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服部希美
心理カウンセラー/講師
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お母さんを背負って生きてきた私が、恋愛をしたときに背負うもの

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美です。

辛い恋愛を繰り返しているというお悩みをカウンセリングでお伺いしていると
「お母さんと私」という関係性がでてくることがあります。

たとえば小さな頃からお母さんの愚痴を聞いたり、
お母さんの機嫌を伺ったり、期待に応えようと頑張ったり。

反抗期もあったはあったけれど・・

お母さんの気に入る大学に。
お母さんの気に入る就職先に。

お母さんが、どこか最優先の自分がいる。

そんなお話がでてくることがあるのですね。

そのこと自体はね、自分にとって心地よければいいのです。
あなたが幸せを感じながら過ごせていればいいわけなのですが

その延長に、お母さんが結婚を望んでいるのに結婚できていない私はダメな子だとか。
早く結婚しなきゃいけないと自分を追い込んだり、恋愛がうまくいかない自分を責めたり。

どこか、人生の全ての基準が「お母さん」になっていることで
生きづらさが出てきていることって、少なくなかったりするんです。

こういう状態のことを、カウンセリングなんかでは
「お母さんを背負って生きてきた」なんて表現することが多いのですけどね

いいとか悪いとか、事情などは横に置いておいて。
幼少期にこういう状況で過ごしていると、
心理的に、早くに大人にならなければいけない状態になることが多いのですね。

子供が当たり前に持っている依存の欲求を飲み込んで
お母さんのお母さんポジションを引き受けて面倒を見るといいますか。
期待を一心に背負って結果を出そうと頑張ったりします。

実際に、このポジションを担える人って頑張り屋さんが多いので
早い時期に自立して、実際に優秀な成績を収めていたりするんですよね。

周りから頼られることが多かったり、
あなたは、しっかりしているよね。って言われることが多かったりね^^

それはそれで、素晴らしいことですし
ご家庭によって致し方がない事情、というのもあったりします。

それだけあなたが優しい娘さんだったということでもあるのですが

その状態のまんまで恋愛をしてしまうとですね
実際の親からもらえなかった分、パートナーに
「親代わりをしてもらいたい」と潜在的に感じやすくなってしまうのですね。

わがままな自分でも受け止めてくれる。
甘えたいときに甘えさせてくれる。
ダメダメな自分でも全て許して愛してくれる。
私よりもしっかりとしていてすごい人。

そんなパートナーを求めてしまいがちだったりします。

で、ここからが本題なのですが

そういった「いままで抑えてきた欲求を満たしてもらいたい」と思う反面、
「家族の親になって大切な人を背負う」という形で愛し方が身に付いている分
パートナーに対しても「お母さん」になってしまいがちなんです。

あれこれ面倒見たり、自分を犠牲にして支えたり、
パートナーを子どものように扱ってしまったり・・
子どもっぽいパートナーとお付き合いする、なんてことが起きやすくなります。

頼りたい、弱音を受け止めて欲しい、甘えたいと思っているのに関わらず
それが難しい相手をわざわざ選んじゃったり、
甘えられないような状況を作り出してしまうことって多いのです。

そして今度は「パートナーを背負う」という形になりやすいんですね。

ですからね、もしもあなたがこのパターンをお持ちだとしたら。

彼をどうこう、とか
お母さんをどうこう、というよりもね

自分にとっての幸せ、
こうなれたらいいなというパートナーシップ像をもう一度見つめ直した上で
無意識に繰り返しているパターンを書き換えていくといいかもしれませんね。

お母さんを背負いたいと思ったのは何故なのでしょう?
どれほどあなたが、お母さんを大切だと感じていたのか知っていますか?
もう、十分にやってきましたよね。自分の愛に気づいていますか?

そして・・

いつだって頑張ってきたあなたにだって、弱い部分がありますよね。
自立して「私は1人で大丈夫」と踏ん張ってきたあなたの裏側に、寂しがり屋な自分もいますね。
誰にも頼らずお母さんを背負ってきたあなたにも、助けて欲しい、甘えたいという気持ちはあって当たり前ですね。

「いままで嫌ってごめんね」

ずっとずっと隠し持ってきた自分さんを
まずは自分が認めてあげて、労ってあげましょう。

誰かを背負う、という愛し方から
対等に支え合う生き方へ。

客観的な立ち位置であるカウンセラーとの対話だからこそ
向き合えたり、表現できる感情というものがあると思います。

よかったらカウンセリングもご活用くださいね。

参考になれば幸いです。

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