結婚したいと思ったとき、つい「理想の条件リスト」を作りがちですよね。
でも、実は、それだけでは本当に心から満たされる相手には出会いにくいようです。
では、どうすれば表面的な条件だけでなく、
自分に本当に合う理想のパートナー像を見つけることができるのでしょうか?
今日は、心理学的な観点から
理想のパートナー像を明確にする方法をお伝えします。
よろしければ参考にしてみてくださいね。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。
そもそも「理想のパートナー像」とは・・?
理想のパートナーというと、年収や職業、身長など具体的な条件を思い浮かべがちですよね。
人に自慢ができそうか、とか、世間一般に言われている「こういう人だと幸せになれそう」という人だったり。
でもね、実は本当に重要なのは、いっしょにいるときに「あなたが感じる感情」なのですね。
たとえば、Aさんは「高収入の人」を求めていましたが、実際に出会った相手とは価値観が合いませんでした。
最初は「高収入の人」であれば、安心して過ごせるだろうと思っていたのです。
お金の心配をしなくていい、この状態が「安心」につながると思っていました。
でも、実際には・・あまり、しっくりこなかったのです。
確かに毎回ご飯をご馳走してくれるし、いい車にも乗っているし、金銭的な不安はあまりない。
けれど、なんだか、隣にいても「しっくりこない」
その後、いろんな人と関わってみた結果
今日あったこと。友人のこと。趣味のこと。
お互いに、いろんなことを話せて、笑い合える。
「安心して自分を出せる人」が本当に求めていたことに気づきました。
みたいなことは、婚活の場ではよく起きたりするんですよね。
条件は目安であり、相手との関係性が幸福感のカギ。
Aさんにとっては「収入」という条件よりも「安心して自分を出せる人」が一番しっくりきたわけですね。
あなたの「しっくりくる」理想のパートナー像を見つけるために大切なこと
そして、そんな自分に「しっくりくる」パートナー像を見つけるには、自分が大切にしたい価値観を知ることが大切!
パートナーに求めるものは、自分が何を大切にしているかの反映。
あなたは、どんなことを大切に思う人でしょうか?
まずは「自分はどんな関係で心が安らぐのか?」を考えてみましょう。
理想のパートナー像を描くためのステップ
では、ここからは具体的に理想のパートナー像を描くためのステップをお伝えします。
順番ではなく、取り組めそうなところから取り組んでみてくださいね〜。
・過去の経験は、自分にとっての「理想」のヒント!
これまでの恋愛や人間関係の中には、あなたの大切な価値観が隠れています。
過去の恋愛や人間関係の中で、「心地よかった瞬間」や「違和感を覚えた瞬間」を思い出してみましょう。
たとえば・・
「こういうことを言われたとき嬉しかった」
「こういうことをされたとき、辛かった」
「これは”ないわー”と思った」
「この時間は、めちゃくちゃ楽しかった」
それもすべて、あなたの価値観の表れ!
人それぞれ、違うものなのですよ。
たとえば、Bさんは「刺激的でドキドキする相手」とばかり恋愛をしてきました。
追いかける恋愛もときめいたけれど・・
過去の恋愛を振り返ってみた時に「一緒にくだらないことで笑える瞬間」が一番幸せだったと気づきました。
かつてのパートナーや家族と、テレビでお笑いを見たり、おもしろ動画を見ている時に「楽しかった」と感じたことを思い出したのですね。
この場合、刺激的な相手ではなく、ユーモアを大切にする相手を探してみると「しっくりくる」ことが多いようですよ。
・理想の未来から逆算する
過去だけでなく、未来を想像することも役立ちます。
どんな結婚生活を送りたいか、10年後の自分を想像してみましょうか。
その未来に寄り添ってくれるのは、どんなパートナーでしょう?
具体的に想像をしてみましょう〜。
たとえばCさんは「穏やかな家庭」を思い描きました。
パートナーが帰ってきた時には笑顔で「おかえり」と出迎えている自分。
美味しいね、なんて会話をしながら、夕食を一緒に食べてくれるパートナー。
平凡だけれど幸せ。そんな言葉がぴったりくる。
そんなイメージが湧いて心が温かくなりました。
そんなCさんは、波瀾万丈で不安定な関係よりも、
安定感のある関係性を大切にするように意識していくことで、理想の未来を手にしやすくなるわけですね。
理想のパートナーに出会うためにできること
さて、いかがでしたでしょうか?
あなたの理想のパートナー像は、どんな人だったでしょうか?
これまで描いていた理想像と、同じでしたでしょうか?違いましたでしょうか?^^
理想のパートナー像が出来上がったら
次は、理想のパートナーに出会うチャンスを増やしていきましょう♪
最後に、そのために取り組むと効果的なアプローチもご紹介しておきますね。
よかったら参考にしてみて下さいね。
・自分自身が理想に近づく
理想のパートナー像が明確になったら、
自分もその理想にふさわしい在り方を意識してみましょう。
「思いやりのある人に出会いたいと思ったら、自分も小さな思いやりを大切にしていく」
「おおらかな人に出会いたいと思ったら、自分も周りにおおらかであるよう心がけていく」
「行動力がある人と出会いたいと思ったら、自分も”小さな行動”を大切にしていく」
「面白い人と出会いたいと思ったら、面白いと感じるものを日々楽しむ」
こんな感じですね。
私たちは、鏡のように「似た価値観の人」を引き寄せます。
自分が変わることで、出会う人ってけっこう変わってくるんですよー。
これ、パートナーだけでなく、対人関係にも使える万能の法則なので、よかったらお試しくださいね。
あ、完璧にやろうと思わずに「心がける」程度で大丈夫ですよー。
あまりに無理しすぎるな・・と感じた時には、理想のパートナー像から見直してみるといいかもしれません。
なぜなら、さきほども書きましたが
「パートナーに求めるもの」は「あなた自身が大切にしたいと感じている価値観」。
いまのあなたから、かけ離れていたり、無理をしないと実行できないような高いハードルになることはあまりないのですね。
あなたが、なりたい自分といいますか。
正直なところ・・言われなくても自然と大切にしているようなこと、だったりするのです。
ただ、意識をしてみることで
明確に、自分の価値観に会う人と出会うチャンスが増えますので、
よかったらチャレンジしてみてくださいね。
・固定観念にとらわれない
案外、ハマりがちな罠がこれ。
理想の相手は、思わぬ形で現れることもあります。
条件に縛られず、「この人と一緒にいるとどう感じるか?」を大切にしてみましょう。
たとえば「絶対に同年代がいい」という思いから、年上や年下の人を候補から外してしまうのはもったいないこと。
良さそうな人がいたら、実際に会ってみて「感じる時間」を作ってみて下さいね。
意外なところで「しっくりくる」人との出会いがあるかもしれませんよ^^
理想のパートナー像を明確にすることは、自分自身を知る旅でもある。
最後に・・。
恋愛がうまくいかない時、ついつい「自分に魅力がなかったのかな」と誤解しがちかもしれません。
自分に厳しい方ほど「自分のせいだ」と思い込んでしまいがちですよね。
でもね、あなたは十分に素敵で、人を幸せにする力をちゃんと持っていらっしゃいます。
これまでのあなたが、間違っていたわけでもありませんよ^^
条件だけでなく、
自分の心が「何を求めているか」を大切にすることは、あなた自身を知り大切にすることと同じ。
うまくいかないな、と思う時ほど
もっと、自分を大切にしてあげてくださいね。
もっともっと、自分のことも、
思いやりを持って「分かって」あげてくださいね。
そして、あなたが自分を大切にして、本当に求める理想のパートナーと出会えたならば
あなたのことを世界中くまなく探していた、ひとりの人を孤独から救ってあげることにもつながります^^
あなたが本当に大切にしたい価値観は何でしょうか?
どんな幸せを感じながら生きていきたいですか?
あなたと一緒に幸せを分かち合える人って、どんな人でしょう?
ぜひ、遠慮せず考えてみてくださいね〜。
ひとりでは向き合えないな、そんな方はカウンセリングもお気軽にご活用くださいね。
案外、理想のパートナーを描くことって、深い感情に触れることなので
「う、向き合いたくない」という抵抗が出てきてしまうことも多かったりします。
よかったら、一緒に整理してみましょうね。
あなたが、あなたの大切にしたい人と出会い、
心から微笑みが溢れるような、幸せな関係を築けますように。
応援していますよ。
参考になれば幸いです。



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