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