私はしてあげたのに、彼はどうして私にしてくれないの～期待と失望の心理学～

いつもありがとうございます。
カウンセリングサービス　心理カウンセラー服部希美です。

たとえば・・

私は彼が仕事で悩んでいたときに
親身になって話を聞いてあげたり、
ちょっとでも元気になれるよう、励ましのLINEを送ったり

いっぱいいっぱい、彼をいたわってあげたのに

私が仕事で落ち込んでいるとき
彼は、何にもしてくれないんです。

それどころか・・
「こうしたほうがいいよ」とか
いろいろアドバイスをしてくるんですよね・・。

こういうときって普通、
別にアドバイスなんていらないですよね。

私だったら「そうなんだね」って聞いてあげる。
それ以上のことは言わないと思うんです。

彼は、どうして私の気持ちが分かってくれないんでしょう。
私の気持ちに寄り添ってくれないんでしょう。

彼のことを労わってあげたこと。

それ自体はとても素晴らしいことだし、
あなたの優しさの形だと思うのですよね

でもそれと同じことを「相手に求めてしまう」と、
その優しさがとたんに「取り引き」に変わってしまうのです。

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取り引き、とは

「私はこうしてあげるから、
あなたも、こうしてね」

「私がこうしたんだから、
あなただって、こうしてくれるんでしょ？」

というところで「対等」になっている関係性です。

「支えあう関係性」と「取引」って、すごく誤解しやすいのですが・・

相手の反応をみて
「私は、裏切られた！」といった

人はだれしも、
大切な人にお役に立ちたいと思っていますから

大切に思っている人から
「期待を裏切られた！」って言われて・・
悲しい気持ちにならない人っていないと思うのですね。

でも、相手の「理想像」に自分を合わせ続ける・・なんて
長続きできないことも、分かっている。

だからこそ、相手に期待をすればするほど
関係性が壊れやすくなってしまうんですね。

ではどうして私たちは「期待」をしてしまうのでしょう？

実は「期待のステージ」というのは
心理学では「自立」の最初のステージと言われていまして

「そうなのかな？」と
立ち止まってしまいそうなら、
人の力を借りるのも方法です。

あなたのお話、聞かせてください。
応援していますよ。