「信頼関係」と聞くと、特別な何かをしなければならない気がする人もいるかもしれません。
時にはその気持ちが強すぎて、無意識に相手に踏み込みすぎてしまったり、自分を偽ってしまうこともあるかもしれません・・。
信頼関係に大切なのは「お互いが心から安心できて、素直な自分でいられる」関係を築くこと。
今日は、あなたがあなたを大切にしながらも、大切な人と信頼関係を築くコツをご紹介したいと思います。

心理的な視点から見た、理想の関係性〜信頼関係〜
対人関係でも、職場の関係でも、恋愛でも
「いい関係だな」と感じる時には「信頼関係」が築かれていることが多いですよね。
信頼できる上司や部下。
信頼できる友人。恋人。パートナー。
うんうん、そんな人が自分にいてくれたら、どれだけ心強いことか!
そう思うからこそ・・自分に大切な人ができたとき。
この人にとって信頼される人でありたい、と願ったりもしますね。
そんなあなたは、とても優しい方。
もう、そのお気持ちだけでもね〜
十分に信頼にあたる方だなぁって服部は思うのですが!
そういう方ほど、相手の気持ちを考えるがあまり
過度に「相手を傷つけてしまわないか」臆病になってしまうこともあるかもしれません・・。
恋愛や対人関係に、正解不正解はありませんけども!
今回は、信頼関係の構築に役立ててもらえるような心理をご紹介したいと思います〜。
大好きな人と信頼関係を築きたい。そんな方から
今、なんだか大切な人に信頼されていないような気がする。
大切な人と心の距離ができてしまっているような気がする。
大切な人との信頼関係を失ってしまったので、現在、回復させようと頑張っています><
そんな方にも参考にしていただけたらなと思います^^
では、いってみましょー。
1. 安全基地を作る
さてさて。
心理学の考え方のひとつに「安全基地」というものがあります。
これは、子どもが親の愛情を感じて安心し、自信を持って新しいことに挑戦できるような関係性を指します。
たとえば、赤ちゃんが初めて歩き出そうとするとき、不安を感じることがあります。
最初は転んだり、うまく歩けないかもしれませんね。
その時、赤ちゃんは親の顔を見て、親が微笑んで手を差し伸べてくれることで、安心して再度歩き始めます。
親が「安全基地」として存在することで、赤ちゃんは不安を乗り越え、再挑戦できるのです。
でね、この考え方は大人の人間関係にも当てはまるんです。
大切なのは、相手にとって「安心して戻れる場所」になること。
お互いに失敗しても、間違っても大丈夫だと思える関係性は、心を自由にしてくれるのですよ。
たとえば、こんな経験はありませんか〜?
「仕事でミスをして落ち込んでいるとき、ただ黙って隣にいてくれた友人に救われた」
この友人は、まさにあなたにとっての安全基地だったのです。
例えば、彼がなんだか疲れていると感じたら、無理に励まそうとせず、ただ静かに隣にいるだけでOK。
肩を軽くポンと叩くだけでも「ここにいるよ」というメッセージになったりします。
ついつい「力になってあげなきゃ」「なにかしてあげなきゃ」って感じちゃう方もいらっしゃるかもしれませんけども(そんなあなたは、優しい方!)
とくに自立的な男性は、大切な人に落ち込んでいるところを見られたくなかったり
迷惑をかけたくない、心が落ち着いて冷静に話ができる状態になるまで放っておいて欲しい、と感じる方も少なくないよう。
「いつでも頼りにしてね」という気持ちで、ただ、そばにいる。
この「私は、ここにいるよ」というメッセージが心の救いになることがとても多いみたいですよ〜。
また、相手が弱音や悩みをお話ししてくれた時には、
相手の話を「評価せず」に聞くことを心がけてみるといいいかもしれません^^
誰かが話をしているとき、「こうすればいいのに」とアドバイスしたくなることもありますよね。(あるある・・)
それも、あなたの思いゆえ。大切な人ですもの。苦しみや悩みを取り除いてあげたいですものね。
身近な人にほど「こうしたらいいのに」「それじゃダメじゃない?」って言いたくなっちゃうものだと思います。
でもね、まずはただ「うん、そうなんだね」と受け止めるだけで十分だったりするみたい。
たとえば、愚痴を言っているとき、ただ「それは大変だったね」と共感するだけで心が軽くなって、その人自身が「いい案」を思いつくことも多かったりしますからね。
2. 感情を共有する力
信頼関係がある関係では、感情を素直に伝えることが大切だと言われています。
たとえば、ある女性がパートナーに「今日、なんだか気分が落ち込んでいる」と正直に話したときに、
パートナーが解決策を提案するのではなく、ただ「そうなんだね、つらいね」と寄り添ってくれた。
そんなとき、それだけで心がふっと軽くなったりしますよね。
それはなぜか。
感情を共有することで、「自分は理解されている」と感じられるから、なんですね。
信頼関係を築きたい人とは、今日感じた「小さな気持ち」を伝えていきましょう。
たとえば、「今日、空がきれいで嬉しかった」「手伝ってくれて嬉しかったよ」など、些細なことでOKです。
とくに「怒っている」「悲しい」などの強い感情だけでなく、「今日はなんとなく寂しい」「特に理由はないけど気分が晴れない」など、小さな感情を共有することが絆を深めます。
感情豊かな女性からすると「言わなくても気づいて欲しい」「汲み取って欲しい」という気持ちが湧いてくることもあると思います。
それも無理のないことではあるのですが、察するということには誤解も生じやすいもの。
上手じゃなくてもいいので「言葉にして伝え合う」ことを積み重ねていくと、絆も深まりやすいようですよ。
また、「今日のよかったこと」を共有するのも効果的。
一日の終わりに、パートナーや友人と「今日あった小さな良いこと」を話し合ってみましょう。
「お昼ごはんが美味しかった」「駅で親切な人に会った」など、どんな小さなことでもOKです。
前向きな気持ちを共有することで、関係もより前向きになりますよ〜。
よかったらお試しくださいね。
3. 「完璧じゃなくていい」と知ること
私たちはつい「理想の自分」を演じようとしますね。
よりよい自分でいたい。
もっと相手を幸せにしてあげたい。笑顔にしてあげたい。迷惑をかけたくない。
そんなお気持ちも愛情の表れ。悪いことではないのです。
ただ、「理想の自分」を掲げすぎると、それがかえって疲れの原因になってしまうことも・・。
信頼関係とは、お互いに完璧である必要はないと認め合えること。
失敗しても、弱さを見せてもいいのです。
できない自分だって、ダメダメな自分だって、愛されてもいいのですよね。
まずは、「うまくやらなきゃ」と思ったとき、「大丈夫、完璧じゃなくてもいい」と自分に優しく声をかけてみましょうね。
ある夫婦はお互いに「今日を完璧に頑張る」ことよりも
「今日もお互い無事でいられたね」と声を掛け合う習慣を大切にしているそう。
失敗しちゃった時には、お互いに笑いに変えたり。
なんか、いいですよねー^^そういう関係。
想像しただけで、なんだかほっこりしちゃいます。
最後に
信頼関係を築くことは、特別なスキルが必要なわけではありません^^
いまのあなたのままで大丈夫。
他の誰かになろうとしなくてもいいのです。
無理をして、役に立たなきゃって追い込まなくても大丈夫^^
大切なのは、自分と相手を大切にする気持ち、素直な気持ちで向き合うこと。
あなたのできる範囲で・・自分と相手を大切にする。(自分を入れてあげてくださいね!重要!)
素直な気持ちで向き合う。よかったら大切にしてみてくださいね。
あなたが、あなたらしくいられる関係性を築けますように。
焦らず、少しずつ、心地よい一歩を踏み出せますように。
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また、崩れてしまった関係を修復したい。
「そうすればうまくいく」と分かっているけれど、なぜか心が抵抗しちゃう・・(あるある)
そんな場合は、よかったらカウンセリングもご活用くださいね。
きっと、そうなってしまうには、あなたなりの理由があるはずですから。
あなた自身を助けながら、関係性も見つめていきましょう^^
2月はバレンタインもありますからね。
関係を深めるにはいい季節〜♪
季節も味方につけていきましょう!
参考になれば幸いです。



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