自分の中にあるセクシャルエネルギーを嫌悪していませんか?
パートナーが欲しいと思っているのに、いざ、性的に好かれると「気持ち悪い」と感じてしまう。
人の恋愛の話を聞いてるだけでも不快な気分になる。
好きな人相手なのに、性的な関係になると拒否反応が出てしまう。
そんな心理的背景には「セクシャルエネルギーの抑圧」が関係しているかもしれません。
友人としてであったり、片思いの状態では「いいな」と思える相手なのに、いざ、恋愛として好きになられると「気持ち悪い」と感じたり、性的な接触に嫌悪感を感じてしまう。
こんなお悩みを抱えていらっしゃる方のお話をカウンセリングでお伺いすることは少なくありません。
そして、
「こんなふうに感じる私は、恋愛に興味がないのではない人なのではないか?」
「人を好きになれない人なのでは?」
「もう、恋愛や結婚を諦めたほうがいいのかな」
「我慢をして付き合うことも難しいし、どうしたらいいか分からない」
「好きになってくれる相手を裏切っているような気持ちがして申し訳ない。
別れてあげたほうが相手は幸せになれるのではないか」
そんな切実な悩みとして抱えていらっしゃる方も多かったりします。
婚活の中で、お見合いをしているときに「なんか気持ち悪いな」と感じたり。
お付き合いが始まり、身体的距離が縮まってきたときに、避けたくなったり。
夫婦間の関係で「近づかないでほしい」と感じてしまったり・・。
もちろんですね。
生理的に無理。近づいてほしくないと感じる人も、いて当然だと思うのですよね。
相性や自分の心の調子もありますしね。
性的な欲求にも、個人差がありますしね〜
そして、肉体関係はないけれど、とってもいい関係を築いています。
そんなご夫婦だってたくさんいらっしゃいますから
自分の中で納得感があれば、どんな状態でも構わないと思うのですけども
相手のことを好ましく思っていたり
悪くないなぁ、むしろ、好きかも・・ぐらいに感じている人なのに
相手から好かれたり、性的な目で見られると拒否反応が起きてしまう。
本当の本当は望んでいるのに、近づけない。としたら
「私は一体、なにがしたいのよ(泣)」なんて感じてしまうかもしれませんね。
人に相談しても、なかなかわかってもらえなかったり。
*
こういったテーマは、ひとりで取り組みにくいテーマではありますし
おひとりおひとり、状況が全く違いますからね。
こういった記事化するのも、けっこう難しかったりするので
(どうしても一般論になりがちだったりするのですよね・・)
しっかりと向き合っていきたいと感じられた方はね、カウンセリングを使っていただくといいかな〜と思うのですが
今日は、性的なものに嫌悪感を感じてしまうお悩みを
「自分のセクシャルエネルギーを押さえ込んでいるのかもしれない」という視点から紐解いてみたいと思います。
セクシャルエネルギーとは・・
セクシャルエネルギーとは「性的魅力」なんて日本語に訳されることも多いですが、セックスアピールであったり、そういった性的な魅力に限らず、その人本来が持っているエネルギーの強さのことをいったりします。
男性らしさ、とか、女性らしさ、など枠に当てはめるものでもなく
「その人の内側から湧いてくる、その人らしいエネルギー」のことをセクシャルエネルギーというのですね。
そんなセクシャルエネルギーは、自分らしく生き生きとした毎日を送るために、とても大切なエネルギーの一つといわれています。
たとえば「恋愛として人を好きになる喜び」や「性的な欲求」「醸し出す色気」みたいなものだけでなく
おしゃれを楽しんだり、自分のことをカッコいいなとか可愛いなって感じることであったり、やりたいこと、心が喜ぶことを楽しむためのエネルギーでもあります。
また、パワフルさや、たくましさ、リーダーシップ、行動力なども、実はセクシャルエネルギーの賜物だったりするのですよね。
そんなセクシャルエネルギーの強さは人それぞれ違ったりするのですが、
成長する過程で、セクシャルエネルギーに対していいイメージを持つことができず
「不快なもの」「持っていてはダメなもの」「気持ち悪いもの」「恐ろしいもの」と嫌悪して抑圧してしまうことがあるのです。
セクシャルエネルギーのイメージはどこからきている?
さて、ここでみなさんに質問です。
あなたの抱いている「セクシャルエネルギーが旺盛な人」って、どんなイメージがあるのでしょう?
たとえば、発言までセクシー。お洋服も、露出高め。
男性を取っ替え引っ替え。
お色気たっぷり〜なイメージでしょうか?
虎視眈々と玉の輿を狙う
戦略的な清楚系女子でしょうか?
ぶりっこ(って、今でもいいますかね?^^;)
女性との間ではぜったい出さないような猫撫で声で、男性に近づく。
そんなタイプをイメージされるでしょうか?
ちなみに、私たちが抱く最初のセクシャルエネルギーのイメージは両親だと言われています。
お母さんが見せた、女の姿。
お父さんが見せた、男の姿。
お母さんも、女なんだな・・
お父さんも、男なんだ・・
お母さんだって、女としての欲求があり
お父さんだって、男としての欲求があるんだ。
ここがなかなか受け入れられず
自分の中にあるセクシャルイメージを嫌ってしまうことって、結構あるのですね。
どうしてセクシャルエネルギーを抑圧してしまうのか?
そして、ここからがポイント。
自分も大人になるにつれ、セクシャルエネルギーが大きくなってくると
自分も、性的に誰かを愛したい。求めたい。という気持ちがどんどんと湧いてくるわけです。
素敵な人を見た時に、惚れそうになる自分。
異性をつい、性的に意識してしまう自分。
すると、ストップがかかるのです。
「いやいや、こんなことを感じている自分って、気持ち悪い。はしたないわ!」
「こんなエネルギーが自分の中にあるだなんて、ダメなこと」
「こんなエネルギーを解放してしまったら、みんなから嫌われてしまう。汚してしまう。傷つけてしまう。」
だから、隠しておかなければいけない。
なかったことにしなければいけない。
でてこないようにしなければいけない。
ってね。
もちろん、セクシャルエネルギー自体は、悪いものでもないですし
性的な欲求をもてるようになったことは、大人になったということでもあります。
そして、べつにセクシャルエネルギーは性的な欲求を満たすだけのものでもないのですが・・
セクシャルエネルギーが高ければ高いほど
ものすごい力で、抑圧をしなくてはならなくなり・・
それを異性に投影してしまうため、
性的な魅力を感じてくれた相手に対して「気持ち悪い」と感じやすくなってしまうのですね。
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セクシャルエネルギーを解放していこう
恋愛だけでなく、セクシャルエネルギーを嫌って抑圧していると、本来持っている自分のエネルギーを使いきれなくなってもしまいます。
そして、好きだな、触れたいな、近づきたいなと思う人ほど
強い抑圧をしなければならないので、嫌悪感が出てきやすくなってしまいますから
もし、セクシャリティを抑圧しているな〜と感じたときには、抑圧を緩めて、どんどん解放していきましょう。
そのために大切なことは
「自分のセクシャルエネルギーを認め、解放していくこと」と「自己嫌悪を緩めていくこと」です。
今日は、ひとつづつ、すごくかんたんに!
ご紹介していきますので良かったら参考にしてみてくださいね。
・自分の感じる喜びやパワーを、ちゃんと受け入れ、愛してあげましょう。
たとえば・・・女性である自分のセクシャルエネルギーを解放してあげたいなと感じたとしたら
こんなことを取り組んでみるといいかもしれません。
・お肌のケアや食べ物などをできるだけ気を使ってあげる。
・下着など、服で隠れるところもちゃんとしてあげる。
・シャワーで済ませず、お風呂に浸かるようにしたり、体を冷やさないように気を付けてあげる。
・華奢なアクセサリーなどをつけてあげる。
・お部屋を気に入った香りや、雑貨で飾ってあげる。
・着心地のよいパジャマを用意してあげる。
・推しにときめく。推しを愛でる。
・お花を部屋に飾る。
「自分の心が喜びそうなこと」を自分に許してあげましょう。
好みは人それぞれ違いますから、あなたの心が「キュン」とするものを選ぶのが大切ですよ〜。
思う存分、キュンキュンしましょう!
男性(もしくは、パートナー)のセクシャルエネルギーを解放したいとき
また、あなたが男性であったり、
パートナーのセクシャルエネルギーを解放してあげたいなと感じることもあるかもしれません。
「私は積極的なのですが、パートナーがイマイチ自分を求めてきません」そんなケースもけっこうありますよね。
そんなときには、心がつい熱くなってしまうものや、
好きなものにエネルギーを注いで、セクシャルエネルギーをいい方向から解放する時間を作っていきましょう。
仕事、趣味、何でも構いませんよ〜。
あなた(や、パートナー)が夢中になれるもの、時間を忘れてのめり込めそうなもの、なにかありますか?
仕事に打ち込む、仕事に熱くなる。もいいですね。
冒険心がくすぐられるもの、ドキドキワクワクするもの、苦難を乗り越えて愛する人を守る物語などに触れるのもいいでしょうし
バイクや車いじり、キャンプや料理など、恋愛だけでなく、没頭できる趣味の時間をちゃんと確保することも、男性にとっては大切だったりします。
また、筋トレなど「肉体的なパワー」を感じることを許すことも効果的だと言われています。
最近多いですよね〜。
仕事帰りにジムに通っている男性。
これ、実は心理的にもちゃんと根拠があるのです。
というのもね、
男性のセクシャルエネルギーも、両親の影響を強く受けていたりします。
お母さんから厳しく「あなたはダメね」とか「弱い」など、コテンパンにされてきちゃった、であったり、
僕はお母さんを守らなければならない、お母さんを助けなければならない!という思いが強すぎたりすると
「大人の男としての自分」に自信が持てなくなったり、大人であるセクシャルエネルギーを抑圧してしまったりすることがあるのですね。
また、怖くて威圧的なお父さんの姿を見て「男性のセクシャルエネルギーは人を傷つけるものなのだ。ぜったいに、僕はああはならない!」と抑圧してしまうことも多かったりします。
ここは、優しくて共感力がある男性に多いかもしれませんね。
ですから、筋肉をつけていくことは、男性的なエネルギー(力やリーダーシップ)を自分に許す行為にもつながるのです。
ちゃんと自信を取り戻すこと。
お父さんみたいな使い方じゃなくても、いいと自分に言ってあげることで
自分を信頼する力が取り戻されてきますからね。
実際に、スポーツやジムに通う時間を作って、実際に体を動かしていくのもいいですし、
ラグビーとかプロレスとか、なんでもいいのですが、チームに入ってみるとか。
スポーツ観戦などを通して、熱き思いを感じるのもいいでしょう。
ぜひ、心の中にある「情熱」にアクセスして、目一杯楽しむ時間を作ってみることをオススメします。
*
なお、今回は便宜上、男性・女性と書きましたが、セクシャルエネルギーを解放することは「女性らしくしましょう」「男性らしくしましょう」ということでは、決してありません。
セクシャルエネルギーは、その人らしさ。人それぞれ違うものです。
自分の心が喜ぶこと、いままでやってみたかったけれどやれなかったこと、内側にしまい込んでしまったエネルギーに正直になって、楽しめば楽しんだだけ、セクシャルエネルギーは解放されていきますから
ぜひ、みなさんの心に問いかけながら、いろいろ試していただけたらと思います。
・自己否定や嫌悪を緩めて「ありのままの自分」を受け入れていこう
また、並行して
精神的な部分から「自分の気持ちや心の状態も、ありのままに受け入れていくことにも取り組んでいけるといいでしょう。
なぜならば、自分のセクシャルエネルギーを嫌っているということは、自己嫌悪しているということでもあるからです。
「それが私なんだ」と、ありのままの自分を、ただただ、受け入れてあげましょう。
性的な目で人を見てしまう自分も
実は性欲が強い自分も
惚れっぽい自分も
それを「ダメなことだ」「はしたない」と隠したくなってしまう自分も
嫉妬に狂っちゃう自分も
独占したい欲が溢れちゃう自分も
悩み出すと深みにハマっていってしまう自分も
寂しがり屋な自分も、でも放っておいて欲しいと感じる自分も
自意識過剰な自分も
空気読めないところがある自分も
女らしくない(男らしくない)自分も
お部屋がいつまでたってもぐちゃぐちゃな私も
人に厳しくなっちゃう私も
パートナーを幸せにしたいと思う気持ちはあるけれど、自信がない自分も
情けないなって感じる自分も・・
かけがえのない、世界でただ一人の「私」なんです。
かけがえのない、世界でただ一人の「あなた」なんです。
否定したくなっちゃう自分ほど、否定せずに「それが私なんだ」と受け入れてあげましょう。
そして、自分の素敵な部分も、どんどん肯定して、楽しんでいきましょう。
そうやって、ダメな自分もいい自分も肯定できるようになると、だんだんと、自分のことを愛おしく感じられる日がやってきます。
マインドも、どんどん成熟して
大人の自分も受け入れることができるようになってきます。
すると、パートナーシップが「私を愛してくれる人」だけでなく「対等で分かり合える」関係に変わって行ったり、
性的なことも楽しめるようになったり、性的に嫌悪感を抱かなくて済むような人との出会いがやってくることも多いようですよ。
*
セクシャルエネルギーは、悪いものではありません。
あなたも、あなたの大切な人も幸せにするエネルギーでもあります。
あなたのこれからを楽しく彩り、心の奥から喜びを感じさせてくれるエネルギーでもあります^^
誰でも一度は通るところ・・なのかな、と服部は思うのですが
なかなか、人に相談しにくいお悩みでもあるかもしれませんのでね〜
カウンセリングもお気軽にご活用くださいね^^
参考になれば幸いです。
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