普段はしっかりしているのに、恋愛になると、急に「ワガママ王女」になってしまう。
そんな自分に、心当たりはないでしょうか。
なんで私が、そんなことしなきゃいけないの?
それ、あなたがやってくれることでしょ?
私のこと好きだったら、このぐらいしてくれて当然だよね。
私のことだけ見て。どうして、私の言うことを聞いてくれないの。
——あー、いらいらする。本当に、わかってないんだから。
こういうことが続いてしまうと、悲しいお別れが、やってきてしまうことが多いんですよね。
相手も、だんだん無力感にはまってしまいますから。
でもね。このブログを読んでくださっている方は、「しっかり大人女子」が多いので、
「こうすれば相手をコントロールできる」と思ってやっている方よりも、 「ダメだとわかっているのに、やめられない」という方のほうが、ずっと多いと思うのです。
お話をうかがっていると、せつない思いが、伝わってくることも少なくありません。
では、この「私のこと好きだったら、このぐらいしてくれるよね」という"愛の試し行動"を手放して、本当に愛し合う、大人の関係になっていくには、どうしたらいいのでしょう。
そのためには——この行動の裏側に、「愛されないかもしれない」という怖れが眠っていることに、ちゃんと気づいてあげることが、大切なのですね。
いつもありがとうございます。
心理カウンセラー、服部希美です。
今日は「愛の試し行動」について、過去記事よりお届けしますね。
ここまで読んで、「あいたたた・・・」って、胸が痛くなった方も、いらっしゃるかもしれません。
でも、大切なのは——「なぜ、そうなってしまうのか?」を、自分の心を大事にしながら、見つめてあげることなんですよね。
もちろん、現実の行動も変えていけたらいいと思うのです。
でも、そう思っていても、ままならないときには。
先に、自分の心をケアしてあげることが、急務だと、私は思っているのですよ。
試し行動の奥にあるのは、「自信のなさ」
これらの心理の、奥の奥をのぞいていくと——
とても自信のない、自分のことが好きになれない方が、多いんです。
そして、かつての出来事で、心がとても傷ついていることも、多いのですよ。
たとえば、昔、なにかの事情で。
自分が受け入れられる自信を、なくしてしまった。
きっと自分は、否定されるだろう。 信じて裏切られたら、辛すぎる。
そういう悲しい思い込みを抱えてしまうと——
私は、簡単に人を信じないし、愛さない。
だから、あなたが、私を信じさせて。
あの人はしてくれなかったけど、あなたくらいは、私を大切にしてくれるよね?
こんなふうに、石橋を叩いて、叩いて、叩き壊してしまう。 そんな試し行動が、出てきてしまうわけなのですね。
試し行動は、けっこう身近なもの
「うーん、私には関係ないかも」
そう思った方もいるかもしれません。
でも、試し行動って、けっこう身近なものだって、知っていましたか?
さっきのように、わかりやすく表に出ることもありますが、無意識にやってしまっていることも、多いんですよ。
たとえば、職場で。
「なんだか、ミスばかりしてしまう」
「なぜか、遅刻ばかりしてしまう」
「空気を読めない発言をして、総スカンをくらってしまった」
そういう「ダメダメな行動」を、あえて、やってしまう。
普通、そんなことしたくないですよね。でも、なぜだか、やってしまう。
そうやって、あえてダメな行動をして、
「許してもらう」「見逃してもらう」。 それでようやく、
「自分は、ここにいてもいいんだ」 「私は、受け入れられているんだ」
そんなふうに、安心している。 こんな形で出ることも、多いんですよ。
みなさんは、心当たり、ありませんか?
——私には、ありますよ^^;
正直なところ、いまでも「あ、やっちゃってるな〜」って気づくこと、けっこうあるんです。
いくら愛されても、満たされないのはなぜ?
そんな服部はですね。
職場でも恋愛でも、けっこうなイタタな試し行動をしていた自覚があるのですが。
じゃあ、自分の認める愛し方で愛してもらえたら、いつか満足できたのか?——というと。
やっぱり、そこは難しかったよな、と思うのです。
いくら周りが、自分の欲求に応えてくれても。 気にいる愛し方を、してくれたとしても。
「私はどうせ、愛されない」
自分の心の中が変わらないかぎり、やっぱり、満足することはないのです。
いつでも不安で。ちょっとしたことで自信をなくして。
また、試したくなってしまう。 そんな自分も、すごく嫌になってしまいますしね。
つまり、いくら外から愛をそそいでもらっても——
受け取る側の心に「私なんて」というフタがあると、その愛は、こぼれ落ちてしまうんですよね。
まずは、自分を責めるのを、やめましょうね
とはいえ。 そんな自分を責めてしまっては、本末転倒になってしまいます。
それこそ、自分で仕掛けた罠に、自分がはまってしまうというもの。
かといって、相手にぶつけ続けてしまうと、関係も悪化してしまうし、自分の心も、どんどん傷ついてしまう。
ですから、こういうときは。自分のために、とにかく、とにかく「一呼吸」、おきましょうね。
そして、相手のことはちょっと置いといて。
自分に、正しい「自信」を取り戻してあげましょう。
もし、原因になっている出来事に心当たりがあるなら
カウンセリングなどを使って、直球で過去を整理してあげると、楽になることも多いですよ。
本当は、誰に認めてもらいたかったのか?
誰に、愛されていないと思っていたのか?
本当は、誰を、愛したかったのか?
それを見つけて、未完了の思いをケアしてあげると、自信を取り戻せることも、けっこう多いんです。
もし、怒りでいっぱいになっているなら。
安全な形で、それを吐き出して、本当の気持ちに気づいてあげることも、大切ですね。
最後に・・。
本当は、試すようなこと——したくないんじゃないでしょうか。
「このぐらいしてくれるよね?」とぶつけてしまうのは、それだけ、あなたが相手を求めている証拠でもあるのですよ。
あなたが、あなたの本当の気持ちに気づいて。
あなたの愛が、まっすぐに、大切な人へ届きますように。
よかったら、カウンセリングもご利用くださいね。
参考になれば幸いです。



