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服部希美
心理カウンセラー/講師
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「そうなるはずだった私」を失うということ〜選ばれなかった私の複雑な心理〜

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー 服部希美です。

たとえば・・

自分だけが昇進できなかった。
自分だけが選ばれなかった。
そして、もうそのポジションには入れない。

こういうプロセスを歩むことって、ありますよね。

すごく、悔しい。
めちゃくちゃ、悔しい。
妬ましいって感じちゃう。

でも、ふと思うのです。

「私、本当にそれがやりたかったんだろうか?」

やりたかったのか、分からない。
でも、悔しい。 そして、「どうせ自分なんて」という無力感だけが残る。

この複雑な感情の正体は、何なのでしょうか。

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。

今日は、超〜〜ニッチかもしれない^^;シリーズ。

「選ばれなかった側」の悔しい気持ちについて
服部の経験も交えながら、ちょっと書いてみたいなと思います。

目次

失ったのはポジションじゃない。自分自身だということ。

当時の自分なりに、すごく頑張ってきた。
目指してきた目標に、とうとう達することができなかった。

こういう挫折のプロセスって、すごく辛かったりしますよね。

自分以外が、羨ましいポジションについていく。
それを自分は、みているしかない。

そういうプロセスもね、すごく悲しかったりもしますよね。
どうしようもない、って分かっていても。

もしかすると、お仕事を頑張ってきた女性の中には

「出産などでキャリアを一旦手放さざるを得なかった。」

子供は欲しかったけれど・・もう、みんなみたいなキャリアは望めないかも。
そんなプロセスを歩んでいらっしゃる方の中にも、この悲しみを感じていらっしゃるかもしれませんね。

やりきれなかったりしますよね。
こういうことがあるとね。

でね、また、がんばればいいじゃん。
そう思えるなら、いいのですけど。

「けっきょくのところ、私は本当にやりたいことなんだろうか?」

そう思うと、もう一度、踏み出す気持ちにもなれなくて・・なんだか中途半端。

こんなときもね、あるんじゃないかなって思うんです。

服部も一度、夢を諦めた経験があるので
そのお気持ちは、私なりに分かる気もするんですよね・・。

どうしてこのプロセスが、こんなに辛いのか。
また、次頑張ればいいじゃん、で済まないのか。

それはね、劣等感というよりも「喪失」のプロセスを歩んでいるから、じゃないかなって服部は思うんです。

失ったのは、ポジションではなく「自分自身」

もしかしたら、このプロセスの中で失ったのは、
成功したり認められること、そのものではないのかもしれません。

失ったのは、「そうなるはずだった自分」

「昇進していく私」
「選ばれる私」
「認められる私」
「成功していく私」

どこかで、思い描いた自分。
そこまで強い自覚はない方が多いと思うのですが

心のどこかで描いていた「こうなったらいいな」という自己イメージ。
「こうなるんだろうな」と思い描いていた理想の私。生き方が、

失われてしまった。
自分には無理だ、と悟ってしまったとき。

私たちは「自分は誰なのか」というものを、見失ってしまうのですね。

アイデンティティとは

アイデンティティとは、「私は誰なのか」という自己認識のことです。

これは、単なる名前や肩書きではありません。
「私はこういう人間だ」という、自分自身についての認識のこと。

たとえば、

「私は努力する人間だ」
「私は周りから認められる存在だ」
「私は成長し続ける人だ」

こうした自己認識が、私たちのアイデンティティを形作ります。
そして、このアイデンティティは、私たちが日々の選択をするときの土台になります。

「こういう人間である私なら、こう行動する」という指針になるんですよ。

だから、アイデンティティが揺らぐと、ただ悲しいだけでなく
「自分がどう生きていいか分からない」という深い混乱が生まるんですね。

選ばれなかったとき、失ったのは機会だけではなくて
「私は誰なのか」という、自分の輪郭そのものが曖昧になってしまう。

だから・・
「本当にそれがやりたかったのか、これからもやりたいかどうか、分からない」
この感覚が、でてきちゃうわけですね。

なぜなら、あなたが求めていたのは「それ」そのものではなく
「そうなることで保たれる自分」だったのかもしれないから。

そもそも、本当にやりたかったかは分からない。
そうなりたかったのかも、分からないけれど。
でも、それを失ったことは、とてもとても・・痛いのです。

「どうせ自分なんて」の正体

ですからね、
ここで出てくる「どうせ自分なんて」という無力感は、
単なるネガティブ思考ではない、と私は思うんですよ。

言ってしまえば・・・失った自分への悲しみと
新しい「私」を見つけられない苦しさ。

そりゃあ「いままでの私」が失われている状態ですから
「私は誰なのか」「これから何をしていったらいいのか」という問いが残るのは当然のこと。

そして、その答えが見つからないから、無力感に包まれてしまうのかなって。

喪失のプロセスを通る

でね、もしもあなたが、今、この心理に感じるものがあるとしたら。
大きな喪失のプロセスの中にいるのかな、って思ってみるといいかもしれません。

そして失ったのは、ポジションではなく
「そうなるはずだった自分」というアイデンティティ。

これは、とても大きな喪失で
悔しさも、混乱も、無力感も、すべて自然な反応だと思うのです。

でもね、この喪失は、同時にチャンスでもあるのです。

そう、

新しい「私」を見つけるチャンス

「選ばれる私」「昇進する私」という
ある意味、他者基準の自己像が崩れたとき、初めて問えることがあるのです。

「では、本当の私は誰なんだろう?」
「私が心から望んでいることは何だろう?」
「他者の評価ではなく、私自身が大切にしたいものは何だろう?」

これまでの「私」を手放すことは、痛みを伴うと思うのですが、
でも、その先に、もっと本当のあなた自身に出会えるかもしれないよ、ってことなんですよね。

失われた「私」を悼みながら、新しい「私」へと歩み出すために。

新しい私。
これからの私。

それを見つけるために、今は少し立ち止まる時間なのかもしれません。

痛み止めで、次の目標を見つけるだけでは
同じ悲しみを繰り返してしまったりしますからね。

怒り、否認、悲しみなどの感情を抑圧せず感じきったり、
喪失を受け入れるまでのプロセスを急がないでいきましょう。

「これは本当じゃない」「まだチャンスがあるはず」
「なぜ私だけ」「不公平だ」という感情
「もし〜だったら」という後悔と仮定
「どうせ自分なんて」という無力感

ゆっくりと、受け入れてあげてくださいね。
それだけ、大事な人生の切り替わりの時期ですからね。

そうやって、今の自分を大切にしていったら。

これまで大切にしてきた価値観は何なのか。
役割や成果以外の、私の本質的な部分は何なのかを、もう一度、拾い上げながら。
「〜する私」から「〜である私」への移行していくといいかもしれませんね。

きっと、これから大切にしたい自分さんを
見つけることができると思いますからね。

とはいえ、このプロセス。
なかなか分かりにくいといいますか・・
分かってもらいにくいといいますか・・・

誰でも経験するよー、誰でも通る道だよーというプロセスではなかったりもするので
ひとりきりで抱えがちだと思うんですよね。

友人に相談するにも、すごく痛いところを通ったりもしますしね。

よかったら、カウンセリングもご活用くださいね。
いっしょに見つけていきましょう。

ちなみにこのプロセスは、
ものすっごく頑張ってきた方にやってくるプロセスでもあります。

あなたが、劣っているとか、ダメだから
こうなっているわけじゃないのですよ。
むしろ、逆です。

だからね。
きっとあなたは、また新しい自分を見つけることができるはず。

焦るとは思いますが、ひとつひとつ行きましょうね。

応援しています。

参考になれば幸いです。

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