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服部希美
心理カウンセラー/講師
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無理やりポジティブになろうとして撃沈した話〜いいこと日記での失敗から学んだこと〜

とらえ方を変えましょう、と言われると
こんなイメージをする方もいらっしゃるかもしれません。

「なんでもポジティブに捉えなきゃいけないのかな」って。

たしかにねー。
ネガティブにい続けることって、あんまり心には良くないなんて言われていたりもします。

ネガティブなものの見方の癖ばっかり強化していくと、目の前に「あるいいこと」や「幸せ」を見逃してしまいますし「これはネガティブなものだ」と決めつけてしまっている状態では、関係を改善していくのは難しかったりしますしね。

なにより・・気持ちがしんどいですもん。
そして、しんどいと、余計にネガティブなものの見方をしてしまう。
なんて悪循環が起きちゃったりしますしね〜。

ですからね。
自分をいい気分にしてあげること。
ポジティブな面も見ていくこと。
とらえ方を柔軟に変えてあげることは、楽しく生きていくためにも大切なことでもあるのですが!

ネガティブに感じている今の自分を否定しなくてもいいんですよー

ということ。
実はとっても大切なんですよー。

目次

「これはいいことなんだ、と思い込もうとした」服部の過去のお話。

カウンセリングに出会う前のお話。

当時の私は、恋愛も家族関係も仕事も友人関係も、
最悪にうまくいっておらず、どん底の状態におりました・・。

いうなら、周りの人から「否定されてばっかり」みたいな状態に陥っちゃったんですね^^;

そして当時の私は「私だけ、できてないから、これほど言われるんだ」「そうやって言われる私がダメなんだ」って自分をいっぱい責めていたんです。

だからね、
「どうしたら毎日がラクになるだろう。人といい関係を築けるだろう」と、ひとり悩む中で

「できるだけ笑顔で人と接しよう」とか
「すべて私が悪いのだから、怒らせないように正さなきゃ」って、限界まで自分を追い込んでいったんです。

内面に大きな不安や恐れを抱えながらも、
人前では笑顔を絶やさず、周囲から悟られないようにしている状態。

「ほほえみうつ」ってありますよね〜。
今から思うと、そんな状態だったのかもしれません。

ですから、当時、私のそばにいた人は
そこまで私が悩み、思い詰めていただなんて思ってもなかったみたい。

でもね、どれだけ人前では笑顔でいたとしても。
ふとした瞬間、ちょーーー大きな不安が襲いかかってきていました。

ふっと、電車から窓の外を見ているとき。
寝ようとお布団に入ったとき。
夜中に目を覚ましたとき。

忍び寄る、不安と怖れ。

もうねーーー、あんまりに大きな波すぎて
居ても立っても居られなかった。

そんな自分に、くったくたになってしまったとき
ブックオフで、とある本に出会ったのです。

それは「2週間で人生を変える本」みたいなタイトルの本でした。

その本は「1日目はこれをやってみましょう」「2日目はこれをやってみましょう」なんていう、2週間分のセルフワークが載っている本でした。

ひねくれものの服部はですね。
まず「なんか、うさんくさいな」って思ったんですよねー^^;

そんなことできるはずないじゃんって。

思ったんですけども・・・ね

でもねー・・

もし2週間で人生が変わるとするならば・・
やってみてもいいのかもしれない。

そんなふうに「うっかり」感じてしまった服部は
その本を必死に(でも、ひっそりと)実践しはじめたのでした。

日々に感謝をする、が、裏目に出てしまった理由

でね、いまでもよく覚えているのですが

その本の中にねー
「毎日”ありがとう”と思えることを探して、ノートに書きましょう」というワークがあったんですよ。

みなさんは「いいこと日記」って知ってますか?
寝る前とか、気づいたときに、1日3つぐらい、今日あったいいことを書いていくといいよーという、心理エクササイズ。

いいこと日記、英語だと「3Good Things」なんていいますね。
アメリカの心理学者であるマーティン・セリグマン教授が提唱したポジティブ心理学の有名なワークで、
幸福度や自己肯定感を高める効果があることが示されている、エビデンスのある方法なのですが・・

その本には3つどころではなく
今日から「1日1ページ」、感謝を拾い上げて書いていきましょう〜。とあったのですねー。

みつける方法としては・・大きく分けるとこんな感じでしょうか?

1:ネガティブなものから、ポジティブな面を見つけてみる(見方を変える)
2:日々の当たり前を見つけて感謝する。(いいことに意識を向ける練習)
3:普通に「ありがたいな」と思ったことを書く。

当時の私。
正直なところ・・・現実で起きることといえば、辛く悲しいことばかりだったのですが
その本の例を真似をしながら、必死に「いいところ」や「感謝」を探していきました。

まずはねー、遠い存在から「ありがとう」をはじめてみました。

駅員さん、今日も笑顔で送り出してくれてありがとう。
電車が時間通り動いてくれたおかげで、遅刻せずに済みました。ありがとう。
今日も3食ご飯を食べることができました。ありがとう。
今日はいいお天気だったから、洗濯物が乾きました。ありがとう。
今日も1日、無事に仕事を終えることができました。職場の皆さんありがとう。

素直に思えるものもあれば、無理やりこじつけたものもあるけれど・・

ベッドの横にノートとペンを置いておいて、
とにかく不安が沸き起こってきたときに「ありがとう」を思いつくままに書き出していったんですよ。

その結果、たしかに「いいこと」とか「恵まれていること」ってあるなって思えた面もあったんですよね〜。
「私もこんな人になりたいな〜」と思える人を見つけることができたり、世界の美しさに目を向けられるようになったり。

でもね、当時の私は・・ちょっと無理をしてたんだと思います。

日々積み重なる、しんどかったこと、悲しかったことの「いい面」を必死に見つけながらも

「こんなに恵まれているのに、落ち込んでいる私って傲慢だよ」
「この状態は幸せなことなの。辛いだなんて思っちゃダメでしょ」
「私がプラスに受け取れないからダメなんだ」
「もっと、この状態に”ありがたい”って思わなきゃ」

そんなふうに、自分に言い聞かせるようになっていったんです。

そして、潰れてしまったのですねー。

大切なのは、いま感じている「ネガティブな感情」も認めてあげること

このときに一生懸命取り組んだ
「どんなところにも、いいところを見てみる」とか
「いろんな角度で世の中を見てみる」という練習は、めっちゃくちゃ役に立っているんです。

当時、このワークに取り組んだことは
一生の財産だなって、自分で思っているのですが!

当時の私には「圧倒的に抜けていた」ことがあったのですよー。

それはね。

「自分の感情にまったく寄り添わないどころか、自己否定としてワークをやっていた」ことなんです。

こんな私はダメだから、もっとポジティブにとらえなきゃ。
こんなネガティブなことを感じてしまう自分がダメなんだ。

だから矯正しなきゃ。という発想から
変わらなきゃ、って自分を追い込んでたんですね。

つまり、誰よりも・・
私が、私をとっても粗末に扱っていた。
私が、私を罰していたんですね。

でね。なんでもかんでも当てはめなくていいのですけども
心理学では、こんな不思議な見方をするのですよー。

自分の外にいる人は、自分を映し出す鏡のような存在であり
自分が、どんなふうに自分を扱っているのかを映し出してくれている。

その視点からみたらね。
あの経験は、とっても辛かったけれど・・

あのとき登場してくれた、めっちゃ怖い人たち(って素直に書いちゃおう笑)は
「自分に自信を持つこと」や「自分を大事にすること」の大切さを、私に教えてくれてた
のかもしれないな

って思ったりするんですよね。

そのぐらいのことがなかったら、ガンコな私は、きっと、もっともっと自分を傷つけて
誰にもSOSを出すこともなく・・ひとりぼっちの世界で生きていたように思いますもの。

なにより、あの出来事に遭遇しなければ
心理カウンセラーにもなってなかったと思いますしね!

人生って、なにがあるか分からないものです^^

そしてね。
今から思うと、ですけどね

あのときトラブルになってしまった人たちも、私と同じだった。

ただ、みーんなが自信がなかっただけ、だったんだろうなって思ったりします。

私たち、みんな、必死で生きていたってことなんだろうなって。

誰も、本当に悪い人っていなかったんだろうなって。

ですからね。

もしも、服部のように苦しくなっちゃっている方がいらっしゃったならば。

とらえ方を変えようと思ったときには「自分に優しくすること」も大事にしてあげてください。

へんにポジティブに振り切っちゃうのではなくてね
「そうだね」って、ネガティブな感情も認めてあげたり、寄り添ってあげてくださいね〜。

あなたの頑張りや、誰かを思う気持ち。
状況を変えたいと思った勇気、そして真の強さに目を向けながら、ね^^

「辛い」「悲しい」といった感情は、決して悪いものではないのです。
それらの感情があるからこそ、「私はこう生きたい!」という心の声に気付けたり
喜びや幸せを感じることもできたりしますからね。

そしてね、大事なこと。
自分の感じている感情を大事にしながら
「ああそうか。そうとらえたら私は気持ちが軽くなるな」って思う、
あなたなりの「とらえ方」を見つけていただけたらなって思うのです。

誰かにとっての正解じゃなくてね。
あなたにとっての幸せを感じられる「とらえ方」。

心が「ああ、そうだ。私、これを大事にしたかったんだ」って感じるようなとらえ方。

きっと、あるはずですからね。

とらえ方を変えるためには「人と取り組む」のが近道

私もそうだったのですけども・・
セルフワークだけで「自分らしさ」を見つけたり「とらえ方」を変えるって、
出来なくもないのですが、すっごく難しい&時間がかかったりするんですよね。

客観的に見てくれている人がいないことで
方向が違うままに突っ走った結果、裏目に出てしまったり
取り組んだからこそ「こんなに取り組んだのは何だったんだ」なんて・・悲しい思いをしちゃうなんてこともあったりしますし(はい、服部です!)

ひとりで取り組んで、ひとりで結果を出そうとすることって
ある意味、安全ではあるのですが・・・
けっきょくのところ、自分の価値観の中だけで考えているので、違う見方って、でてきにくかったりするんですよ。

そしてなにより・・・

抱えている、しんどいものは、誰かに分かち合ってもらうこと。
つらいときには、頼らせてもらうこと。
どんな自分も、優しい言葉、あたたかい目線で、見てもらう経験。

自分で希望が見えなくなっちゃっているときには、
自分以上に、自分のことを信じて希望を見続けてくれる存在がいることが、
自分の枠を壊していく力をくれたりしますからね。

まぁ・・・・難しいことはさておき。
セルフワークで、十年ほど空回った服部から言わせていただくとするならば。

大切なあなたの時間、悩む時間はできるだけ短縮して、
できるだけ幸せを味わう時間に使っていただけたらな
と・・・身をもって思ったりしますよ。

ですからね。
良かったら私たちもお役に立たせてやってくださいね^^

大切なあなたの参考になれば幸いです。

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