いつもありがとうございます。
心理カウンセラー服部希美です。
みなさんは、ごきょうだいがいらっしゃいますか?
私には、妹と弟がおりまして
子供の頃は、そこまで仲がいいという感じではなかったのですが
大人になってからは「親に対する共同戦線」をはる仲間のようなポジションだったり
お互いの幸せを願い合う、私にとっては切っても切れない大切な存在となっているのですよね。
「私たち、きょうだいがいてよかったよね・・」そんな会話が出るぐらい。
とはいえ、やっぱりねー
きょうだいって、お互いに思うところはあったりするのではないかな?って思うのですよね。
どれだけ仲良しだったとしてもね。
私自身は、いま、きょうだいに不満はないのですけども
(好き勝手やらせてもらってますしね^^;)
きょうだいには、今までのやらかしを
許してもらったなぁと思うことたくさんありますし、
いまでも、たくさん許してもらっているんだろうなって感じたりしますねー。
ありがたいことです、本当にね。
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親ほどではないのですが、
実は、きょうだい(もちろん、ひとりっこも含みます)というのも
私たちの心の育成や価値観に大きく影響を与えていたりします。
ですから、カウンセリングでも
きょうだい関係のお話をお伺いすることは多いのですが
こういった情報として、親ほど出てこないのは
「心理的に親ほどの近さにないので、意識上に上がりにくい」ということと
「あまりに多様な形がありすぎて、パターン化が困難すぎる」という面があげられるかな?と思うのですね。
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たとえば、きょうだいの数や
男女構成や年齢差によっても違ってきますし
早くに亡くなっているきょうだいがいたり、
お父さん、お母さんが違うきょうだいもあります。
また、子供ひとりひとりに「個性」がありますし
親の関わり方も、それぞれの家庭において違ってくるわけですからね
親子よりも、複雑な面もあるのですよ。
でも、価値観や感性、生き方、個性において
きょうだいの影響、きょうだいの立ち位置で培ったもの、
というのは、とってもとっても大きかったりするんです。
無意識に繰り返している心理パターンの中に
きょうだいの関係の中でやっていたこと・感じていたことが
現在の対人関係に再現されていたり、投影されていたり
そのときに思い込んでしまった価値観のままに
世の中をみてしまうことって、多いのですね〜。
*
たとえば・・・
年上には可愛がられるし、年下にも可愛がられるけれど
同年代や仲間からは浮いてしまって、孤独感を感じてしまう。
人付き合いはうまいけれど、いつもどこか居場所のなさを感じてしまう。
すこしでも嫌なことがあると、すぐに関係を切り離してしまう。
彼はできるのだけれど、次第に兄妹みたいになっていき
「性的な目で見られない」と言われて、フラれてしまう。
母親になった時に、神経質になりすぎる。
子供ができた時に
「みんなの愛情を子供に取られちゃった!」と子供帰りしてしまい、
子育てがままならなくなってしまう。
役に立つことが存在意義になってしまい、
手のかかる人ばかりを好きになってしまう。
いつも夫婦喧嘩で、自分のやり方が正しい!と言い合いになってしまう。
どっちも譲らない。
・・などなど。
あんまり、きょうだいとは関係なさそうですよね。
自覚もないと思うのですが、実は深いところでつながっていた
こういうことも少なくなかったりするのですねー。
***
とはいえ、です。
きょうだい関係を見つめていく、となると
まず最初はね、大概「不満」とか「悲しみ」が出てくると思うんですよねー。
末っ子であれば
「長子はいいよね!いつでも頼りにされてさ!
私はみんなのお荷物なの?生まれてこなければよかったのかな」
長子であれば
「末っ子は甘えてばっかりでずるい!
私はお姉ちゃんなんだからって、我慢ばっかりしてきたのに・・」
中間っ子は
「みんなはいいよね。
私のことなんて、誰も見てくれていない。
私がいなくなったって、みんな困らないんじゃないかな」
きょうだいで揉まれてきた人から見たら
ひとりっこの子が羨ましかったりしますよね。
「なんでも独り占めできていいよね」
でも、ひとりっこからしてみると
「協力できる、きょうだいがいるのが羨ましいな・・。
私なんて、両親二人とも背負って生きてかなきゃいけないんだよ。辛い・・。」
って感じてたりする。
お兄ちゃん大好きっ子の妹であれば
「本当は、お兄ちゃんのお嫁さんになりたかったのに」
お兄ちゃんのお嫁さんになれる女性が羨ましい・・!という悲しみもあるかもしれませんね。
(もちろん、ケースバイケースですよー。)
みんな「自分の立場」から相手を見て
自分にもらえなかったものを羨ましがる。
でもね、なんやかんや・・・切り離せない。
そんな存在でもあったりしますよね。
*
で、ですね。
人生経験を積んできた大人の私たちは、
いろんな立場から「想像する」ことができるようになるわけですよー。
「私がいつも居場所のなさを感じていたのは、こういう心理からだったんだ」
「ああ、そうだったのね。私のこと、羨ましいって思うのも無理ないかもな」
「そうか。きょうだいなりに、私のことを愛してくれてたのかもしれないな」
「私が悪かったわけじゃなかったんだな」
「私なりに、みんなの役に立っていたのかもしれないな」
気づくと、世界観がガラッと変わるのですよね。
そして、自分が感じてきた寂しさを癒していったり、誤解を解いていったり、
補うといいところを伸ばしていくことで
そのなかで培ってきたもの、魅力や才能を受け取り、活かしていくことができるのですね。
つまり、きょうだいを知るということは
自分を知る、癒していく、つながりを取り戻していく
ひとつの方法なんですねー。
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今週のカウンセリング講座では
そんなこんなをお話ししようかな、とただいま準備中なのですが
まーーーー・・・・情報量が多いこと、多いこと^^;
でも、山ほど可能性が考えられるからこそ、
心理分析にとても役立つとも言えるのかな、と思ったりします。
(親の心理を知るにも役に立ちますしね)
オンライン開催ですのでね、全国どこからでもご参加いただけますよー。
ご興味のある方は、よかったら参加してみてくださいね。
また「私の困りごと、もしかすると、きょうだい関係からきているかも?」そんなふうに感じた方はね
カウンセリングもご活用くださいねー。
長年こんがらがった糸が解けて、道筋が見えるかもしれませんよ。
参考になれば幸いです。
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