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服部希美
心理カウンセラー/講師
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「自分だけ幸せになってはいけない」と感じるのはなぜ?幸せになる罪悪感の心理

「もっと幸せになりたい」

そう思っているのに。
いざ自分が楽になったり、楽しいことが続いたりすると、なぜか心が落ち着かなくなることがあります。

自分だけ楽しくていいのかな。
こんなに幸せでいいのかな。
周りには大変な人もいるのに、私だけ幸せになっていいのかな。

そんなふうに、幸せなはずなのに、どこか申し訳ない気持ちになる。
「幸せになりたい」と思っているのに、幸せになると罪悪感が出てくる。

そんなことはありませんか?

たとえば、ずっと仕事で苦労してきた人が、ようやくやりたい仕事に就けたとします。

好きな仕事ができて、毎日が楽しい。
以前よりも、心に余裕がある。

それなのに、身近な人が仕事で悩んでいると、
「私だけ楽しんでいていいのかな」と、急に申し訳なくなる。

恋愛でもそうです。

自分は幸せな恋愛をしている。
でも、友達が恋愛で苦しんでいる。

そんなとき、嬉しい話をすることをためらってしまう。

「私だけ幸せで、ごめんね」

そんな気持ちになることもあります。

目次

「自分だけ幸せになってはいけない」と感じるのはなぜ?

こういうとき、

「もっと自分勝手になればいい」
「人のことを気にしなければいい」

と言われることもあるかもしれません。

でも、そう簡単にはいかないこともありますよね。

なぜなら、あなたはきっと、誰かの苦しさを見て見ぬふりができない人だからです。

誰かがつらそうにしていると、自分も苦しくなる。
誰かが困っていると、放っておけない。
誰かが悲しんでいると、自分だけ楽しむことに抵抗がある。

そうやって、人の気持ちを大切にしてきた。

だからこそ、

「私だけが幸せになっていいのかな」

という気持ちが出てくるのではないかな、って思うのですよね。

これは、単純に「自分を大切にできていない」という話ではないのかもしれません。

あなたにとって、幸せになることと、誰かを置いていくことが、どこかで結びついていることがあるのです。

幸せになると罪悪感が出てくるのは、誰かとのつながりを大切にしてきたからかもしれません

私たちは、誰かと同じ気持ちでいることで、つながりを感じることがあります。

一緒に悲しむ。
一緒に悩む。
一緒に我慢する。
同じものを見て、同じように感じる。

それは、とても大切なつながり方です。

たとえば、友達と「この職場、しんどいよね」と言いながら、一緒に頑張っているとき。
そんな時間に、私たちは「ひとりじゃない」と感じることがあったりします。

だからこそ、自分だけが楽になったときに、
「私だけ違う場所に行ってしまった」感覚になることがあるのですね。

自分だけが幸せになると、今まで一緒にいた人と離れてしまうような気がする。
自分だけが楽になると、相手のつらさをわかってあげられなくなるような気がする。

だから、無意識に自分の幸せを遠慮してしまう。

「私はまだ、そんなに幸せにならなくてもいい」
「みんなが大変なのに、私だけ楽しむのは申し訳ない」

そんなふうに、自分の喜びにブレーキをかけることがあるわけですね。

でもね。

誰かのつらさを理解するために、
あなたまで、つらい場所に居続けなければいけないわけではないと思うのですよ。

誰かを大切にするために、あなたが幸せを我慢し続けなければいけないわけでもないし

むしろ、あなたが先に幸せになって
道を切り開くというてもあると思うのですよね。

自分が幸せになることは、誰かを置いていくことではありません

今日は、すこし自分の心の中をのぞいてみましょうか。

「私は、どうしてこんなに申し訳なく感じるんだろう」
「私は誰に、申し訳ないなと感じているんだろう」

そこには「大切な人を置いていきたくない」という思いがあるのかもしれませんよ。

そう考えると、幸せになる罪悪感は、
ただ自分を苦しめるだけのものではなく、
誰かとのつながりを大切にしてきた
あなたの優しさに、気づくことができるかもしれませんよ。

最後に|あなたが幸せになっても、つながりはなくならない

「自分だけ幸せになってはいけない」と感じるとき。

あなたは、誰かと同じ場所にいることで、
誰かと同じ気持ちを抱えることで、
大切な人とのつながりを感じてきたのかもしれません。

誰かを助けてきたのかもしれません。

でもね。

あなたが楽になることは、
誰かの苦しさを見捨てることでもありません。

同じ苦しさの中に居続けなくても、
つながっていることはできるのだと思うのです。

自分が幸せになったあとも、
大切な人のことを思うことはできる。

自分が楽になったからこそ、
誰かの力になれることもある。

そして、あなたが幸せになった姿を見て、
「私も幸せになっていいのかもしれない」と感じる人もいるかもしれません。

もし今、
幸せになりたいのに、なぜか怖い。
嬉しいことがあるのに、素直に喜べない。
自分だけが楽になることに、罪悪感がある。

としたら。
その罪悪感の奥にある愛を見つけてみてくださいね。

これまで誰かを大切にしてきたあなたのことです。

きっと、大切な人とのつながりも大切にしながらも
あなた自身の幸せも、きっと大切にしていけると思いますよ。

とはいえ、頭ではわかっているけれど、心がついていけない。
こういうことも起きやすい心理でありますからね。
カウンセリングも、ご活用くださいね。

参考になれば幸いです。

お知らせ

心の中にあるものを、ひとつずつ丁寧に見ていくことで、
あなた自身の幸せに近づいていくことができます。

心にある荷物を少しおろして、
軽やかに幸せへ向かっていきませんか?

お会いできることを、楽しみにしていますね。

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