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服部希美
心理カウンセラー/講師
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罪悪感が止まらない〜雪だるまになる心理と解決法〜

「またやってしまった。なんで私はいつもこうなんだろう」

そう思ったことはありませんか?

失敗をしたり、誰かを傷つけてしまったと感じたとき。

罪悪感が湧き上がってきて、そこで終わればいいのに、
気づいたら「あのときもそうだった」「こんな自分はダメだ」と、
どんどん自分を責めることが止まらなくなってしまう。

罪悪感が、まるで雪だるまのように大きくなっていく状態です。

目次

罪悪感の雪だるまとはどういうことか

雪だるまは、最初は小さなひとかたまりの雪です。
でも転がしていくうちに、どんどん大きくなっていきますよね。
実は罪悪感でも、同じことが起きるんですよね。

もともとの出来事への罪悪感に加えて、
「そんなことをしてしまった自分」への罪悪感がさらに積み重なっていく。
これが「罪悪感の雪だるま」です。

たとえば、こんな流れです。

パートナーにきつい言葉を言ってしまった
↓「あんなこと言うべきじゃなかった」と罪悪感が生まれる
↓「こんな自分は最低だ」と自分を責め始める
↓「またいつものパターンだ。なんで変われないんだろう」と過去の失敗も引き出してくる
↓「こんな自分を責めてしまっている私も情けない」とさらに自責が重なる

最初の出来事はひとつなのに、罪悪感がどんどん膨らんでいく。
これが「罪悪感の雪だるま」状態です。

転がれば転がっただけ
大元の罪悪感がなんだか分からなくなり
持ちきれないほどに、大きくなってしまい・・
「こんな自分はここにいないほうがいい」だなんて、存在の否定にまで到達してしまう人もいらっしゃったりします。

罪悪感自体は、悪いものではなく
私たちが持っている、とても大切な感情ではあるのですが

(罪悪感がなければ、無秩序な世界になっちゃいますからね^^;)

大きな雪だるまになってしまうと困ってしまいますよね。

なぜ罪悪感は雪だるまになってしまうのか

① 「自分はダメだ」という古い傷が刺激される

なぜこういうことが起きるのか、というひとつの理由としては
根っこにある「自分はダメな人間だ」という感覚が、
ひとつの出来事をきっかけに引き出されてしまうから、だと思うのですよね。

最初の罪悪感は、ある意味では正直な気持ちです。

「悪かったな」「傷つけてしまったな」という感覚は、
相手を大切に思っているからこそ生まれるもの。

これ自体は、やさしさのあらわれでもありますね。

でも、そこに

「こんな自分は価値がない」
「私はいつもこうだ」という思いが混ざり込んでくると、

罪悪感は本来の出来事とは切り離されて、
自分全体への攻撃に変わっていってしまうのですね。

② 自分を責めることが「罰」になっている

また、私たちが罪悪感を感じているとき、
心のどこかで「これだけ自分を責めていれば、許してもらえるはず」という感覚を持っていることがあります。

もう、自分で自分を罰しているので許してください><

自分を責めることが「罰」になって、
その罰を与え続けることで、罪悪感を解消しようとしてしまう心理です。

自己嫌悪や自己否定が強いです、という方の中には
自分が嫌い、というよりも
なにかしらで「大きな罪悪感」を持っていた、というケースはけっこうあるんですよ。

でも、、、それをやり続けていても
いつまで経っても終わらないんですよね。

なぜならば・・そうやってやっても、けっきょく、自分を許すことができないからです。

③ 無意識に「罰せられるような行動」をしてしまう

また、罪悪感が深いとき、もうひとつ起きやすいことがあるんです。
それが、無意識に「罰を受けるような状況」を自分で作り出してしまう、というパターンですね。

たとえば、、

いつもなら気をつけているのに、うっかり見逃してしまってミスが大事になってしまった。
ついうっかり、相手が怒るようなことを言ってしまった。

泣きっ面に蜂、じゃないですが^^;
「あああもう、こういうときに更に悪いことが><」みたいなことを引き起こして
罰を受けることで、過去の罰を帳消しにしようとしてしまうわけです。

ただ・・罪悪感を感じるような出来事が
リアルに積み重なっていくわけですから、
どんどんと追い込まれて、苦しくなっていってしまうわけです。

ちょっと不思議な感じがするかもしれませんが
実はカウンセリングでも、このパターンのお話をお伺いすることが多かったりするんですよ。

罪悪感の雪だるまを溶かすために

では、どうすればいいのでしょうか。

まずは、「最初の罪悪感」と
「雪だるまになった罪悪感」を切り分けてみましょう。

たとえば、パートナーにきつい言葉を言ってしまったなら、
その分だけ向き合うだけでいいんです。

謝れるなら謝ろう。
次は違う言い方ができるか考える。
それで十分です。

「こんな自分はダメだ」
「いつもこうだ」という部分は、今の出来事とは別の話として、横に置いておいていいんです。
過去から積み重なってきた自己嫌悪や、傷ついた経験から生まれているものですからね。

・今回の出来事に向き合う → これはやる
・「こんな自分はダメだ」に飲み込まれる → これは横に置く

この2つを分けることが、雪だるまを溶かす第一歩になります。

もし、罪を重ねることで帳消ししたくなる癖があるならば、
罪悪感の雪だるまの大元を見つけて、手放していったり。

罪悪感を感じるようなことがあったときに、
次の罪を重ねる前に、焦らず立ち止まって、一回、深呼吸^^
最初の罪悪感について、心の整理をしておくと連鎖が起きにくくなりますよ。

自分を責めることをやめるのではなく、受け取り方を変える

とはいえ、罪悪感という感情は
直近でなにかをやらかしてしまったことだけでなく

「こんな私でごめんなさい」
「私はあの人を助けられなかった」

そんなふうに思い込んでしまった
過去の出来事から引き起こされてしまうこともあったりします。
潜在意識的な罪悪感から、とまらない自分責めや、
罪悪感の連鎖が起きている場合もあったりしますので、

よかったら、カウンセリングもご活用くださいね。

最後に。

罪悪感の奥には
「こうありたかった」「大切にしたかった」という気持ちが隠れています。

傷つけてしまった。
間違えてしまった。
迷惑をかけてしまった。

そこに罪悪感を感じるのは、あなたが誠実な人だからです。
そしてそこには、あなたにとって大切にしたい人たちがいるはず、なんですよね。

いいかえてみれば
罪悪感は、あなたの中にある愛情や誠実さのあらわれです。

罪悪感を責める道具ではなく
「自分が何を大切にしているか」を教えてくれるサインとして受け取れるようになると、
雪だるまは少しずつ溶けていきますよ。

あなたの罪悪感は、誰を愛している証拠でしょうか?

よかったら服部にも教えてやってくださいね。

参考になれば幸いです。

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